蓄積型体験学習支援システム

蓄積型体験学習詳細

TUKASAさんの記録 2011年1月10日(月)
体験分野 学習支援実習 活動の名称 学習支援 実施施設・機関等 長崎県立 長崎北高等学校
実施日 2010年4月21日~2010年12月24日 実施時間 実施回数:25回  実施時間:60時間

活動内容の概要
 活動の概要としては、登校後校門であいさつ運動を行い、職員朝会に出席して、その後自分の配当クラスにて朝のSHRを行いました。
 授業時間は、ほかの先生方の授業を参観させていただいたり、自分の担当の校務分掌の仕事のお手伝い、漢字テストの採点、生活の記録の点検、教材研究などを行い、場合によっては授業をさせていただきました。
 授業後は、生徒と一緒に清掃活動を行い、帰りのSHRを行い、部活動に参加し、下校するというものでした。
活動の総括
 週に一回、高等学校での実習は本当に辛いものであった。まず、附属学校と決定的に異なることは、生徒と過ごす時間が短いことである。附属での実習は、朝、帰りのSHRに加えて、昼食、昼休み、掃除、それ以外にも合唱の朝練習や、放課後の練習でも生徒と関わる時間があった。しかし、今回の実習では自分の配当クラスの生徒たちとかかわるのは、朝、帰りのSHRと、掃除、それからそのクラスの授業だけである。しかも、週に一回となると、慣れてきた頃にはまた一週間の日数が空いてしまう。最後まで「慣れない」実習であったと思う。
 しかし、今回の実習で、教師の本当の「多忙さ」と、「やりがい」を体験したのも事実である。附属の実習では、自分の授業と、クラスの問題にだけ目を向けていれば良かった。だが、実際には仕事は自分の授業やクラスのことだけではない。今回初めて「校務分掌」というものを体験して、そのあまりの煩雑さ、苛酷さに閉口した。例えば、模擬テストを箱から出して、人数分クラスごとに並べ替えたり、図書館の作者目録を作成したりと、これまで気にも留めていなかったような仕事を教師が分担して行っていたという事実に驚いた。また、体育大会では、教師はそれぞれ仕事を負担しており、競技も見られずにずっと駐車場の整備をしている存在がいるということも知った。私が高校生のときには、質問したいときにも教師が職員室におらず「なんで先生ってこんなにつかまらないんだろう。」と思っていたけれど、ここにきてその意味がやっと理解できた。
 授業は、どんどん専門化していく。幸い授業を何度も参観させていただいたことで、高校の授業の様子が自分にもつかめてきた。中学校と、高等学校ではやはり授業の形式や、スピードが全然違う。私が、初めて高等学校で授業をさせていただいたときに、「進学校向きの授業ではないね」という講評をいただいた。実習で学んだ中学校のままの授業ではだめなんだということを学ぶことができた。
 学校にいると、一瞬一瞬がとても短くて、バタバタばたばたと一日が終わってしまう。そして一瞬一瞬の生徒にかかわる責任がとても重い。自分の言葉一つで生徒に影響を与えるという恐怖は、これからも忘れずにいたい。
 私は、この実習に来るまで、中学校の教員になるか、高等学校の教員になるかで悩んでいた。だが、この実習にきて、やはり高等学校の教員になろうと決心することができた。
 教師は多忙で、これから先も自分の時間がどんどん短くなってくる。しかも、相手にかけたものが10ならば、それが10返ってくるような仕事でもない。それでも、目の前の高校生はとても魅力的であった。何とかして困難を乗り越えようとする高校生はとてもいとしかった。彼らと一緒に、私も成長していきたいと改めて思った。彼らの成長に携わりたいと強く思った。辛い仕事だけど、その分こんなにやりがいのある仕事は他にないだろう。
 すべてが満足のいく実習ではなかった。私自身何度も専門性や、集団指導の力不足を痛感した。しかし、自分のいま持っているものと、足りないものが何なのかをはっきりと自覚できる実習であった。ここで学んだことは、きっと四月からの教員生活に役立つと思う。北校に行ってよかったと、心からそう思う。ご指導いただいた北校の先生方、苦しみを共有できた素晴らしい仲間、そしてこんな大学生を「先生」と呼んで慕ってくれた生徒たちに心から感謝したい。
 

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