蓄積型体験学習支援システム

蓄積型体験学習詳細

kaisokuさんの記録 2010年12月21日(火)
体験分野 学習支援実習 活動の名称 学習支援 実施施設・機関等 長与町立 長与第二中学校
実施日 2010年9月17日~2010年11月12日 実施時間 実施回数:7回  実施時間:60時間

活動内容の概要
・特別支援が必要な生徒の学習支援活動(教科問わず)
・専門教科(技術科)の学習支援活動
・朝の挨拶運動への参加
・学級運営への参加(HR、清掃活動など)
・学校運営への参加(各種行事、学校評価アンケート集計など)
・部活指導(野球部)の補助
活動の総括
今回の学習支援実習において学んだことを、計画書で挙げた目標別に以下に記入する。

1.公立中学校における教科指導(技術科)で教師に必要な観点
 今回の実習における技術科の授業は、参加したものがほぼ材料加工の領域であり、参加体験型の授業展開であったので、学ぶことは多かった。その中で私が特に重要だと感じたのは、
①生徒に目標をもたせる授業展開
②進度が遅れている(もしくは授業に参加しない)生徒への対応
の2点である。
 まず前者の場合、生徒に何かを製作させるとき、目標のあるかないかで授業への態度がガラリと変わってくることだ。特に授業に参加しなかったりしている生徒の場合、製作物の設計の段階から授業に消極的であり、本来自分が必要とする製品の設計であるはずが、惰性的にやらされているといった感じで取り組んでいた。しかし、自分が作りたいものを設計し製作している生徒は、製作物の完成度を高めるために教師にいろいろ質問していたり、丁寧な作業を心がけていた。こうしたことから、生徒の授業の積極的参加を促すために、授業の目的や目標をはっきり持たせた上で、授業をおこなっていかなければならないと感じた。
 また、授業に消極的な生徒に関して、私は注意を行うことはできたが、生徒がそれを聞いて作業に取り組むことが一時的なものでしかなかった。このことから、生徒に授業に集中させるための注意の仕方や指導方法をもう少し考えなければいけないと感じた。

2.特別支援活動における教師の役割
 特別支援活動に関して、今回の実習では主免教科以外の教科の授業で特別支援活動を行う機会が多かった。他教科に関してはあまり教科に関する専門性がないので戸惑うことも多かったが、特別支援の必要な生徒への指導を行うことで以下のことを得た。
 まず、特別支援が必要な生徒に対して、私自身が『特別』だと考え、指導をしにくくしていることに気付いた。実習初期では特に、生徒にどのような声かけをしていいか戸惑うことが多かったが、このことは私が生徒に対して配慮をしすぎ(考えすぎ)てしまい、適切な指導ができなかったのではないかと考えられる。
 また、支援が必要な生徒だけでなく、授業を受けているクラス全体への細かな目配りも教員として必要なスキルであることも感じた。特に理科の実験等の授業では、先生は実験に必要な指示を生徒に出しながら、班ごとに実験の進度が遅れないようにフォローする傍ら、支援が必要な生徒に関しても指導を行っていた。このような目配りの仕方を、私は今後心がけていきたいと考える。

3.行事等を通した生徒に対する教師のかかわり方や姿勢
 本実習では体育祭や文化祭(合唱コンクール)の準備や運営・指導に関わり、教師の関わり方等を間近で見ることにより、さまざまなことを学んだ。
 まず、行事運営の観点から、教員ひとりひとりが役割を分担し、自分のすべきことを迅速かつ正確に行動していた。また生徒への指示も的確であり、生徒たちの混乱はほとんどなく、スムーズな作業を行えていた。また、何か問題があればすぐに教員同士で話し合い、解決していた。これらのことは行事運営に関して非常に重要なことであり、私も実際の活動に参加してそれを実感した。
 教師の生徒に対する関わり方の観点から、長与第二中学校の教員の関わり方の印象として『生徒の日ごろの成果を最大限引きだすための最大限の努力』を心がけている印象を強く受けた。特に文化祭の発表練習のときなどは、発表を成功させるために生徒に厳しく指導していたり、足りないところを分析してすぐに練習しており、教師の熱意というものが私には強く感じられた。また、職員室などにおいても、先生方は生徒のよいところや成長した部分をよく話されており、こういった生徒への姿勢を私は身に付けたいと感じた。

4.学校全体の教科外指導(生活指導など)への取り組み方
 長与第二中学校では、朝の挨拶運動を行っていることに代表されるように、挨拶に関する指導に非常に力を入れていた。学校のどこでも生徒とすれ違った時に挨拶すると、大きな声で挨拶を返してきてくれたり、向こうから進んで挨拶する場面も多くあり、私の横を無言で素通りする生徒はいなかった。この活動は地域や保護者の方々にも理解されており、学校行事などで地域や保護者の方々も必ず挨拶を生徒たちにするよう心がけているように感じられた。こうした学校が軸となり保護者や地域を巻き込んだ活動は非常に効果的であることがわかった。

5.まとめ
 学習支援活動を総括して、私は以上のようなことを学ぶことができたが、それ以上に有益なことがあった。それは実際現場で教育に携わる人たちの教育観や指導観を話す機会があったということだ。大学で勉強している中ではまずない経験である。特にある先生が仰っていた『生徒のためを思って教師は活動できるかが大切。生徒が朝6時に学校に来たいと言えば、朝6時より前に学校に来て生徒を迎えられるか。そういった生徒に対する熱意が重要。』という言葉は、私の教育観を見直さなければならないほど強烈な言葉であった。そして、私も生徒のためを第一に思って行動できる教師になりたいと感じた。この学習支援実習で生かした経験を大切にしながら、教育という仕事にこれから携わっていきたいと思う。

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