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蓄積型体験学習詳細
| 体験分野 学習支援実習 |
活動の名称 学習支援実習 |
実施施設・機関等 長崎市教育研究所 適応指導教室 |
| 実施日 2020年9月9日~2020年9月24日 |
実施時間 実施回数:5回 実施時間:21時間 |
活動内容の概要
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・行事への参加
(図書館への引率)
・休み時間(空き時間)や昼休みにおける生徒との関り
(昼食、ゲーム等)
・活動への参加
(クリエイトタイム、個別課題、ふれあいタイム) |
活動の総括
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1.「ひかり」の特性を理解する
「ひかり」の時間割は通常の学校とは異なりクリエイトタイム・個別課題・ふれあいタイムで構成されておりその内容としては、クリエイトタイムではアナログゲーム等を用いたレクリエーション活動、個別課題は個人の勉強や趣味活動、ふれあいタイムは運動を行う。クリエイトタイムは一見するとゲームで遊ぶだけの時間の様に感じるかもしれないが、私はこれをゲームを通して生徒が自己表現を行いコミュニケーション能力を養うことが出来る場であると感じた。「ひかり」の生徒の中には口数が多いとは言えず人前で話すことが苦手な子もいるようであるが、学校の授業中に挙手をして自分の考えや意見を発表することもあまり得意とは言えないのではないだろうか。しかしこれが授業と言う枠組みの中では無く、遊びの場であったなら多少緊張は緩和され、明確な誤答も存在せず、挙手をする必要も無い為大きな注目を受けることも無い。それによって、クリエイトタイムでは生徒が授業の様にしがらみを感じることが少なく、自分の意見や気持ちを表現しやすい場となるのではないだろうか。
個別課題は各個人で勉強を行う時間と設定されてはいるが、勉強を強制するわけではなく勉強以外に読書や絵を描くなど自分の好きな活動をすることが可能である。これは、不登校を問題行動とはみなさず学校にこだわらない「ひかり」ならではの方針であり、生徒の自主性を尊重する時間であると思われる。
ふれあいタイムは体育のように運動を行うのだが、あくまで授業とは異なったものであるためルールを覚えることや課題に挑戦することを目的にはしておらず、楽しみながら運動を行うことで集団における立ち振る舞いを学びながら自主性や自立性を育むことが出来ると考える。スポーツではチームプレイを円滑に行うために他者と協力する姿勢や他者への信頼感を養うことに繋がり、勿論学校に行くことが少ない生徒達にとって重要な運動の機会を与える。「ひかり」の生徒は運動に消極的でふれあいタイムに参加する子は少ないのではないかと先入観を持っていたが、ふれあいタイムを実施する曜日の方が教室に来る生徒は多く運動を楽しんでいる様子も観察出来た事から、「ひかり」に通う生徒と通常の学校に通う生徒との間に大きな違いは無く先入観に囚われないことの大切さを知った。
附属小・中学校を例として通常の学級と「ひかり」を比較してみると、「ひかり」では生徒同士、教職員と生徒との距離感が近くより密接な関係であると感じた。無論、生徒と教職員の間に一定の線引きは有るのだが、クリエイトタイムやふれあいタイムでは通常の学級よりも友達同士の様に仲が良い雰囲気に溢れていた。また、教室内は大きなテーブルを大人と子供で円になって囲むような配置がされており、教職員が生徒と同じ目線となるようになっていたが、これらの距離の近さは生徒に「ひかり」という居場所を提供し、そこが安心できる場であると伝えることに繋がるのではないだろうか。
2.児童生徒と信頼関係を築く
実習の目標として、心理的・情緒的理由で学校を欠席している子ども達にとって知らない大人でる大学生は警戒心や恐怖心を抱いてしまう存在であるかもしれないと述べたが、「ひかり」に行くと寧ろ生徒の方から私に話しかけてくれ、結果としてこちらが緊張を解してもらい助けられることになった。実習初日に職員の方から生徒とどんどん関りを持つようにとご助言を頂き、私からも生徒に話しかけるよう心掛けていると徐々に信頼関係を築くことが出来ていると感じた。先述の通り生徒と教職員が近い関係にあるが、当初は生徒を呼ぶ際に職員の方と同じ呼び名ではなく苗字で呼ぶようにしていた。しかし、実習二回目で私のことを下の名前で呼んでくれる生徒が出てきたため私も教職員の方と同様に下の名前で多くの生徒を呼ぶようになってからより深い関係を築けてきていると感じた。また、私がゲームのルールを知らない場合でも丁寧に教えてくれたり、ゲームに慣れてくるとそれを喜んでくれたりと遊びの中でより一層信頼関係を強く感じた。
3.ニーズを理解し適切な支援を行う
生徒が「ひかり」に通うことになった理由を理解することは十分に達成することが出来なかったが、実習を重ねる内に一人一人の特性を把握して個人に合った接し方を行えるようになっていったと思う。図書館の引率では読みたい本を探すのに戸惑っている生徒に私が読む本のジャンルや生徒が好きな本のジャンルに関係するものを薦め図書探しの手助けを行った。生徒の悩みに対しては教職員の方がどの程度までアドバイスをして、どの程度までは生徒自身で解決するように向かわせているのかを参考に、自身の経験や考えを基に踏み込み過ぎない範囲で助言をした。また、人前で大きな声で話す事や話を人に聞かれることが苦手と思われる生徒と話す際は周りが別のことに集中している時に話しかけたり、距離を近くすることで小さな声でも話が出来るようにしたり、逆に話す事が好きな生徒にはこちらの考えや意見は最小限に止めたりすることで生徒に合った接し方となるよう意識した。
「ひかり」での実習は通常の学校とは異なった教育の場を知ることが出来た充実したものであった。この実習で得た経験や自分自身に生まれた課題を基に今後の学生生活に活かしたいと思う。また、新型コロナウイルスの影響で実習時間が増えた事を当初はポジティブに受け取っていなかったが、実習を終えてみると寧ろ時間が足りないと感じ、非常に名残惜しく思う。もしまた機会を頂けるのであれば「ひかり」で子ども達と関わりたいと思う。適応指導教室「ひかり」に関わる教職員の方々、子ども達には本当にお世話になりました。ありがとうございました。 |
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