蓄積型体験学習支援システム

蓄積型体験学習詳細

なかさんの記録 2020年11月25日(水)
体験分野 離島実習 活動の名称 離島・へき地実習 実施施設・機関等 平戸市立 大島小学校
実施日 2020年11月16日~2020年11月20日 実施時間 実施回数:5回  実施時間:42.5時間

活動内容の概要
・授業中のサポート(丸付け、個別支援)
・児童や地域の方との触れ合い
・地域理解学習
・集団登校の見守り
・クラブ活動の補助
活動の総括
1.「離島地区ならではの学校経営について学ぶ」」について
 大島小学校では、鼓笛隊と島っ子という独自の教育活動を行っていました。鼓笛は児童が主体的に進めており、上級生が下級生に演奏方法や楽器の手入れ方法を教えていました。教えている上級生も上の学年から代々教えられていて、伝統の継承を目の当たりにしました。先生方は活動の様子を見守りつつ、音楽科の内容を活用させて指導をしていました。鼓笛の指導でありながら教科指導を行うことで、より生きた力を身につけることができると学びました。また、児童が主体となって行われていたので、相手のことを考えたり同じ目標に向かって取り組んだりすることができると思いました。
 伝統的な教育を行うにあたって、自分自身がその歴史を知っておくべきだと学びました。鼓笛隊であれば、どうして行われているのか、その背景は何か、などを知ることで、自身が意義を感じながら指導を進めることができると思いました。伝統の継承は難しいですが、途切れさせないことが一番大事だと、地域理解学習の中で学びました。私も教員になって勤務地の地域のことは積極的に学び、その伝統を守る気持ちを忘れないようにしたいです。
 また、大島小学校は複式学級で、他学年との交流が多いと思いました。集団登下校や縦割り遊びなど、全学年で関わりがあり、高学年であれば下級生を気がける様子が見られ、低学年であれば上級生を頼りながらもたまに注意するという様子が見られました。そのため、本当の兄弟のような関わりで、お互いに信頼し合っている姿が印象的でした。同学年だけでなく様々な年齢の子と関わることで、思いやりや協調性、コミュニケーション能力を身につけることができる環境だと思いました。

2.「子どもと関わる中で、支援が必要な子どもに対して適切な手立てや対応を行う」について
 授業時に、児童によっては活動に行き詰ったり次の活動への実行がなかなか進まなかったりした児童がいました。その際、先生方はヒントを出したり指示を明確に行ったりして対応をしていました。2学年をわたりながら授業を行う時は、児童が見通しをもてるように一つ先の指示まで行い授業を進めていました。同時に授業が進むので、それぞれの学年、児童の進捗状況を把握しながら授業を行うことが大切だと学びました。また、ワークシートの難易度によってすぐできる子もいれば難しい子もいるので、一人一人の学習状況やどこまでの理解力があるかを考慮して事前準備を行うべきだと分かりました。
 個人活動の時に手が止まっていた児童の個別支援を行いましたが、その時々で児童が何に対して疑問を持っているのか、何が分かっていないのかを分析して支援を行うことが大切だと実感しました。黒板の字を写す時に何を写すべきか悩んでいる児童には、ノートと黒板を対比させて写す場所を視覚的に理解できるようにしました。児童が「分かった」や「できた」と言った時は、とても嬉しかったです。
 特別支援学級での授業の様子も観察し、各個人に合わせて提示する教材や問いかけ方を工夫することが大切だと改めて実感しました。また、学習だけでなく体を使った活動を取り入れることで自分の体について把握することができ、平衡感覚などを身につけることができると思いました。3人ですごろくを行った時は、準備・片づけを一緒にすることで協力する、ゲームを通して相手の意見を聞く、自分の考えを言葉で説明するなどができており、誰かと一緒に活動する時間の必要性を感じました。保護者や地域の方への理解啓発については、話をたくさんすること、聞くことや保護者の気持ちを受け入れるなどを行うことが大切だと学びました。理解を促すことはなかなか難しいものの、少しずつ知ってもらうべきだと思いました。

3.「地域交流の進め方を学ぶ」について
 大島小学校では地域の方々と教育活動を進めることが多かった印象です。集団登校の見守りや読み聞かせのボランティア、クラブ活動での支援など、地域の方が加わり活動を行っていました。これだけ地域と密に関わることができるのは、日頃から教員自身が地域の方々と交流を行っているからだと考えます。学校のことだけでなく、他愛のない話をしたり地域の行事等に参加したりして、信頼関係を築くことが大切だと分かりました。地域交流を進めるにあたっては、地域の方もその活動の意義等を把握するべきなので、事前にたくさん話し合うことや情報共有をすることを私自身も心がけたいです。
また、給食センターと連携し、学校で収穫した野菜を給食で使用することで、活動の一貫性が生まれると思いました。児童たちも「早くみんなに食べてもらいたい」と言っていたように、その学年で終わらせるのではなく、全校で共有することで食べ物の大切さや誰かに喜んでもらう嬉しさなどを感じられると思いました。このように、様々な関係機関とも繋がることで、教育の幅が広がると学びました。
 地域の方が「子どもの姿を見ると元気になる」とおっしゃっていましたが、地域と共に子どもを育てることは地域の活性化にも繋がり、子どもたちも自分の住んでいる場所に愛着を持つことができると考えます。島だけでなく本土の学校でも通じることなので、学校内だけでなく様々な人や機関と繋がる必要性を感じました。

 大島小学校での実習を終えて、子どもたちの優しさや温かさは島全体で作り上げられたものだと感じています。島の人々が優しいから、子どもたちも同じように優しく純粋な気持ちをもって成長していると思いました。離島である制限もたくさんありますが、離島だからできることや大島であるからできることがそれ以上にありました。また、自分自身も離島出身でありますが、その子が将来島を出ても幸せに過ごせる教育が必要だと改めて感じました。そのために、学校全体で一人一人を伸ばす教育を考えていくことが大切だと思いました。教員になり離島勤務になったら、大島小学校で学んだことをたくさん生かしていきます。
 今回コロナ禍の中、大変な状況下でありながらも実習を受け入れて下さったことに心より感謝しています。大島小学校で実習ができて良かったです。

←戻る

トップページへ戻る

ID:
パスワード:

ガイド
ファイルダウンロード
  • 現在登録されておりません。
 一覧を見る
リンク

長崎大学教育学部教育実践総合研究棟事務室 〒852-8521 長崎市文教町1-14 TEL 095-819-2291 FAX 095-819-2292
Copyright© 2005 Faculty of Education,Nagasaki University.All Rights Reserved