蓄積型体験学習支援システム

蓄積型体験学習詳細

藍染 惣右介さんの記録 2021年10月23日(土)
体験分野 学習支援実習 活動の名称 学習支援実習 実施施設・機関等 長崎市立 鳴見台小学校
実施日 2021年9月14日~2021年10月17日 実施時間 実施回数:3回  実施時間:20時間

活動内容の概要
【活動内容の概要】
・授業中のサポート
→机間巡視、教材の丸付け、体育では一緒に運動

・休み時間
→児童との交流、給食(黙食)、昼休みは外遊びなど

・運動会の手伝い
→係仕事の補助、児童のサポート、用具の準備など
活動の総括
【活動の総括】
①学校現場での教師の動きを観察・体感する
 これまでの学習支援実習では特別支援学級や2,3,5年生と幅広く見てきたが、どこのクラスもそれぞれの特徴や先生方の教え方、教室のつくり方(掲示物等)も様々だったと思う。この①では、主に学校での教師の動きについて自分の実習記録を基に振り返っていきたい。
 まず、朝の時間では校長先生は校門前にて挨拶活動をしており、クラスを受け持つ担任の先生方は教室で児童の宿題の丸付けをしたり、事務作業をしていた。職員室では、教頭先生が児童の欠席連絡に対応をしていて、先生同士で情報を共有する場面が度々見られた。授業では準備していた教材を活用し、机間指導で児童の学習具合を確認していた。
 そして、休み時間になると担任の先生は事務作業を教室で行う場合もあれば、児童と交流をしていることも多かった。私は、担任の先生からの声掛け(「大学生の先生と遊んでもらいましょう」)もあって、一緒に児童と遊ぶことがほとんどだった。給食の時間では、黙食が実践されていたため、先生から静かに食べるよう指導が入ったり、時間内に食べれるように児童に促していた。昼休みは、児童と一緒に遊んだり、恐らくクラスの出し物の練習(ピアノ)をサポートする先生もいた。
 授業が終わり、児童が帰宅してからは、職員室に戻って作業を行う先生が多かったと思う。ここまで先生方の動きを振り返ってきたが、特に印象に残っているのが、特別支援学級を担当する先生方のこまめな情報共有である。実習初日に、私は特別支援学級を見たのだが、この時間にはこの子に、次の時間ではこの子には○○をさせましょう、など頻繁に先生同士で誰がどの児童のサポートにつくか、次の時間ではどんな活動をさせるのかを臨機応変に対応するために、情報共有を図っていた。特別支援学級では確かに、通常学級と違って児童への対応も様々で異なるので複数の先生で協力する体制が整っていないと、安全管理や学級経営は成り立たなくなる可能性がある。先生同士で児童の情報を共有しておくことは大切であると改めてこの実習で認識した。

②その学校の伝統・特徴を学ぶ
 私が実習で行った日と被ってはいなかったのだが、鳴見台小学校ではお米を児童が育て、作り、収穫し、食べるところまでの一連の流れと行事が設定されている。主に5年生で米作りに関する行事(どろりんピック、稲刈り、収穫祭など)が多くなるのだが、この米作りを経験することで私もそうだったがお米を作ることの大変さや農家の人々の苦労、食べ物への感謝の気持ちが身に染みて分かるようになった。また、食育にも繋がり、伝統を知る機会にもなるので、米作りを体験することは児童にとっても教職員にとっても、とても有意義で貴重な行事だと思う。
 あと、特徴について、鳴見台小学校の児童はとにかく元気で一生懸命というイメージが私にはある。なぜかというと、実習で子どもたちとの様子を見たり、触れ合ったりすることで体感したということもあるのだが、極めつけは運動会だった。同じ組(赤組、白組)の他学年の子を応援したり、児童らで考えた運動会のテーマが「勝ってても 負けてても 最後までがんばれ 鳴見っ子」と設定されていていたので、勝ち負けも大切だが、自分たちが一生懸命本気で演技・競技に取り組もうという意志が感じられた。実際、運動会での子どもたちの様子は、本気で踊ったり、走ったりなど見ていても子どもたちの努力が伝わるパフォーマンスだった。
 やはり、学校の伝統や特徴を一番知ることができる機会は「行事」であるとこれまでの実習を通して実感した。赴任したてや実習で初めて行くような学校であっても、まずは、子どもたちや教師を見て、どんな学校なのか、何を伝統にして重んじているのかを知り、また、行事に携われる機会があれば積極的に関わって、その学校の特色に合った教育活動が出来るようになりたい。

③授業の構成を学ぶ
 実習で見た学年が幅広かったので、授業の仕方や内容も様々だった。
 まず、特別支援では通常学級に比べて学習内容が多くなく、進度も早いわけではなかった。先生に話を聞いたところ、集中力を保つことが難しかったり、機嫌を損ねてしまうと帰ってしまう児童もいるので児童に無理がなく、機嫌を損なわない程度に授業中の時間であっても、ある程度学習が進めばトランプ等遊びを取り入れていた。また、児童1人に対して1人の教師がつく体制だった(私も1人の児童についていた。)ので、サポートはしやすいと思っていたのだが、思うようにならなかったり、児童から急な言動が出ることも多々あったのでとても大変だった。しかし、こういった問題に直面し、経験をしたおかげで、通常学級と特別支援学級とでは授業の仕方、児童へのサポートの程度や方法も全然異なることを実感できた。
 次に、通常学級についてだが、低学年を主に見ていたこともあってか、どこのクラスも教室の掲示物や先生の板書、教材に書かれている文字がとても大きく、分かりやすかった。授業の進め方は復習(児童に発表してもらう等)から始めたり、さっそく本題の内容に入るなど先生によって多種多様だった。ただ、1つ明らかに共通していたことが、学習内容での抑えるべきポイントはしっかり指導していることだった。私が見た授業で、算数(引き算の筆算)の時間があったのだが、繰り下がりの際に必ずその過程を表す数字も書くようにと教えていて、私が宿題の丸付けをするときも先生から「繰り下がりの時にちゃんと数字が書けていない人は付箋を貼っておいて」と言われた。授業の導入の仕方、方法は様々であっても軸となる学習内容の中でも重要なポイントは絶対に落とせないのだと、先生方の授業やお話を聞いて思った。
 最後に教材について、印象に残ったことがICTを活用していたことである。私が見た授業だと音楽でクロームブックの画面上にピアノの鍵盤を出して用いたり、国語で漢字の学習の際に、書き順が示される画面を教室に設置されているモニターに写して教師と児童が一緒に書き順を確認していた(空書き)。他にも、運動会の時には保護者への配信の為に電子端末を用いての撮影を先生方が行っていた。このように、授業内容や目的によって上手くICTが活用されていたので、効率化を図れたり、児童の学習のしやすさにも影響していたのではないかと私は思っている。しかし、そうなる為には、教師がまずICTについて勉強し、学習手段としてどう用いるのか、ただの便利な遊び道具にならないようにどう使わせるのかなど、理解したうえで授業や活動の中でICTを活用していくと良いはずだ。私も、大学の講義でICTをどう活用するのか、活用する際の注意点などまだまだ勉強中だが、来年の教育実習や実際に現場に出た時でも、初めは子どもたちの実態を考慮してから、どう活用していくのかを考えていきたい。授業実践についても、これまでの学習支援実習で学んだことを来年度の教育実習で参考にし、活かせるように今後も私自身勉強を続けていこうと思う。

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