蓄積型体験学習支援システム

蓄積型体験学習詳細

みなみさんの記録 2021年10月3日(日)
体験分野 学習支援実習 活動の名称 蓄積型体験学習 実施施設・機関等 長崎市立 西坂小学校
実施日 2021年9月27日~2021年10月1日 実施時間 実施回数:5回  実施時間:40時間

活動内容の概要
・朝の会前の児童との触れ合い
 (朝遊び、課題提出の支援)
・授業中のサポート
 (まる付け、個別指導)
・休み時間やお昼休みにおける児童との触れ合い
 (課題提出の支援、給食指導、遊び、音読暗唱のチェックテスト)
・放課後の児童との触れ合い
 (見送り)
・放課後の作業
 (印刷、まる付け、掲示板の掲示物貼り換え、掃除)
・担任の先生との話し合い
 (実習日に感じた事、疑問などを聞く)
活動の総括
1.“学級運営について学ぶ”について
 私は今回、小学2年生のクラスに配当となり、約1週間朝の会から帰りの会まで一緒に過ごすことが出来た。その中で、とても印象的であった学級運営についての学びが2つある。1つ目は、「頑張っている人が得をする」学級経営についてである。連帯責任として全員を指導する場面もあっていいが、たまにはその児童のみ指導し、しっかりと出来ていた児童が得をする、例えば早く休み時間をすることが出来る、早く帰ることが出来る等の工夫も大切であると感じた。そうでなければ、頑張っている児童が頑張っているのに指導されてしまう状態が続き、頑張らなくていいやという発想になりかねない。それは大変残念なことである。「頑張っていると良いことがある」「頑張っている姿を先生は見てくれている」そのように児童が思えるよう、指導の仕方にも工夫が必要であると感じた。
 2つ目は、「1人1人に活躍の場がある」学級経営である。1週間クラスで過ごす中で、全員がクラスの中で活躍できる場があったように思う。みんなの前で、お手本としてロールプレイをする場面、体育でお手本としてみんなの前で披露する場面、全校生徒の前で英語を披露する場面、挨拶をみんなの前で褒められる場面、制作した版画をみんなの前で良い例として紹介される場面など、どんな小さなことでもクラスに「認められる」経験が1人1人にあった。誰かに認められることは、大人でも嬉しいことであり、また認められたい、あるいは安心して過ごすことが出来ると思う。また、そのように「認められる」経験の上に安心して過ごせるという感覚があるからこそ、何かに挑戦したり、あるいは失敗することもできるのだと思う。今回の実習を通して、そのように子ども達が失敗を恐れずに挑戦する姿がたくさん見られた。そのような姿が、子ども達の将来のためにも必要であり、その姿を引き出すことが出来る教師でありたいと感じた。
2.“子ども達と積極的に関わる”について
 今回の実習では、今までの実習と比べても1番多く子ども達と関わることが出来たように思う。積極的に子ども達と関わる中で、印象的であった学びが2つある。1つ目は、場面ごとで子ども達を指導することの難しさである。例えば、支援を要する児童が授業中になかなか活動を始めることが出来ない場面でどのように対応するか、休み時間に子どもたち同士でケンカが始まった場面でどのように対応すべきか、すぐに手が出てしまう児童へどう対応すべきか、といったことが私の中で難しいと感じた場面である。教員採用試験の2次試験でも場面指導といって「○○の場合、どう対応しますか」などと問われ、そのような場面指導の対策をしてきたが、それとこれとはやはり全く違うものであった。正解は1つではないと思うが、場面指導の勉強をする時は、目の前にそのような子ども達がいるわけではないので、あまり想像することが出来ず、「Aの場合はBをする」等と大きな答えは決まっているように感じた。しかし、いざ子ども達を目の前にすると、当たり前だが1人1人性格も異なり、その背景も異なる。理論的なことだけでは、対応することは難しい事を学んだ。
 2つ目は、支援を要する児童への対応である。私は、特別支援の免許を持っておらず、なかなか特別支援について学ぶ機会がなかった。それを言い訳にしてはいけないが、特別支援について、あるいは障害について私自身あまり知識がない事を実感した。そして初めて、そのような児童と共に1日を過ごすという経験をした。初めは、どうしたらいいのか分からず何をすることもできなかった。しかし、先生方の対応を見たり、先生に聞いてみることで、段々とその子が出来ること、難しい事、ここまではやらなければならないことを知り、難しい事をいかに「出来ること」に変えられるか、「出来ること」をいかに伸ばせるか、それらを達成するためのプロセスは数多くあると感じた。また、支援を要する児童もそうでない児童も同じ教室で同じ時間を過ごす。1人1人が安心して楽しく教室で過ごせるように、例えば朝の会で今日の時間割を確認し、見通しを持つことや、西坂小学校は白や黄色のチョークを主に使用するなど板書も工夫されていた。そのような工夫のおかげで、1人1人が過ごしやすい環境づくり、いわゆるインクルーシブ教育に繋がっていくのではないかと感じた。

3."魅力ある授業を学ぶ"について
 1週間実習を行う中で、授業内外での様々な工夫を見ることが出来た。例えば、体育で運動場に出る前に活動の留意事項や順番を全体で確認する。そうすることで、運動場で指示が通りづらくなってしまうことを防ぐことが出来る。音楽の時間では、休み時間の間に楽器を準備しておきスムーズに授業を行えるようにする。しかし、手元に楽器があるとやはり触って音を出したくなってしまうので、音を出していい場面、出してはいけない場面を明確にし、ルールを徹底することで流れを止めて注意することなく授業を進めることが出来る。
 また、投影機を用いて資料や手元の作業を電子黒板に大きく映し、活動の共通理解を図る工夫は、ほとんどの授業時に見られた。確かに、口頭だけで説明されると大人でもよく理解できない場面は多くある。視覚的に指示を示すことで、特に低学年で「聞く」ことが苦手な児童にとっても理解しやすい状況が出来ると感じた。その他にも、西坂小学校はインクルーシブ教育の一環として、全員が黒板を見えやすく出来るよう板書の際に主に白色と黄色のチョークのみを使用することや、授業の初めには前時の復習を行った後に本時の内容に取り掛かるという授業形態の統一など様々な工夫を行っていた。このように学校全体で統一されていると、子ども達も学年が上がるごとに混乱することなく、安心して取り組むことが出来る。そのような工夫が子ども達1人1人の興味関心を引き、分かりやすい授業、魅力的な授業を作り上げているのだと実感することが出来た。

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