蓄積型体験学習支援システム

蓄積型体験学習詳細

Monroeさんの記録 2010年10月5日(火)
体験分野 ボランティア実習 活動の名称 病院ボランティア 実施施設・機関等 長崎大学病院 病院ボランティア
実施日 2010年8月16日~2010年9月27日 実施時間 実施回数:10回  実施時間:25.5時間

活動内容の概要
●巡回図書
・各階に本を乗せたカートを持って行き、病室をまわる。
・貸し出し、返却を行う。
・階ごとに貸し出しノートがあるので、それに名前を記入したり返却の日付を記入する。
・スタッフステーションに返却してある本のチェックを行う。
・寄贈してくださる患者さんがいるので、ボランティア室に持って帰る。
●子ども広場
・6階東の談話室にて、子どもたちと遊ぶ。
・絵本、おもちゃ、歌、手遊び、工作など、その日のボランティアさんによって異なる。
●患者さんの話し相手
・病室をまわったときに、お話をする。昔話、患者さんの経験などを聞く。
●リハビリ送迎
・患者さんを病室からリハビリ室まで送迎する。
・車椅子体験し、押すために必要なことを知る。
●買い物
・患者さんに付き添って、買い物に行く。
●洗濯
・洗濯をいつ行うか、患者さんと打ち合わせをする。
・依頼されたときに行う。
●ピーターパン
・外部のボランティア団体さんと一緒に、子どもたちと遊ぶ。
●絵手紙教室
・実物を目の前にして、好きなものをはがきに描く。
●折り紙
・季節に応じて作る。
・展示用や、プレゼントする。
●イベントの準備
・季節ごとで行うイベントのための準備を行う。
・ティータイムで歌う歌詞の作成。
活動の総括
 ボランティア活動を通して感じ、学んだことを実習前に作成した計画書に基づいて振り返る。

1・患者さんと医師、看護師の関係について
 患者さんにとって医師や看護師は病院では一番身近な存在であると思う。共に理解し合うことにより、治療がスムーズに行えるのではないかと思った。
 医師や看護師は、患者さんとよく話を行っているようだった。患者さんの悩みや愚痴、現状などを話されている場面をよく見た。日々の健康状態のチェックを通して、患者さんと看護師は、より近い関係になっているようだった。病室に入ると、楽しそうに会話される様子も見られた。
 患者さんによっては、上手く人間関係が築けず、「私は先生に見放されている」といわれる方もいた。だが、多くの方は医師や看護師が良き話相手であり、孤立した感じではなく、医師・看護師と共に入院生活を送っているというように感じた。
 また、自分の病室の階でリハビリされる方がいて、先生たちと一緒に歩いたりしていた。先生は患者さんを支え、患者さんは先生を頼りにしている感じで、二人三脚で入院生活を送っているように見えた。 
 それから、看護師は患者さんのお見舞いの状況により、リハビリの時間をずらすように打ち合ってみたりするなど、患者さんにとってベストな方法を臨機応変に取られていた。病院の都合だけではなく、患者さんに寄り添った看護であるということを知った。


2・患者さんとボランティアさんについて
●関係・役割
 患者さんにとってボランティアさんは良き話し相手であると思う。「おしゃべり好きだから」といって、長時間話をしたことがあった。看護師さんなどとも話はされるが、自分ひとりとずっと居るわけにはいかないので、そういうときにはうってつけの役なのだと思った。話されているときの患者さんの顔は生き生きしていた。話を聞いている私自身にとっては知らないことであったり、患者さんの人生経験だったりするので、生きる上で役に立ちそうな知識を知った。単に話をするということであるが、患者さんにとっては時間つぶしになり、私にとっては新たな考えにふれるいい機会であった。
 また、数回同じ階に行くことがあると、患者さんの中には私のことを覚えてくださる人がいたり、本をもってまわると「来た」といって楽しみにしている方もたくさんいた。病室で過ごす時間はとても暇で長いらしく、本は絶好の暇をつぶす道具のようだった。本の種類が豊富なため、患者さんにはよく利用してもらっていた。階によって、本の興味が異なり、患者さんに合うものを持っていこうとすることが大事なのだと知った。前回借りられなくても、その人にと思って持っていった本があると「借りる」と言ってもらえたりしたので嬉しかった。
 それから、患者さんが読み終わった本を寄贈してもらうことが多くあった。患者さんを思って巡回図書をし何かを提供することがボランティアの役目であり、一方通行のものであると思っていたのだが、寄贈してもらうことによって、このボランティアが成り立っていると言うことを知った。患者さんに人気の雑誌も多く寄贈してもらえたり、人気の作家さんの本もたくさんあり、「この本いいよ」と言って渡されたりした。寄贈によって、この活動はより生き生きしてくるし、後々に利用されるかたに多くのバトンが渡されているんだなと思った。患者さんとの相互作用によって、ボランティアの活動は生きてくるのだと実感した。

●ボランティア活動と入院生活
 活動には、上記の概要などたくさんあるが、それらの活動は患者さんの入院生活の身の回りのことをサポートしていると思う。買い物や洗濯など一人では行えないことをしたり、安全性を確保するためにリハビリ送迎をおこなったりと、患者さんに寄り添った、そして欠かせないことをしているのではないかと思う。
 孤独になりがちな入院生活が、ボランティアさんが巡回図書で各階を回ったり、身の回りのことをサポートすることによって、人と関わる機会が増え、多少の孤独感を消せるのではないかと思う。
 また、巡回図書でいくと「暇つぶしにいい」と言って借りられる方がたくさんいる。この活動自体を知らない患者さんもいるが、行くことによって利用しようと思われる方がたくさんいた。
 何もない入院生活が、ボランティアの活動があることにより、少し生き生きしたものになるのではないかと考える。ティータイムや絵手紙教室など、歌ったり手を動かしたりと活動的なものがあるし、子どもたちにとっては子ども広場があり、病室にはないおもちゃがあったり、同年代の子どもたちと一緒に遊べたりする。
 病室だけではない空間を提供できるのがボランティアの活動にある。そういう活動が、患者さんの入院生活を支えてるのではないかと思った。

3・ボランティア活動をして
 病院は治療する場所であり、医師や看護師など専門職でないと活躍できないところであると思っていた。だが、活動してみたことにより、患者さんにとってはとても大切な役割を果たしているのが、ボランティアさんであると知ることができた。患者さんと接することから、患者さんのためのイベントの計画やその準備、病院内の季節に合わせた展示物制作など、表に現れる活動から、裏での活動もあり、地道な活動の積み重ねで成立しているものもたくさんあると分かった。
 また、多くの人とかかわることができた。様々な人の考えに触れ、自分自身が考えさせられることがあったり、子どもたちと触れ合うことで自分が子どもと関わることが好きなんだということを改めて感じることができた。人と出会うということは、素敵なことだなと思った。とてもいい経験ができた。このボランティア活動を選択してよかったなと思った。ここで得たものをこれからの人生に活かしていきたいと思う。
 

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