蓄積型体験学習支援システム

蓄積型体験学習詳細

Kanoさんの記録 2022年11月10日(木)
体験分野 その他の実習 活動の名称 野外体験学習 実施施設・機関等 土井首小学校(野外体験)
実施日 2022年9月7日~2022年9月9日 実施時間 実施回数:1回  実施時間:15時間

活動内容の概要
・野外活動中のサポート
・宿泊施設内でのサポート
・お茶づくり
・イニチアチブゲームの実施
活動の総括
1.適切な支援方法 について
 土井首小学校には情緒面で困難を持つ児童や、活動のひとつである長崎トレッキングにおいて体力面に自信のない児童が複数人在籍していた。そのような子どもたちに関しては、その場に応じて臨機応変に対応もしていたが、普段の学校生活の様子から、計画されている活動のどの部分でどのような支援が必要であるのか、事前に予測し、支援案を立てていた。例えば、長崎トレッキングでは、体力面が不安な児童が列から遅れることが予想された。そのため、児童が列から遅れている場合、基本的にはグループ全体の歩みをその児童に合わせてみんなで歩く、大幅に遅れそうなら、自分の後ろのグループの先導をしている先生に児童を託すというものだった。しかし、野外活動では、予測していない事態が起こることもあり、その場で適切な支援を求められることもあった。自分自身も実際にその場に滞在して現場の先生の様子を観察して、適切な支援をするには、ほかの先生と情報共有して連携をとることが必要なのではないかと考えた。自分ひとりで支援できる場合もあるが、野外活動では、自分ひとりで担当の児童をずっと見続けられるわけではないので、ほかの先生方と協力して、どんな場においても児童にとって適切な支援が継続的に行われているような状況を作ることが必要であるように感じた。
 また、学外という特別な環境下での学びの深め方について、児童の新しい発見を大切にすることで学びを深めているように感じた。特別な環境であるため児童は活発に周りを見ていて新しい刺激をうけていた。そして、よく先生に発見したことを報告しに来ていた。先生はそれを受け止め、褒めたり、新たな問いを与えたりしていた。これによって児童はさらに新しい発見をしようと視野を広げたり、考えたりして学びを深めるのではないかと考えた。

2.子供の成長を感じる について
 2泊3日という短い期間だったが、2つの点において児童らの成長を十分に感じることができた。
 1点目は、食事の時だ。コロナの関係で食事の際は、話さず静かにするという「黙食」が1日目から目指されていた。初日は、たくさんの話声が聞こえ、先生から注意されるまで静かにならなかった。しかし、2日目、3日目と日を経るごとに、少しずつ児童一人ひとりに意識が高まり、黙食する子どもが増えていた。また、食事の最後に先生からその後の計画についての話があったのだが、黙食と同じように、初日はなかなか話声が止まず、先生に大きな声を出されてやっと注目が集まるという感じだったが徐々に静かに注目ができるようになっていた。さらに、どちらに関しても、各個人の意識の高まりに加えて、児童の中に声を出して注意をする人が現れ、周りの児童らもその声を聞いて静かにしようと努めており、より一層成長を感じた。
 2点目は、活動時の協力だ。活動の前半で行ったイニチアチブゲームでは、私が担当した班で協力はしていたが、男女間で少し遠慮のようなものを感じた。それによりスムーズにいかない場面もあった。しかし、後半で行ったイニチアチブゲームでは、男女関係なくみんなで協力して課題に取り組んでいた。
 どちらの成長に関しても、3日間を通して様々な活動を共にしたことで感じた達成感や信頼感によるものであると考えた。「楽しい」「うれしい」といったポジティブな感情を共有することによって一体感が芽生えるのだと思う。これらによって、児童ら自身も、協力することの大切さや信頼できる仲間がいることも心地よさを感じ、他人を思いやれるように成長したのではないかと思う。

3.子どもとの信頼関係の深め方 について
 結果として、別れの時にかけられた言葉などから、児童らに「もっといて欲しい」と思ってもらえるような関係性になることはできた。挨拶をしたり背局的に話しかけたりしたことによる成果であると考える。しかし、それが先生と児童という関係性で信頼されていたのかと考えると課題が残った。それは、呼ばれ方にあらわれていた。自分としては「いそべ先生」「かの先生」と呼んでほしかったのだが、たくさんの児童から「かのちゃん」と呼ばれていて先生というより友達や遊んでくれる大学生というように思われていたのではないかと感じてしまった。仲良くなれたということにはとても満足しているが、先生という大人として、子どもとの信頼関係を考えるとまだまだだったように思う。短い期間だったということもあるが、自分が目指したのは、先生として信頼されていて、何かあったときに相談できるような信頼のされかただったので、それには足りなかった。現場の先生と児童らのかかわりを見ていて、自分が目指すような関係になるにはきちんとするときと遊ぶ時のメリハリが重要であると感じた。前に立って話すときや重要なことを伝えるとき、全体で動くときには先生は真剣な空気をまとっていた。対して、遊ぶときなどは砕けた雰囲気で児童と楽しそうに話していた。このようなメリハリがあることによって、児童に親しみやすさを感じられつつ、頼れる大人として信頼されるのだろうと感じた。

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