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蓄積型体験学習詳細
| 体験分野 イベント実習 |
活動の名称 長大生とアートすると2010,でてこい!大きな紙芝居2010 |
実施施設・機関等 長大生とアートすると2010,でてこい!大きな紙芝居2010 |
| 実施日 2010年7月14日~2010年11月19日 |
実施時間 実施回数:7回 実施時間:26時間 |
活動内容の概要
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7月14日
蓄積体験学習の初日ということで、全体で実習についての話し合いを行いました。12月に美術館で大田大八さんの絵本をスクリーンで上映し、子供たちに読み聞かせをするという内容で、今回の活動はそのスケジュールと担当決めになりました。去年までの先輩方の活動を直に見ているので、大体の会場の雰囲気はつかめていますが、本の読み方や効果音、音の選び方など、練習することが多いので何事も早めに決めていこうと思いました。
7月21日
読み聞かせする絵本の担当が前回と少し変わったので、担当の確認をしながら絵本の鑑賞をしました。美術館のスタッフの松尾さんからのオススメの絵本もあり、皆で楽しんで鑑賞出来ました。その中で読み聞かせしやすいような絵本、子供がわくわくしながら聞けるような絵本を選び、さっそくいくつかはデジカメで画面を撮影してスライドを作っていきました。画面の中に影や指が入らないように気をつけながら撮影していき、さくさくと作業を進めることが出来ました。
7月28日
今回の活動は、前回の続きとして残りの絵本のスライドを完成させました。絵本の中に文章が入っているので、それをどう処理するかが問題になりました。やはりスクリーンに映した時の見栄えなどを考えると、文章無しで純粋に絵本の絵を楽しむことが大事だと思ったので、文字が見えないようにパソコンで処理をしました。
音読の原稿も完成させました。本番で使いやすいように冊子にして皆でまとめました。
このような細かい処理や1つ1つの気付きが集まって、魅力のあるイベントは作られるのだと思いました。
11月14日
美術館でのリハーサルではマイクを通して音読練習をする事が出来ました。
私が担当する絵本の中には何人かの登場人物がいて、最初は声を使い分けることに苦戦していました。しかし、先生からのお話や美術館のスタッフの方のお話を聞き、敢えてナレーションと同じ声色で台詞を読み、子供たちの想像力を膨らませる方法もあるということを学びました。その後の音読もその方法で読むと「わかりやすい」と評価してもらえたので、本番でも一生懸命読みたいと思います。
絵本を読むときに、音も付けるという案がでていましたが、今回はその作業が出来ませんでした。実際に音読にかかる時間や、話の雰囲気をよく考え、効果的な演出が出来るように努めたいです。また、無線機の扱いや音響室内の操作、パソコンなど様々な機械を取り扱う場面が多くあったので、操作方法を確認したいと思います。
今回のリハーサルを終えて、本番に対する意気込み、全体の士気が上がったと思います。
12月12日
12日は美術館で2回目の朗読リハーサルをしました。前回は音付けが充分でなかったので、今回のリハーサルは音響を中心に行いました。最初に絵本の朗読をリハーサルし、その後に音響室で音付けの練習をしました。
私のA班が担当したのはB班の「かっぱのすもう」「かくしたのだあれ」「アリスおばあちゃんのこびとのおみせ」の音響でした。ラジカセを使った方が操作しやすいかと思っていましたが、実際にしてみるとラジカセよりも音響室のキーを使った方が、音楽のフェードアウトが出来やすく、効果的に話の内容を引き立たせることができました。
「かっぱのすもう」は、効果音が多いので初めは失敗もしました。しかし、その効果音が何秒あるのか、読み手のペースはどうなっているのかをリハーサルの中で確認することで、最後に行った最終リハーサルの中ではミスなくしっかりと出来るようになりました。不安だったのは14日に確認出来なかった2年生の作品の音響でしたが、それぞれの担当の人やリーダーの人が、話に使う音響をCD-ROMに順番通りに入れてくれていたので大きな混乱もなく音を流すことが出来ました。
2年生の作品は以前のリハーサルで見た時よりも確実にクオリティが上がっており、特に子供参加型の絵本の読み聞かせは心からわくわくするような魅力的な読み聞かせになっていたので本番がとても楽しみになりました。トランシーバーの担当も、前回と変更があったのでしっかりと本番も確認したいと思いました。
今回のリハーサルで、本番に向けての自信が持てるようになりました。仲間との連携を大切に、子供たちが心から楽しめるようなイベントをしたいと思いました。
当日の記録(1日目)
10時集合で皆が集まった時に打ち合わせ、簡単なリハーサルを行いました。11時からのイベントでしたが、予想以上に来ているお客さんの数が少なく、最初はハラハラしました。美術館に中学生の団体が来ていたのでホールに招待して、絵本の読み聞かせを聞いてもらいました。A班が最初に「ブータン」「わたしのワンピース」「モンスターをさがせ!」を担当しました。絵本なので、中学生たちはあまり反応を示してくれないと思っていましたが、こちらの予想に反して読み聞かせの間にも、途中の手遊びの時間にも笑い声が聞こえてきたりと、中学生も、小学生も楽しんで貰うことができました。最初の「ブータン」は入江さんが読みの担当だったので私がトランシーバーを扱いました。リハーサルの時はトランシーバーの扱いに慣れておらずあたふたしながら扱っていましたが、操作を確認したこともあり、本番では問題なく映写室とトランシーバーで連絡を取り合うことが出来ました。パワーポイントのクリックも問題なく出来、リハーサルの反省と練習が生きたことをうれしく思いました。
B班が読むときは私たちA班が映写室で音響・照明の担当をしました。しかし、音量に気を取られ過ぎて始めの「かっぱのすもう」の効果音が予定と少しずれてしまった所がありました。人数がもともとA班は少ない、ということは言い訳になってしまいますが、もっと各方面に注意を払って活動出来ればよかったと思いました。明日の音響は今日のようなミスがないようにしたいと思います。B班が担当した「かくしたのだあれ」は、かなり子供たちからの反応がよかったのに驚きました。身を乗り出し、大声をあげてかくしものがどこにあるかを指さしていた子供たちの姿はかなり強く印象に残っています。「アリスおばあちゃんとこびとの家」はリハーサルの時には最後までスライドが出来ていなかったので心配しましたが、今回は音響もスライドと合わせて完璧にすることが出来たので良かったです。そしてこの絵本は馬渡島の小学生の子供たちが読んでくれました。リハーサルの様子をずっと映写室から見ていましたが、皆一生懸命に練習しており自分の仕事が、子供たちの活動を成功させるための重要な役割を持っているのだということを改めて感じました。読み終わって挨拶をした小学生たちの顔はとても輝いて見えました。
2時からの部は、A班が受付担当でした。お客さんをホールに入れた後は手遊びを子供たちと一緒に楽しんだりして場の空気を盛り上げる努力をしていました。お客さんの数は少なかったですが自分の役割はしっかり果たせたのではないかと思います。しかしそれでももう少し子供と関われれば良かった、という反省もあります。
アンケートを見ましたが、書いてくれたコメントには「楽しかった」「とてもいい活動だと思った」という言葉が多く見られたのでとてもうれしく思いました。本の読み方、子供との関わり方など、もっと改善できるところは2日目の朝から皆で確認したいと思いました。また、2日目は私が実際に本を音読する係なので、子供たちを心から楽しませることが出来るように心をこめて読みたいと思いました。
当日の記録(2日目)
11時からの部は昨日に比べて来て下さっているお客さんが多く、少し緊張しました。今日はいよいよ私が絵本を読む担当でしたが、リハーサルをたくさんしたにも関わらず出だしの所で文を間違えて読んでしまいました。読み直すのは場の雰囲気を壊してしまうような気がして、そのまま読みましたがこの失敗は私のイベント実習全体を通しての大きな悔いになりました。万全を期したつもりだったのですが、それでもこのような失敗をしてしまったのは音のタイミングやリハーサルの時の失敗を思い返してしまったことなど、注意力が散漫だったことにあると思います。
しかし、その失敗をカバーしたかったので、話の読みはリハーサルより更に心を込めるように気をつけて読みました。「ブータン楽しかった!」と子供たちが言ってくれたことがとても嬉しかったです。
パワーポイントはよく出来たと思います。リハーサルの時にスライドで少しつまずいてしまったので、それを経験していたことがより強い注意に繋がりました。
B班の時の音響は、自分たちでも完璧に出来たと思います。前回のイベントで少し失敗をしている分、慎重に捜査することが出来ました。心配していたフェードアウトも、同じ班の北村さんとのチームワークにより、効果的に絵本を盛り上げることが出来、役割をしっかり果たせたことに嬉しさを感じました。
C班が読み聞かせをやっている時は私たちのA班が受付でしたが、2時からの部はお客さんがとても多く、たくさんの子供たちと触れ合うことが出来ました。子供の年齢によって、少しずつ対応を変えながら接することが大変でしたが、手遊びの時も本を読んでいる時も、子供たちが笑顔になっている様子を見ることが私たちも嬉しかったです。
イベントは成功で終わったと思います。私たちがイベントを楽しんで出来たのは、参加して下さったお客さんの「楽しかった」という声・笑顔と、美術館のスタッフの方々のご協力、絵本を作ってくれた小学校・幼稚園の子供たちと先生、そして長崎大学の仲間、たくさんの人々のつながりがあったからだと思います。 |
活動の総括
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総括
①良かった事(アピールできること 頑張った事)
夏のワークショップで私は入江さんと共に統括リーダーを担当しました。その時に、美術館でのワークショップがたくさんの人の協力、連携、繋がりによって作られているということや統括リーダーの働きがとても重要で大変だということを、身をもって学びました。ですから私はこのワークショップが始まる前に、統括リーダーになる人の言うことをしっかり聞いてリーダーの人たちばかりに負担をかけさせないようにしようと心に決め、「みんながリーダーである」という考えを頭に置きながら活動をしていました。
前回のワークショップで自分の役目が充分に果たせなかったことを今回のワークショップで挽回しようとする気持ちが強く、苦手意識を持っていた電子機器類の扱いも積極的に関わるようにしました。効果音が多くて難しいと言われていた話の音響も、班の中で音量とCDトラック切り替えの係を分担することで完璧にその役目を果たすことが出来ました。
②良くなかったこと(反省すること)
一番反省するべきことは、やはり広告だったのではないかと思います。読み聞かせの内容のことで頭がいっぱいで失念していました。太田大八の絵本のイベント告知はチラシでありましたが、今回のワークショップはチラシの裏に1スペースをとって書かれていただけだったので、前回と比べて一般の方が目を通し辛かったのかもしれません。
しかしその広告不足をカバーするために美術館の方々がパソコンを使って宣伝をして下さったり、大学のメンバーがワークショップの休み時間に食事もとらず街にでて広報活動をしてくれたおかげで、2日目はお客さんが多く集まりました。この行動力は素晴らしいと思います。そして臨時の変更点が多かったということも反省点の一つです。リハーサルの時に統括リーダーが決定事項として話していたプログラム内容と、配布されたプログラム内容が異なっていたり当日にプログラム編成の話が出てきたりしたのは少なからず全体を困惑させました。皆が落ち着いて冷静に状況を理解し、適切な判断をしていたので大きなミスも混乱も無くイベントを成功させることが出来たと思います。しかし個人的にはやはり、当日行ったリハーサルのためにお客さんを待たせてしまったということが気がかりでした。もっと時間を有効に使えたのではないか、優先順位は正しかったのか、リハーサルの時の私のパソコン操作のミスがどのように現場に影響したか、もっと考えなければいけないと思いました。
③後輩へのメッセージ
今回のワークショップは絵本をスクリーンに映して読み聞かせをする、というものでした。このようなワークショップをする時は、絵本の読み方だけではなく、子供たちとの触れ合いや現場の雰囲気がイベントを成功させるカギであると信じて、仲間で協力して頑張ってください。「自分に出来ること」「優先順位」を常に頭の中に入れておくといいと思います。
④その他(美術スタッフからの学び・疑問点)
イベント実習2日目の最後の反省会で美術館の小島さんがおっしゃってくれた言葉に私はとても心を動かされました。「一生懸命やって出た結果ならそれがその時のベスト。それは決して悪い結果ではない。しかし次にまた挑戦すれば、現在のベストよりも更に良いベストが生まれる」という言葉です。私は1日目に読みで失敗をしてしまい、それを反省会のその時まで引きずっていました。しかし、小島さんからのその言葉を聞いて「あれがあの時の私のベストだったんだ。じゃあ次にイベントをする時にはもっと自分が満足できるように努力しよう」という気持ちが生まれました。小島さんのこの言葉だけではなく、美術館のスタッフの方は様々な方面で私達学生をサポートして下さいました。小島さん、松尾さん、他の美術館のスタッフの方々、ボランティアの方には、とても感謝しています。
⑤教員として学ぶこと(今回の活動から教師の資質について考える)
山川先生や大野先生が子供達と楽しそうに接しているのを見ながら、心がとても温まりました。小学生だから、ということでもありませんが、子供達は先生に積極的に関わりを求めていて、先生方も心から楽しそうに笑顔を見せていました。その光景を見ながら、ふと「校外授業の魅力」について考えました。学校で学ぶことの出来ない事の多くは社会の中で大変重要な力になるものだと思います。今回のワークショップは巨大なスクリーン、大学生との共同制作、大きな場での発表の機会など通常の学校教育ではあまり出来ないことを美術館という環境の中で行ったことにより、子供達の貴重な経験や楽しい思い出作りをすることが出来たのではないかと思います。また、校外授業は何と言っても学校外に出る、という事こそが子供たちのワクワクを誘うものです。私達の活動が、そのワクワクを更に盛り上げてくれていたらいいなと思いました。 |
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