蓄積型体験学習支援システム

蓄積型体験学習詳細

mdkさんの記録 2011年1月31日(月)
体験分野 ボランティア実習 活動の名称 病院ボランティア 実施施設・機関等 長崎大学病院 病院ボランティア
実施日 2010年11月22日~2011年1月31日 実施時間 実施回数:9回  実施時間:21時間

活動内容の概要
・車いすの研修
・病棟からリハビリステーションまでの車いすの補助
・移動図書での本や雑誌等の貸出
・子どもの学習指導
・洗濯や買い物の代行
活動の総括
 病院ボランティア実習を行うにあたって、実習の目標を3点挙げ、それを念頭に置きながら活動してきた。そして、視点を学校現場との相違点において、考えるようにした。

 1つめの病院という「職場」について知るということに関しては、病院と学校は、その機能において似ているところが多いという印象を受けた。それは、大きな組織で成り立っており、それぞれの職員が役割を持って働いていること、職場に携わる人全員が、患者さんあるいは児童・生徒を支援するために働いていることが挙げられる。働かれている様子を見る機会が一番多かったのは、看護師さんで、その仕事内容は、常に患者さんの状態を気にしたり、点滴や薬の管理をしたりといつも動きまわっている印象を受けた。時には、汗をかきながら患者さんの着替えを手伝われていて頼りにされていることを感じた。その他にも、患者さんを支えているボランティア室や、患者サービス課があることを知った。それぞれ仕事内容は違えど、目的は同じところにあり、患者さんを支えていることにつながっているのだなと思った。また、ボランティア室ではよく、その季節やイベントにあったカードや飾り物を作ったり飾ったりする活動があったので、その点においても、学校と似ていると感じた。子どもたちには、年間を通してそれぞれの季節感を感じてほしいので、そのディスプレイや作り方など参考になるところが多かった。

 2つめのコミュニケーション能力を高めるという目標に関しては、9回の活動を通して、山下さんや飯田さんのように、患者さんやそのご家族の方、あるいは外来の方に気さくに話しかけたり、何気ない話題を見つけたりされる姿を見て、勉強させていただいた。回を重ねるにつれて私自身も、積極的に話しかけたり関わったりすることができるようになったのではないかと思う。その際は、患者さんの言葉に耳を傾け、相手の言葉の裏に隠れている思いは何なのだろうと考えながら意思の疎通を図るようにした。しかし、患者さんの中には言葉を発することができなかったり、聞き取れなかったりする方も多く、どのようにコミュニケーションをとればいいかわからない時もあった。その時は、わずかな反応や動作で判断しようとしたが、やはり難しく自分から関わりを持とうとしなければならないことを痛感した。子供たちとかかわるとき同様、自分から話しかけたり、知ろうとしたりすることが大事だと思った。
 ある患者さんは、はじめは陽気な人柄だなという印象を持ち、お話をよくしていた。私がボランティアに携わる以前から4カ月近く入院されているということで、ボランティア最終日には、自分の病気の辛さについて話して聞かせてくださり、その表情は今までに見ることがなかったので私も本当に辛く思った。単に頑張ってくださいという言葉かけでは済まない状況で、私は話を聞くことしかできなかった。その中でも、私にできることを考え、好みの本や読みたいといわれていた本を探すようにした。このように、この病院ボランティアを通して、教育現場とはまた違った対象者とコミュニケーションをとるという経験をさせていただいた。

 3つめは、課題解決に努めるという目標であった。それは、目の前の課題をどう解決していくか予想し行動に移し、結果を整理する力をつけたいと思っていた。例えば、私は、車いすを必要としている人の補助をこれまでにしたことがなく、そのような場面に出くわしたときに自信をもてずにいた。そこでどうすればいいか考えたときに、まずは自分が乗ってみてどのような気持ちになるか体験することが大事だと考え、その機会にも恵まれ研修に参加することでどのように補助をすればいいかを知ることができた。そして、実際に患者さんをリハビリステーションまで車いすで送るときには、私が感じたことや学んだことを生かすように心掛けた。車いすの操作自体は、そんなに難しくはないと感じたが、整形の患者さんを乗せて補助をすると壁やエレベーター、人にぶつからないように意識したり、お話ししながら動かしたりするので、やはり始めは難しかった。回を重ねることで少しずつ自信をもって補助ができるようになったように思う。これらのように、課題解決能力の素地を身につける経験もさせていただいた。

 最後に、ボランティアを通して、出会いを大切にすることを学んだと思う。山下さんが言われていた、“患者さんとの出会いは一期一会”という言葉は、とても印象に残っている。ボランティアの後半で、ある患者さんとの出会いがあり、その患者さんは「良い主治医の先生と巡り合えて良かった。その出会いに感謝している。」と言われていた。そして、私自身も良い先生に出会えてよかったと子どもから思われるような先生になれるように頑張ってねという応援の言葉をその患者さんからいただいたので、現場は違うけれども、私も良い学校の先生になれるように模索しながら、この今回の経験を踏まえつつ精進していきたいと思った。

 ボランティアの山下さん、飯田さん、そして患者サービス課の岩丸さん、ご指導のほどありがとうございました。

←戻る

トップページへ戻る

ID:
パスワード:

ガイド
ファイルダウンロード
  • 現在登録されておりません。
 一覧を見る
リンク

長崎大学教育学部教育実践総合研究棟事務室 〒852-8521 長崎市文教町1-14 TEL 095-819-2291 FAX 095-819-2292
Copyright© 2005 Faculty of Education,Nagasaki University.All Rights Reserved