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蓄積型体験学習詳細
| 体験分野 学習支援実習 |
活動の名称 学習支援 |
実施施設・機関等 長崎市立 土井首中学校 |
| 実施日 2022年9月26日~2022年10月3日 |
実施時間 実施回数:5回 実施時間:40時間 |
活動内容の概要
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・やりとり帳・自学の確認
・英語科や学年の授業参観
・給食指導
・朝の会、帰りの会の指導
・学習支援 |
活動の総括
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1. 適切な支援ができるようになる。
今回の実習では、「適切な支援ができるようになる」ことを目標に学習支援に取り組んだ。授業参観中は、困っている生徒のそばにつき、ヒントを提示したり、質問をして生徒の考えを引き出したりするようにした。自分が一番大切にしたいことは、生徒が考え、自分自身の力で答えを導き出すことだ。達成感を得たり、できる自分に気付いたりすることが勉強に対するモチベーションにつながると考えるからだ。加えて、「できなかった自分」から「できる自分」に成長したことを教員が言葉で表現してあげることにより、自らの成長を知り、次のステップに進むきっかけ作りも行うことができる。
ある生徒が英文を書く際に悩んでいたため、サポートに入った。生徒との対話を通じて、表現内容を決め、英文にして書かせた。単語や表現が出てこない時は、例文を提示したり、辞書を活用させたりして、自分で気づく、発見する機会にした。授業後にその生徒が友達に、「これ読んでみて。自分で書いたっさね。」と自分の力で書いた英語を紹介していた。その姿はニコニコとした笑顔で、達成感に満ちている表情だった。その生徒の姿を見た時に、自分の力が生徒の成長の役に立ったことを知り、こちらも嬉しくなった。このような生徒を一人でも多く増やしたいと思った。
上記の経験を通じて、「生徒自身に考えさせ、自分自身の力で解決させること」の大切さを知った。多少時間がかかったとしても、生徒の思考力を刺激しなければ、その後の成長は見込めない。必要な手立てを講じながら、生徒に考えさせ、自力で解決させるようにする。それが達成感や自己肯定感にもつながる。そのためにも、より多くのサポートの仕方や自分の英語に対する引き出しも多く持っておく必要がある。これからも「適切な支援ができる」ように、自己研鑽に努める。
2. 生徒との交流を大切にする。
今回、1年3組に配当してくださったり、授業参観を多く設定していただいたりしたおかげで、多くの生徒と交流することができた。
生徒と関わる上で大切にしたことは、「生徒と目線を合わせること」「聴き手にまわること」の2つだ。生徒の目を見て、しっかりと話を聴いてあげることが生徒との信頼関係を構築することにつながる。話を聴く側がよそ見をしたり、話の途中で別の話をしだしたりすると、「この人は自分の話を聴いてくれない」と捉えられる。そのような状況が続くと、生徒は教員を信頼しなくなり、話もしてくれなくなるだろう。生徒との信頼関係づくりは、日頃の学級経営や授業にも影響を与える。対面でのやり取りの他に、やりとり帳などの連絡帳を用いた文字でのやり取りも大切にしたい。文字でのやり取りをする際には、伝えたい内容を整理・吟味し、自分が伝えたいことがしっかりと伝わる書き方になっているのか確認するようにする。
実際に5日間生徒と関わってみて、対面で話すよりもやりとり帳などの文字でのやり取りの方を好む子も多かった。いずれにせよ、対面・文字、両方の手段をもって生徒との交流を絶えず行うようにしたい。信頼関係ができなければ、指導の効果も薄れ、学級経営や授業もうまくいかない。自分だけで限界がある場合は、学年の先生方や部活動顧問、保護者の方、仲の良い生徒に聞くなどして情報収集に努める。まずは生徒理解を深めることに注力する。
3. 現場で行われている英語科教育について学び、自分の教科観・指導観につなげる
5日間の実習を通して、計7回英語科の授業を参観させていただいた。中学生の生の声を聞きたいと思い、「英語学習」について尋ねてみた。実際に生徒に尋ねて分かったことは、土井首中学校の生徒の多くは、「英語に苦手意識をもっている」ということである。その背景には、新学習指導要領に基づく教科書改訂や指導内容の増加があると考える。覚えるべき単語数が増えたり、本文の量が大幅に増えたり、文法項目が増えたりと生徒の負担が大きく増加した。そのような状況下でも生徒の英語力を向上させるために、英語科の先生方は様々な工夫をされていた。例えば、ICT機器を活用し、個別にフィードバックを行ったり、フラッシュカードを用いて単語の発音練習を繰り返し行ったり、個人読み・ペア読み・全体読みなどやり方を工夫して本文音読の機会を設けたりするなど生徒の英語力向上に様々な手をうたれていた。
どの先生も共通して行われていたことは、「例文を多く提示すること」である。たった一度の説明や提示では、生徒の深い理解は得られない。単語においても、英語と日本語の意味だけを教えても、その場限りだけの理解で、活用には至らない。最低2つ程度の例文を用意してあげることで、どのようにその単語・文法が使われているのか、規則性や使用場面・状況等が帰納的に理解できるようにする。自分で気づく、発見する機会が英語学習のモチベーションを向上させる。その積み重ねから学ぶことの楽しさにつなげたい。もちろん、生徒の負担になりそうな場合は、教員から明示的な説明を簡潔に行うようにする。効果的な指導を行うためにも、生徒理解や生徒のレディネスの把握などを事前に行っておくことが重要であることを学んだ。
5日間、40時間という短い時間ではあったが、一人の教員として学校現場で経験を積ませていただいた。感謝の念に堪えない。「教員」という仕事の面白さや楽しさを感じると同時に、その難しさ、厳しさも改めて痛感した。しかし、子どもの成長(学力面、人間性)に日々・年間を通じて携われる職業は、「教員」という職業の他にはあまりない。自分がもつ役割の重大さを十分と理解し、子どもの良さや可能性を広げられる教員になりたいと思う。教職のやりがいや面白さを改めて伝えてくれた土井首中学校の生徒をはじめ、多忙な中実習の受け入れをしてくださり、ご指導していただいた土井首中学校の先生方に心から感謝の意を表する。 |
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