蓄積型体験学習支援システム

蓄積型体験学習詳細

まひさんの記録 2010年12月4日(土)
体験分野 ボランティア実習 活動の名称 ボランティア実習 実施施設・機関等 長崎市障害福祉センター
実施日 2010年11月30日~2010年12月3日 実施時間 実施回数:5回  実施時間:20.5時間

活動内容の概要
<1、2日め>
知的に障がいがあり,発達に遅れのある就学前の子どもたちを対象に,遊びを通して子どもたちの支援のようすを観察したり,体験したりした。
<3~5日め>
身体・知的・精神に障がいのある成人の方を対象に,スポーツレクリエーションを通して,リハビリテーションや体力の維持などにつながる機能訓練の活動をいっしょに体験した。
活動の総括
 今回の実習で,就学前の子どもたちの療育のようすをみたり,身体・知的・精神に障がいのある方たちといっしょに活動ををする中で,私は数多くのことを学んだ。
 まず,さくらんぼ園では,一人で歩くのが困難だったり,まだ身体がやわらかく姿勢がくずれてしまったりする子どもへの支援の仕方について学んだ。子どもたちは,歩くことは難しいが,ほふくで移動したり,ものを支えにして移動したりと,なんとか自分の力で移動しようとする。子どもたちは,自分でできることは自分でしたいのではないだろうかと思う。先生方は,そのような子どもたちの想いをしっかり受け取り,そして子ども一人ひとりの実態をしっかりと捉え,それを踏まえて,甘やかすことなく自分でできることは自分でさせる,といった支援をされていた。またそこには,子どもが「自分でできた」と実感するような支援も入っている。そのため,何かの行動を終えることができた子どもの多くは,笑顔になっていることに私は気付いた。このように,子ども一人ひとりの実態や特性をしっかりと捉えたうえで,子どもに達成感をあたえるような支援にあたることが,子どもたちの精神面や身体面の成長・発達に大切なのだということを学ぶことができた。
 
 3日間,障がいのある方たちといっしょに活動をする中で,スポーツレクリエーションは,楽しみながらいつのまにか機能回復訓練に繋がっている,という点に素晴らしさを感じた。体操の時間では,必死に上げたり下げたり動かしていた腕も,風船バレーなどのゲームをしている際には,笑顔の中でいつのまにか動かしているのである。このように,笑顔で活動をすることは,身体面だけではなく,精神面から元気になることができるだろうと感じた。
 今回私は,活動をする中で,利用者さんたちの想いを少しでも理解したい,と思っていた。しかし,実際に利用者さんから「まさか自分がこんな風になるとは思わなかった」などの言葉を耳にすると,何と応えたらいいのか分からずに戸惑ってしまった。またゲーム中も,利用者さんたちに気を遣ってしまい,遠慮がちなプレーをしてしまうことも度々あった。私は心のどこかで,利用者さんたちに対して「悲しい過去を抱いている」という偏見を抱いていたのかもしれない。
 しかし,身体に障がいがあるからといって,何もかもができないわけではない。自分に残っている能力をいかしてできることがきっとあるはずである。いっしょに活動をする中で,利用者さんたちは,そんなできる動き,または苦手な動きを一人ひとりがしっかりと受け入れ,昔は昔,今は今という前向きな気持ちで,活動を楽しんでいらっしゃる方が多いということを心から感じた。そんな利用者さんたちに対して,戸惑ったり遠慮したりする態度は,大変失礼な行為であったと心から反省した。
 しかし,利用者さんの皆が皆,初めから自分の障がいを受け入れることができていたわけではない。事故や病気により,身体に障がいをもった方は,今までできていたことがうまくできない,ということを受け止めることができず,人生に絶望感を抱く人が多くいるそうである。そのような方たちに,生きがいをあたえたり,楽しさの見つけ方を伝えたりすることなどが,施設や職員さんのはたらきである,ということを学んだ。またそれは,家に引きこもりがちな方にも声をかけている,という話を職員さんから聞き,職員さんは施設だけでなく,地域に目をむけた支援をされているということを学ぶことができた。そして職員さんたちは,利用者さんたちに対して全力でぶつかっていく。過去の話をされる方に対しては,その方の栄光時代の話を存分にしてもらい,それを聞き入れる。過去の話を聞いてもらうことで,気持ちが晴れる方は多いという。
 今回の実習を通して学んだこと,または抱いた考えや想いを心において,これからの生活にいかしていきたい。

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