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蓄積型体験学習詳細
体験分野 学習支援実習 |
活動の名称 蓄積実習 |
実施施設・機関等 長崎市立 高尾小学校 |
実施日 2022年5月16日~2022年6月13日 |
実施時間 実施回数:10回 実施時間:40時間 |
活動内容の概要
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・授業中のサポート
・運動会の準備
・運動会当日のサポート
・丸つけ |
活動の総括
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①実際に教育現場に立つことを想定したうえで、子ども達への指導、授業の展開などを観察し、その対応の意義を理解する。
今回配属していただいたクラスは1年生で、私が特に指導に入ったのは少し落ち着きのない男の子だった。着替えを嫌がり授業に遅れる、問題は気分次第でやらないことがほとんど、運動会でも一人では走り切れず一緒に走った。実際に教壇に立たれる先生は、その子のことも気遣いつつ全体の授業を進められており、またその子がほかの子から浮いてしまわないようできる限り寄り添われていた。私は、その子一人の対応にも頭を悩ませどうしたら授業の流れについて行けるかという事を考えることで必死だった目、実際に自分がこのクラスの担任であった場合、どこまでこの子に時間をさけるのか、そして全体の子ども達に満足のいく授業をできるのかと思った。
②子ども達の心に寄り添い、時に励まし、時に挑戦に向かっていけるような前向きな声掛けを行う。
大変手のかかる子ではあったが、やる気になった時の集中力が素晴らしく、また愛嬌もあり、大変かわいらしい子であった。私は、その子を極力叱り飛ばすのではなく、その子が今何に興味を持ち、その興味をどのように授業内容にスライドしていけるかを考えた。最後には、その子も心を開いてくれるようになり、少しずつではあったが自分の意図することをくみ取ってくれるようになった。また、運動会ではみんなの前で走ることを嫌がったため、一緒に走った。順位は一番下だったが、先生も見に来てくださった保護者の皆さんも温かい拍手をその子に下さった。一緒に挑戦したことに意味があったと思う。
③教師という仕事の役割や意義についてもう一度考える。
現場に出て、改めて一人で30人近い子ども達を受け持つことの大変さは感じた。しかし、一人一人をよく見ていくと、それぞれに違った輝きがあり、良さがあり、子ども達は決して児童という対象ではなく、一人一人との人付き合いなのだと改めて感じた。その子ども達に、自分が等身大の姿で、伝えてあげられることすべてを伝えてぶつかっていくこの教師という仕事は、大変厳しいとともに非常にやりがいのある尊い仕事であると感じた。将来、周り周ってまた教職の道を目指すこともあるかもしれないが、その時にはこの4年間での実習での体験を持って、子ども達と対等に向き合っていける教師でありたいと思う。 |
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