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蓄積型体験学習詳細
体験分野 学習支援実習 |
活動の名称 学習支援実習 |
実施施設・機関等 長崎市立 山里小学校 |
実施日 2022年5月13日~2022年12月9日 |
実施時間 実施回数:10回 実施時間:40時間 |
活動内容の概要
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今回、8回5年生の授業に入り、残りの2回は1年生の授業に入った。
5年生では主に、授業中のドリルの解答の○付けや、随時、授業中に躓いている児童をみかけては支援に入ることや、体育の授業でのサポートが主だった。
1年生のクラスに入った際には、特定の児童につきっきりになり、その児童が落ち着いて授業を受けられるように話をしたり、気持ちを落ち着かせるように指導をした。 |
活動の総括
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1、円滑に進む学級運営、学校運営について学ぶ
これまで、主免実習や野外体験実習など、授業はもちろん、学校行事における学校・学級運営について学ぶ機会があった。しかし、主免実習では、主に授業づくりが主であったり、放課後のクラブ活動や運動会の支援などはあまり指導に入ることはなかった。蓄積実習では、改めて、授業以外の学校・学級運営について学びたい。
⇒今回の蓄積実習において、行内行事では、運動会の運営に携わらせていただいた。コロナ禍の運動会ということもあり、保護者は見に来ても大丈夫だが競技対象の学年の保護者のみがグラウンドに入ることができ、対象外の学年の時はあらかじめ用意された教室でリモートで観覧するというシステムで行われた。
ほとんどの先生はグラウンドの方で運営に入っていた。だが、随時リモート観覧ときちんと移っているかの確認や保護者の移動など、さまざま対応に追われているようであった。アナウンスで何度も「対象学年の保護者の方のみグラウンドに入られてください」と呼びかけられていたので、なかなかうまく誘導が言っていなかったのであろうが、PTAの理事の方々が積極的に教員と連携し、保護者を誘導をされていた。これまで、PTAは保護者代表として学校運営に携わるというイメージであったが、実際に学校の運営側として動かれているのを見て、PTAは保護者代表として学校運営に積極的に関わるという役割もあり、連携の欠かせない存在であると感じた。
2.児童ひとりひとりと向き合い、適切な支援ができるようにする。
主免実習では、目の前の子どもひとりひとりと向き合いたい思いで取り組んできた。附属小学校の児童は人の話を聞く姿勢や授業中の姿勢が入学当初からきちんと指導されていることや、実習生慣れしていることもあり、ゆっくり、ひとりひとりと向き合う時間をとることができた。しかし、多くの小学校でここまでの指導が十分に難しい現状を鑑みると、より現場に近い、多く経験するであろう子供たちとの交わりを大切にしていきたい。
⇒今回、5年生よりも残り2回で入った一年生の指導がとにかく大変だった。自分が付きっ切りで見てほしい言われた児童Aは、とにかく授業中おしゃべりをし、先生や友達に向かって反抗的な態度をとり、男女問わず手を挙げる児童であった。一番仲の悪い児童Bとは、教室の端に席が配置されているが、それでも暴言を吐いたりするので、間に入り、視覚的にもお互いが入らないようにしたり、自分に意識が向くようにし、とにかく他の児童に突っかからないようにすることで精いっぱいであった。悪いところが目立ちがちな児童であったが、その児童は大の恐竜好きであった。恐竜の話をしっかり聞いてあげると、とてもうれしそうにたくさん話をしてくれた。また図工の授業で箱の形を活かして作品を作ることがテーマで空き箱の特徴を上手に利用して、迫力のある見事な恐竜を作っていた。その作品に、いつもは児童Aをダメな人扱いする周りの友達も、「すげー」とその児童を囲むようになった。
その児童らしさが現れたとき、周りからも認められたという思いや、まわりの友達の素直さにその子自身が自分が認めたもらえたような思いがして嬉しかったのではないだろうかと思った。
自分が教壇に立ったとき、どのようにして限られた時間の中で、その人らしさが現れるだろうかと考えていたが、工夫次第で授業でもその人らしさを出すことができるんだと思えた。
3.主体的・対話的な学びが実践できる授業づくり
主免実習で学んだ授業づくりをもとに、附属以外での先生たちの授業づくりについて学び、附属小の授業づくりが整った環境以外でもどこまで実際に、附属で学んだことができるのかを考えながら授業を見学したい。
⇒附属小学校の授業はすごかったのだなと改めて思わされたところが大きかった。先生たちも限られた時間の中で工夫や努力を重ねられていることも伝わってきたが、上記の1年生や日々このような対応に追われていては到底、附属小でしてきた授業づくりができるだろうかととても考えさせられた。
とにかく授業をすることが目的であり、先生が答えや正解に誘導するような発問が多く感じた。 |
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