蓄積型体験学習支援システム

蓄積型体験学習詳細

greenhouseさんの記録 2023年4月12日(水)
体験分野 その他の実習 活動の名称 リーダー研修 実施施設・機関等 リーダー研修(日吉)
実施日 2023年4月4日~2023年4月4日 実施時間 実施回数:1回  実施時間:5時間

活動内容の概要
 本日の実習においての目的は、「野外体験実習の事前のフィールドワークとして自らが意欲的に参加し協調性の重要さを実感して、身に着けた力を生かせるような活動を行うこと」だと考えられる。そのため、カレー作りやゲームを含むすべての活動が単独では実行が難しいものばかりで、必然とグループ全体で協力する方向に向かっているように感じられた。
 協調性や課題解決を達成するうえで、何より人の話を聞くことを私を含む全員がよくできていたと思われた。自分で意見を提案することももちろん重要だが、楽しくスムーズに物事を進めることを可能にしたのは、相互尊重であると改めて感じられた。
①活動1 (アイスブレイク)
 自己紹介で人の名前を聞いた後に、少し頭を働かせながら行うゲームを行った。このゲームももちろん単独ではクリアできない設定になっていて、自分だけでなく、周りにも目を配ることを必然的に求められた。誰かがミスをしたとしても誰も責めることはなく、ゴールする直前に手を伸ばして引っ張って上げるなど、私自身も意欲的に参加できた。

②活動2 (カレー作り)
 カレー作りは大学生が相手だったため、口頭での説明はあまりなかった。しかしながら、カレー担当、お米担当、火起こし担当という三つの分野で人数調整を素早く行いながら、決めることができた。特に何も言わずとも各自必要だと思ったものを用意していたことは流石だと思う。
 火おこしに少し時間がかかったが、それ以降もすぐにカレーが作れるようにすぐ場で待機していたり、お米が炊けたらすぐに持てるように軍手をはめといてりと無駄な時間が非常に少なかった。
 洗い物点検では何個か再度洗うことを要求されてものがあったが、誰かがすぐに名乗り出たり、何も言わずとも自分ができることを探して、水気を摂る布巾を持って待機していたりしていた。

③活動3 (山中での散歩)
 山の中を歩き回り、番号と動物が描かれた板を探し、紙の空所を埋めていくという活動である。山の中を歩き回りながら周りを見渡すことで、足元への注意が散漫になり転びかける人も多く見かけた。誰かに任せるのではなく、みんながそれぞれ真剣に探してくれていた。
 また、体力のある人とない人でだいぶ動きや次どこに行くかの考えが異なっているように感じられた。後者は、早めに集合場所に戻ることを提案していて、私を含む体力がある人はその意見に賛成した。体力などもちろん個人差があるため、合わせられる人が合わせる方がいいと考えた。
 
活動の総括
1,野外活動に不可欠な知識を身に着けるについて
 カレー作りでは火に不要に近づくことや、鉄鍋の取っ手を素手でつかもうとすること、薪割りをしている人や包丁を持っている人にいたずらを仕掛けることなど、いつでも危険と隣り合わせだと思います。特に小学生ともなると、普段の学校とは違う環境に有頂天になり好奇心いっぱいで、危険な行為を無意識にしてしまうことも多くあると思われます。だからこそ、なぜこの行為が危険なのかを、しっかりとした根拠をもって児童に事前に説明することが大切だと強く感じます。また、専門的な知識を持っていると、万が一児童が大きな失敗をしたときに、対処しやすいと考えました。

2.協調性の重要さを考える。
 リーダ研修中、全ての活動が単独でできるものではなく、グループで協力しなければいけないものであったため、野外活動体験実習においても協調性の高さが重要だと感じられました。
 特にアイスブレイクでは初対面の人とゲームを行いましたが、時間がたつほどに段々会話が多くなっていることが身にしみて感じられました。小学校高学年で初対面という児童はあまりいないと考えられますが、仲の良し悪しは存在すると思われます。そのため、主な活動に入る前に緊張感をほぐして団結力を高めるようなゲームを考えることは非常に重要になってくると感じられました。

3.洞察力を鍛える。
 野外活動ではいつもの学校内での活動と比べ、児童の活動範囲が広いため、目の届かないところで問題が起きる可能性もあると考えています。例えば、今回の研修中でいうと、カレーが出来上がってもまだテーブルが片付いていないため、置くことができない状況がありました。しっかりとまわりも見ていないと、熱いカレーなべをもう一度元の場所に戻すことになるところでした。
 洞察力をもって常に児童を観察することで、やけどや刃物などによるけがを防ぐことができると思います。私は今回の研修でその洞察力や観察することの大切さをより強く感じることができました。

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