蓄積型体験学習支援システム

蓄積型体験学習詳細

9mCrkさんの記録 2023年9月30日(土)
体験分野 学習支援実習 活動の名称 学習支援実習 実施施設・機関等 長崎市立 上長崎小学校
実施日 2023年5月21日~2023年9月27日 実施時間 実施回数:6回  実施時間:41時間

活動内容の概要
・授業中の学習支援
(個別指導、授業や校外学習の補助)

・児童との関わり・ふれあい
(休み時間や昼休みにおける遊び)
活動の総括
1.教師の学級経営について
 学級経営については、授業内や授業外の時間を通して「認める」ことを大切にしているように感じました。例えば授業内では、1人1人の考えや意見を認めるだけでなく、児童の良い姿勢やよいところを認めて紹介するといった手立てを行っていました。それを共有することによって児童の良さに教師が気づくだけでなく、クラス全体で認めるという雰囲気づくりに繋がっていると思いました。また、授業外でも児童とたくさん触れ合ったりコミュニケーションをとったりしており、必要に応じて個別に話す時間をとっている様子も多く見られました。このような積み重ねが数十人いる学級の中でもそれぞれの児童を認め、大切にする学級経営につながっているということが分かりました。また、クラスによっては学級目標が掲示されているクラスも多くあり、児童と教師が共通の目標を持って学校生活を過ごしていけるようにすることも大切であると思いました。

2.授業における児童への支援について
 授業における児童への支援については、低学年ということもあり基礎的な学習規律に関する指導や、体験的、実践的な活動が行われている様子を参観することができました。学習規律に関しては、話の聞き方や発表するときの話し方、返事など、教科に関わらずどの授業においても重要とされる授業中の姿勢についての指導が多く見られました。これらの指導を繰り返し行っていくことで定着を図っていることも分かりました。また、全体を通してノートなどに文字を書く作業は中学年や高学年に比べて少なく、算数の授業では時計を動かして時間の学習をしたり、国語の授業では声に出して読んだりと活動が多く取り入れられた学習が多く見られました。そのほかにも、教師が1つ1つの児童の意見や考えを認め、価値づけるような声掛けや、児童がどれくらい分かったかを児童自身に〇や△で表させることで、毎時間の理解度を把握できるような手立てがなされていることも分かりました。これまで低学年の授業を見る機会は少なかったので、発達段階に応じた児童の支援という点において他学年との違いについて学ぶことができました。

3.ICTを活用した授業について
 今回の学習支援実習の中でICTを活用した授業について参観することができました。その中で見たICTの活用法として大きく2つありました。
 1つ目は、個に応じた学習です。実際に実習の中で見た授業の中では漢字の学習をする際に、一人一台端末を活用して学びが進められていました。ここで一人一台端末を活用することで、それぞれのペースやレベルに合わせた学習を行うことが可能になっていました。また、家庭での学習の際にも一人一台端末で宿題が出されていたりと、児童の学習の中で、1つの道具として低学年段階から積極的に使用されていることが分かりました。
 2つ目は学びの共有です。例えば、1年生の授業の中では児童がそれぞれ観察したものの写真を撮って、アップロードすることで教師がそれらを一括して確認することができるようにされていました。。また、データで管理することでそれらを共有することも可能になっていました。1人1人の学びを記録として残す際に効果的なので、学びを共有するうえでICT機器が有効活用されていると感じました。

4.児童との関わり
 私が児童との関わりの中で感じたことは、日々の積み重ねが児童との関係を深めることにつながるということです。私が最初に学習支援実習に来た時には、児童になかなか名前を覚えてもらったり、たくさんの子どもたちと関わったりすることがあまりできませんでした。しかし、回数を重ねるごとに、その日の配当学級の児童だけでなく、それ以前配属させてもらった学級の児童からも声をかけてもらうことが多くなりました。それは、一緒に勉強したり昼休みに全力で遊んだり、また休み時間にいろんな話をしたりなど、児童との関りや過ごした時間の積み重ねがあったからだと感じています。毎日を子どもたちと一緒に過ごす教師は、児童とたくさんの時間を過ごしたり、担任としてしっかり向き合い、積極的に関わったりしていくからこそ信頼関係が生まれていくのだと実感したと同時に、私自身も今回の数日間でそれを感じることができました。自分が教師になった際も、児童との関りを積み重ね、良い関係作りに努めたいと思います。

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