蓄積型体験学習支援システム

蓄積型体験学習詳細

m7ytgさんの記録 2023年10月16日(月)
体験分野 学習支援実習 活動の名称 学習支援実習 実施施設・機関等 諫早市立 諫早幼稚園
実施日 2023年7月10日~2023年10月15日 実施時間 実施回数:6回  実施時間:40時間

活動内容の概要
・環境整備(絵本の整理、保育室・靴箱清掃等)
・保育参加、援助(自由あそび、制作あそび等)
・絵本、紙芝居読み聞かせ
・運動会用具作製
活動の総括
1 “適切な支援ができるようになる”について
 自習期間中の先生方の援助・配慮から学んだことが2点ある。1点目は、リモコンを作りたい子どもが数字を書くことに苦戦していた際に、その子の願いを察して先生が時計を渡しておられ、そのような援助から思い描いているイメージや心の中にある願いが実現できるように子どもの姿を観察し思いや願いを汲み取りながら、願いが実現されるよう働きかけたり援助したりしていくことの大切さについて知ることができた。また、子どもの“作りたい!”という思いを受け止め、子ども自身がもっているイメージを共に形にされておられる姿もあり、思いや願いを受け止め、寄り添うことが子どもの心を満たし、新たな意欲を引き出すことにもつながっていくことを学んだ。2点目は、トラブルの対応である。子ども同士のトラブルが起きた際に、子どもの言葉を引き出し、目の前の子どもがどのような状況下にいるのかを整理しながら丁寧に関わられておられた。そのようなお姿から、出来事を正確に把握・理解し仲立ちをすると共に、子どもたちが分かってもらえた・理解してもらえたという感覚や経験を積んでいくことができるよう双方の子どもの言葉や思いに耳を傾け、願いを受け止め丁寧に関わっていくことの大切さを学んだ。

2 “環境構成や安心して生活できる場の保障について学ぶ”について
 実習期間中の保育環境から学んだことが2点ある。1点目は、保育室内で遊んでいる子どもが沢山いた際に、全ての子どもが安全に個々の興味・関心のある遊びで思い切り遊ぶことができるよう、保育室の中で紙飛行機を使って遊んでいる子どもに廊下で遊ぶよう促されておられた。そのような援助から興味・関心を絶やすことなく、全ての子どもが安全に好きな遊びで思いきり遊べる環境を保障すると共に、子どもたちの遊びの姿から環境を再構成していくことの大切さを学んだ。2点目は、様々な種類の材料や道具が子どもの手に取れる場所に用意されていたり、虫かごの傍には図鑑、折り紙棚の傍には工作の本が置かれていたりと、好きな遊びを見つけ思う存分遊ぶことができたり、興味のあるものを探求することができたり、作りたいものや遊びに必要なものを子どもたち自身で試行錯誤しながら作ることができる環境や子どもたちがもっているイメージが実現されるような環境が構成されていた。そのような環境から興味・関心が満たされ、遊びに没頭できるような環境や意欲を引き出し、やりたい・知りたい・やってみたいが実現できる環境を子ども目線で構成していくことの大切さを感じた。

3 “個々に応じた支援について学ぶ”について
 関わりが難しい子どもの対応について先生に尋ねた際に、その子自身分かっていることやできることは沢山あるけれど傍で見守っていないとできないこともあるということを教えて頂いた。先生方は、意欲が向かないことを無理にさせたり、一緒にすることを求めたりするのではなく、できるだけ同じ環境にいることができるようにしたり、必要に応じて言葉をかけたり、メリハリをつけて生活できるように関わっておられた。そのような関わりから、特性を理解し、その子その子のありのままの姿を見つめると共に、個々に応じた関わりで一人一人の育ちを支えていくことの大切さを学んだ。

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