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蓄積型体験学習詳細
体験分野 学習支援実習 |
活動の名称 学習支援実習 |
実施施設・機関等 長崎市立 西城山小学校 |
実施日 2023年5月21日~2023年6月16日 |
実施時間 実施回数:7回 実施時間:40時間 |
活動内容の概要
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・運動会のサポート
・授業中のサポート(児童への声かけ、丸付け)
・休み時間や昼休みにおける児童とのふれあい |
活動の総括
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1.「子どもたちの気持ちを汲み取ることができるようになる」について
実習を通して、主免実習を行った中学校の生徒と配当学年であった小学4年生の児童の違いをよく感じた。授業中に関しては、「ここが分からない」というような言葉で自ら発言するよりも、手が止まっている様子を見て私が話しかけると、首をかしげる、首を振るというような動作で伝えてくれることが多かった。また、授業時間外に関しても、状況を言葉で伝えるよりも、「こっちに来て」と手を引きながら実際にその場に連れて行くという方法を取る児童が多かった。このような子どもたちの姿を見て、やはり幼いほど使いこなすことができる語彙が少ないのだろうと感じた。さらに、「実物を見てほしい」「自分に意識を向けて欲しい」という思いも強くあり、それが手を引きながら連れて行くという行動につながっているのではないかと考えた。教師はそのような子どもたちの気持ちを理解し、丁寧に対応するとともに、「何が分からないのか」「どこまで理解できたのか」というような問いかけをすることで少しずつでも子どもたちが自分の状況を言語化できるように促すことが必要だと感じた。
2.「子どもたちとの適切な関わり方を学ぶ」について
実習期間中、教師と児童の関係性を見ていて、授業中と授業時間外の関わり方に違いを持たせることが重要だと感じた。授業中は丁寧な言葉を使い、教師は指導をする立場であることを意識させ、授業時間外は「昨日は家で何した?」というような親しみやすい言葉で子どもたちとの交流を行っていた。丁寧な言葉ばかりでは教師と児童の距離はなかなか縮まらず、円滑なコミュニケーションが取れないだろう。一方で、常に砕けた言葉で話していると児童との距離が近くなりすぎて、指導や注意を聞かなくなる可能性があるだろう。保護者とは違い、成長を見守ることに加えて、勉強や人間関係などの指導を行うということが大きな割合を占める教師として、状況によって使用する言葉に違いを持たせることで、子どもたちとの適切な関係性を築く必要があると考えた。
3.「小学校国語科における発問の仕方を学ぶ」について
実習期間中に国語の授業を四度見ることができた。授業中の発問には、「教材を読んだ感想」「筆者が本文を通して伝えたかったことは何か」「自分が題名を付けるとしたら何にするか」というようなものがあり、これらは「自分の意見を述べるもの」、「作者の考えを読み解くもの」、「教材をより自分のものにするためのもの」であると感じた。子どもたちの回答の中には、驚くほど深く考えられているものもあり、一問一答のような発問ではなく、考えを自由に述べることができる発問をすることが重要だと感じた。それにより、子どもたちの思考力や言語能力を伸ばすことができるのではないかと考えた。 |
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