蓄積型体験学習支援システム

蓄積型体験学習詳細

藍染 惣右介さんの記録 2023年6月5日(月)
体験分野 学習支援実習 活動の名称 学習支援実習 実施施設・機関等 長崎市立 鳴見台小学校
実施日 2023年5月19日~2023年6月2日 実施時間 実施回数:6回  実施時間:40時間

活動内容の概要
・授業中のサポート(まるつけ、個別指導)
・作業のサポート(書写の作品を画用紙に張り付ける)
・休み時間などにおける児童とのふれあい
・放課後の環境整備(清掃、机ならべ)
・運動会の準備・係活動(用具係)・後片付けのサポート
活動の総括
目標①【メリハリをつける】について
 今年は5年生の2クラスで実習をさせていただいたのだが、昨年の教育実習(附属での主免実習)と比較すると、メリハリの付けた指導や接し方をすることはできたと思っている。例えば、私のことを名前で呼び捨てにして読んでくる児童に対しては、他の先生にもそうやって呼び捨てで呼ぶの?などと聞いて、呼び方を改めるようにしたりしていたのだが、一度で聞き入れる児童もいれば、何度言っても聞かない児童もいたので、自分の話すときの態度や伝え方にもまだまだ課題があるのだろうと思っていた。また、特別支援クラスに在籍している児童で、クラスに戻ってきてみんなと一緒に授業を受ける機会があったのだが、理科の実験用に配布された紙コップでずっと遊んでいて、何度か注意は入れたのだが、強くは言うことができなかった。というのも、その児童は以前私が目にしたときに、泣きながら木の棒のようなものを廊下で投げていて、あとから先生に話を伺うと、「恐らく自分の思い通りにならないことがあったんでしょうね」と話されていた。そのことを思い出して、もし私が注意してこの児童が暴れだしてしまったらどうしようと迷ってしまったためにしっかり注意をできなかった。特別な支援を必要とする児童への指導や接し方には、今回とても苦戦したので、特別支援コースの学生や先生に話を聞いたり、自分で調べるなどして、多様な児童への配慮と対応ができるようにしておく必要があるだろう。

目標②【積極的に動く】について
 前回鳴見台小学校で実習をさせていただいたときに、私としては一番反省すべき課題だと思い、今回目標として設定したが、以前と比べて自分から先生に話を聞きにいったり、できることを見つけて手伝いをしたりと積極的自分からアクションを起こすことができたと思う。特にそのことを顕著に思ったのは、運動会の準備から片付けに至るまでである。まず準備段階では、5年生と一緒に机出しや運動場の環境整備(石拾いなど)を行い、児童らよりも動く意識で臨んでいた。運動会当日の係活動では、そのときになってバタバタしないように朝から教頭先生に用具係や担当の先生に関することを聞いて、事前に担当の先生に挨拶と当日の確認を行い、円滑にプログラムが進むように用具の準備や後片付けを行うようにしていた。しかし、事前に資料をあまり確認できていなかったために、用具をどこに配置すべきか分からなかったり、児童らに上手く指示を出せない場面があった。運動会の閉会時間も予定を大分過ぎてしまう形になってしまっていたので、改めて運動会の運営側として携わっている身としての責任感を実感した。運動会など大きな行事は学校内だけでなく、保護者や地域の方々も来られる行事なので、より一層運営に携わる責任は大きくなり、先生同士の連携は重要になる。現場に出始めたときは、分からないことだらけだと思うが、少しでも疑問や不明点が出てきたら、すぐに他の先生方に聞いて事前に確認や解決を図っておくようにしたい。

目標③【教職を知る】について
 今回は児童や授業にばかり焦点を当てるのではなく、授業以外の先生の姿にも焦点を当てて参観していた。それにより分かったことは、やはり先生方は時間に追われていて、やることも多いのだが、それにより時間の使い方がとても工夫されていて、タイムマネジメントをしっかりされていると思った。休み時間の先生の過ごし方は人それぞれあるかと思うが、現実問題宿題や提出物の確認をする時間はまとまってとれることは少ないと思うので、私が見た限りでは授業中の空き時間(児童らによる話し合い、書写の時間など)にまるつけを行ったり、恐らく専科の先生の授業中には職員室で事務作業を行っていたりしていたのではないかと思う。また、配布された日課表には放課後の時間に、学級事務、教材研究、校内研修など何をするのかが明確に示されていた。学校によって様々かと思うが、あらかじめその日の放課後に何をするのか分かっておくと、計画も立ちやすくなり、効率的に作業を進めていくことができるようになるのだろうと思った。しかし、自分が現場に出たことを想像すると、平常時であればほぼ予定通りになるかもしれないが、事故や問題発生などによる急な児童・保護者対応も起こると思うので、そのようなときに上手く対応ができないとそこにかかる時間も増えてしまい、結果持ち帰り残業がとても増えてしまうのではないかという不安もある。かといって仕事に追われ続けて自分の心身が壊れてしまっては学校に行くこともかなわなくなり、待っている児童たちが一番可哀そうな状態になってしまう。恐らくきついこともたくさんあるだろうが、それでも私の場合は、教職への志望や憧れは揺らいではいないので、きつい状況でもやりがいを見出して、自分の身を第一に考えて、教職人生を歩んでいけるようになりたい。

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