蓄積型体験学習支援システム

蓄積型体験学習詳細

k7Cj1さんの記録 2023年9月25日(月)
体験分野 その他の実習 活動の名称 野外体験実習 実施施設・機関等 古賀小学校(野外体験)
実施日 2023年9月20日~2023年9月22日 実施時間 実施回数:1回  実施時間:15時間

活動内容の概要
・様々な活動での児童や教員の補助
・お茶づくり
・レクリエーションの企画や運営
活動の総括
1.自然の家での教員の立ち回りについて
 適度な距離を保ちながらも、声掛けが多くあったように感じています。児童が考えているときや話しているときは見守りに徹し、児童が困っているときは解決の糸口となるヒントを口にしたりされていました。そのような発言と距離感のおかげで、児童は自分や周囲の考え方をもとに、様々なことを思考しながら活動に取り組むことができていたのではないかと感じます。
 また、自然の家での教員の立ち回りについてとは少々ずれますが、先生方がお話をする際に、児童への誉め言葉から始まっていた点がとても印象に残っています。話をするときに目が合うこと、挨拶ができていること、スリッパがきちんと並んでいること、返事ができるようになっていること、協力がみられることなど、様々な児童のできることに対して、活動ごとの先生方からのお話で言及がありました。時には注意を受ける場面もありましたが、これだけほめてもらえれば児童も、うれしいと感じると同時にもっと頑張ろうという姿勢につながるのではないかと感じました。

2.自然の家で子どもの学びを深めるための方法について
 児童の発言を聞き漏らさないようにしたり、児童が持つ興味・関心の向く先を把握しておくことが大事なのではないかと感じました。ふとした瞬間の児童の発言を聞いていると、大人の感覚ではスルーしてしまうような部分にも目を向けていることがあり、それらを聞き漏らさずに授業や活動に生かすことが重要なのではないかと感じます。
 また、児童の発言に対して即座に反応できる環境のすばらしさを学ぶことができました。児童が何かを口にしたときに、聞き返したり内容を繰り返したりすることで、児童の話を聞いているということを伝えることができると同時に、内容によっては児童の思考を掘り下げることにつながるということを学ぶことができました。そのため自分が教員になったときには、子どもへの声掛けには気を配りたいと思います。

3.自然が豊かな場所における、子どもの興味の矛先について
 大人が想定している以上に周囲を観察し、手元にある道具を有効活用していることを実感しました。スコアオリエンテーリングや炊事活動など、自然の家ならではの活動で児童の発言や行動に注目すると興味深いものが多くありました。しかしこれらは注目することで初めて気づく児童の思考過程であるため、日ごろから子どもの観察が重要であると感じました。そのため、授業づくりや活動を企画するときには、「どんなことを児童に学んでほしいのか」ということはもちろん、「児童の興味・関心はどこに向くか」を考えながら、それらをうまくつなげ合わせていくことが大事なのではないかと感じました。



古賀小学校での野外体験学習はとても充実したものとなりました。今回の野外体験学習で学んだことを活かして、今後の他の実習にも取り組んでいきます。古賀小学校の先生方、児童の皆さんには大変お世話になりました。
ありがとうございました。

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