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蓄積型体験学習詳細
体験分野 学習支援実習 |
活動の名称 学習支援学習 |
実施施設・機関等 長崎市立 西城山小学校 |
実施日 2023年5月21日~2023年7月7日 |
実施時間 実施回数:6回 実施時間:20時間 |
活動内容の概要
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・授業中のサポート(丸つけ、個別指導、実験の補助)
・朝の時間や休み時間における児童との関わり
・授業の観察 |
活動の総括
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1.‟その時々に応じた支援ができるようになる”について
私は授業において想定外の出来事が起きたときや子どもたちの授業の理解が思った通りに行かなかったときにどのように対応していけばよいのかをこの学習支援を通して学んでいきたいと思っていた。まず、理科の実験で結果が思うようにならなかったときに、教師が本来そうなるはずだった結果を児童に押し付けるのではなく、このような結果が出たのにも何か原因があるはずだという考え方をすることによって、そこからさらに学びを広げることもできると分かった。また、授業中に集中力が切れてしまったり、やる気が起きなかったりする児童に対しては、しつこく叱り続けるという訳ではなく、逆に何も指導しないという訳でもなく、それぞれの児童の特性に合った声のかけ方をすることが大切だと学んだ。厳しい言葉ばかりかけてしまうと逆効果になってしまう児童もいると思うため、やる気を削がないように、授業に参加してもらえるように声掛けを行うことが必要だと思うが、優しくしてばかりではよくないようにも思えるため、その線引きが難しいと感じた。また、教師が想定していた答えを児童がなかなか導き出すことができなかったり、間違った答えを出してしまったりしてもそれを否定せず、受け止めたうえで正しい答えを導き出すための手立てを示すことが大切だと学んだ。
2.‟子どもたちに心を開いてもらう”について
学級経営を円滑に進めるためには、教師と生徒の間に信頼関係がなければならないと思うため、担任の先生と児童との関わり方を観察したり、実際に自分自身が児童と関わったりしながら対応の仕方を学んでいきたいと思っていた。まず、担任の先生は朝の会が始まる前の時間に児童と積極的にコミュニケーションをとっていた。教室に入ってきた児童に対しては「○○さんおはよう!」と声をかけ、連絡帳を出しに来た児童とは笑顔で会話をしていたのが印象的だった。まずは笑顔で挨拶をして、そこから会話に発展させることで児童と自然な流れで毎日コミュニケーションをとることができるということを学んだ。また、実際に自分自身が児童と関わっていく中で、笑顔で話しかけることを意識していた。名前を覚えて呼んでくれる児童が実習を重ねるごとに増えてとても嬉しかった。休み時間などは積極的に話しかけに来てくれた児童と話すだけでなく、自分の席に座っていた児童にも話しかけに行った。話しかけると会話を続けてくれる子と、一言答えてそれから黙ってしまう子がいて、しつこく話しかけるのはよくないかもしれないと思い離れたが、あまり積極的にコミュニケーションをとるタイプではない児童に心を開いてもらうための距離の詰め方が難しいと感じた。
3.‟分かりやすい授業にするための工夫を学ぶ”
分かりやすい授業にするための工夫については教材や授業の流れなどに着目した。まず、教材に関しては、算数の大きい数の筆算の授業で、1・10・100の数字が書かれたカードと1~1000の位までの部屋が書かれたシートを児童一人一人に配っていたのが印象的だった。児童はそれらを式に合わせて並べ、移動させることで答えを導くという活動を行っていたが、筆算のやり方を教わりそれに沿って問題を解いていくよりも、実際に手を動かして考えることで繰り上がりの仕組みなども理解しやすくなりそうだと感じた。また、ICT機器を使用した授業も印象的だった。デジタル教科書を電子黒板に提示することで、拡大表示が簡単にできたり、音声を使ったり簡単にペンで書き込んだりすることもできるため、児童にとってより分かりやすくなっていると感じた。国語の授業で、新しい言葉をフラッシュカードのようなもので確認していたのも、児童にとってはゲームのような感覚で楽しく分かりやすく学ぶことができてよいと感じた。授業の流れや声掛けについては、めあてを設定するまでの流れで児童に質問することによって、教師がめあてを提示して終わりではなく、児童も一緒にめあての設定に向かうことができるため、本時の目標が分かりやすくなる工夫だということを学んだ。 |
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