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蓄積型体験学習詳細
体験分野 学習支援実習 |
活動の名称 学習支援実習 |
実施施設・機関等 諫早市立 西諫早小学校 |
実施日 2023年5月17日~2023年6月2日 |
実施時間 実施回数:8回 実施時間:40時間 |
活動内容の概要
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・授業中のサポート
・休み時間や昼休みにおけるふれあい
・運動会の支援 |
活動の総括
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1.“授業づくりについて学ぶ”について
特別支援学級の支援をさせていただいたことで、これまでの実習で見てきたものとは異なる特別支援教育の授業づくりを学ぶことができた。児童の集中の持続の難しさや身体の疲れやすさなどの特性に合わせて1時間の中で複数の教科を扱ったり、途中で頭と身体を休めるための休息・遊びの時間を取ったりといった工夫がされていることを知った。また、同じ教材でも難易度を変えて提示したり、ICTを活用したりといった発達の段階の異なる児童に同じ教室で同時に指導を行うための工夫も学んだ。これらのことは、将来特別支援学級の担任になった際に役に立つことはもちろん、様々なニーズを持った児童のいる通常学級にも通じる部分があると考えるため今回の実習で学んだことを生かしていきたい。
2.“児童を知り、一人ひとりの良さに気づく“について
実習を通して児童一人ひとりと積極的に関わり、児童を知ることができたと感じる。授業中の関わりはもちろん、昼休みには一緒に遊ぶことで授業中とはまた違う児童の様子を観察することができた。また、運動会では学級の児童の活躍をしっかりと見てそれを児童に伝え褒めることができたことも良かったと感じている。そして、実習の始めの頃は児童の「できない部分」に目を向けがちだったが、日を追うごとに「できること」「できそうなこと」に目を向けられるようになっていった。特別支援教育においては、教員の工夫で「できるようにすること」が求められるため、児童のできないことだけではなくできることにも目を向けられるようになったことは大きな成長だったと感じる。児童を観察しこれから伸ばしていくべき点を知ることももちろん大事であるが、できることを知りそれを伸ばすことや既にできること足がかりとしてできることを増やすことも重要なことであるため、これからも実習を通して得たこの視点を大切にしていきたい。
3.“一人ひとりに合った支援を行う”について
実習の始めの頃は支援をしすぎる場面が多くあったが、日を追うごとに児童理解が進み、児童に合った支援ができるようになっていったと感じる。また、できないからといって教員が代わりにやるのではなく、手を取りながら児童自身ができるようにすること、そしてそれを褒めることが重要なのだと学び、実践することができた。発達段階の異なる児童らに対して個に応じた指導を行うことは難しい部分も多いが、教育の公平性を保つため、そして児童に達成感や成就感といった学ぶことの楽しさを知ってもらうためにも重要なことであると感じる。また、このことは特別支援教育に限らず、通常学級での教育にも通ずる部分が多くあるため、今回の実習での経験を生かしていきたい。
今回の実習では特別支援学級を担当させていただき、本当に貴重な経験をすることができました。実習を通して児童の学びを楽しむ姿を見ながら、私自身もこれまで大学の座学で学んできた特別支援教育の知識が生きていることを感じ、学びを楽しむことができました。そして、教員になりたいという思いがさらに強くなりました。お忙しい中ご指導いただき本当にありがとうございました。 |
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