蓄積型体験学習支援システム

蓄積型体験学習詳細

A319eさんの記録 2023年6月12日(月)
体験分野 学習支援実習 活動の名称 学習支援実習 実施施設・機関等 長崎市立 大園小学校
実施日 2023年5月19日~2023年6月9日 実施時間 実施回数:6回  実施時間:40時間

活動内容の概要
・授業中のサポート(丸つけ、個別指導など)
・学級の掲示物づくり/宿題プリントのコピー/教材づくり等の手伝い
・休み時間や昼休みにおける児童とのふれあい
・運動会に向けた準備の手伝いや子どもたちの安全管理
・運動会当日特別支援学級の子への支援
活動の総括
1.“子どもたちへの授業中の支援の仕方(机間指導等)を観察し、実践する”について
 自分自身が机間指導等に入ってみて、学習につまずきがあったり、遅れがちであったりする子どものところに止まってしまうことが多かった。その子たちばかりに指導・助言するのではなく、学習が進んでいる子どもに対しても、さらに思考が深まる問いかけや、考えを認める声かけをしていかなければならないと思った。また、先生方は、子どもたちの意見に丸を付けながら机間指導をされていた。丸を付けることで、子どもたちは自分の意見に自信をもって発表することができるし、教師が効率的に全員の子どもの意見を確認することもできると思った。

2.“子どもたちと積極的にコミュニケーションをとり、児童理解につなげる”について
 担任の先生が、短い時間であっても、子どもたちとの関わりを大切にしているのが印象的であった。また、授業では、子どもたちの性格等を理解した上で、発言にツッコミを入れたり、話を広げ、他の子にも話を振ってくれたりと、楽しい雰囲気で授業が進んでおり、授業に普段の関わりを通して深めた信頼関係や児童理解を生かされていると感じた。
 私自身は、子どもたちと積極的にコミュニケーションをとることはできたが、仲良くなることに焦点を置いてしまったため、「児童理解」までつなげることはできなかった。そのため、これから先生になった時には、友だちと関わっているときにどんな表情をしているのか、そして今何に興味関心があるのか、授業中にどのような発言が多くて、どんなところにつまずきやすいのかなど、一つ一つの場面を大切にしながら「児童理解」につなげていきたいと考える。また、信頼関係を築く方法として、ダメなものはダメとしっかり指導すること、友だちを侮辱するような言動があった時には厳しく指導することが大切だと分かった。教師と児童が“友だち”のようになっては、“嫌われたくない”と考えてしまい、結局「なれ合い」の関係になってしまうと思う。子どもたちが安心して過ごせる学級づくりのためにも、時には毅然とした態度を示さなければならないと思った。

3.“学校の雰囲気をつかみ、学校で働くイメージを明確にする”について
 運動会に参加させていただき、行事の良さ、そして行事を支える先生方の役割を知ることができた。まず、運動会の準備では、子どもたちが行う設営のために先にテントを運び出して置いたり、子どもたちが帰ったあともライン引きを行ったりと、行事を成功させるためには教師が協力していかなければならないことが分かった。また、教師だけで準備できてしまうものも、子どもたちに役割として与えることで、自分たちが運動会を作っていることや誰かのためになっていることを実感したり、自分の役割はきちんと責任をもって行うことや助け合うことができたりすると思った。運動会当日には、子どもたちの変化や成長、今まで見えなかった面を見ることができ、行事の良さを感じることができた。
 また、実習の一環として、子どもたちの作品の掲示、宿題の確認や宿題プリントのコピー、授業の教材づくりなどのお手伝いをさせていただいたが、これに加えて、様々な業務を普段先生方が授業の合間や放課後に行っているのは本当に大変だと思った。しかし、今回、教師という仕事の大変さを感じた実習であったが、それ以上に子どもたちのパワーを感じた実習でもあった。ちょっとした発言で笑わせてくれたり、運動会に向けて頑張っている姿や成長した姿を見せてくれたりなど、そんな子どもたちと“一緒に成長できる”教師という仕事の魅力ややりがいを感じることができた。


大園小学校での実習では、とても充実した時間を過ごすことができました。この実習の経験を今後に生かしていきたいと思います。大園小学校の先生方、子どもたちには本当にお世話になりました。ありがとうございました。

←戻る

トップページへ戻る

ID:
パスワード:

ガイド
ファイルダウンロード
  • 現在登録されておりません。
 一覧を見る
リンク

長崎大学教育学部教育実践総合研究棟事務室 〒852-8521 長崎市文教町1-14 TEL 095-819-2291 FAX 095-819-2292
Copyright© 2005 Faculty of Education,Nagasaki University.All Rights Reserved