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蓄積型体験学習詳細
体験分野 学習支援実習 |
活動の名称 学習支援実習 |
実施施設・機関等 長崎市立 西城山小学校 |
実施日 2023年5月21日~2023年6月21日 |
実施時間 実施回数:8回 実施時間:47時間 |
活動内容の概要
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・授業中のサポート
(丸付け、個別指導など)
・休み時間や昼休みにおける児童とのふれあい
(給食指導、遊びなど) |
活動の総括
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1.“適切な支援ができるようになる”について
実習期間中、これまでの様々な実習であまり関わることができなかった高学年の授業に入ることができ、高学年の児童の様子や教師の関わり方を知ることや、特別支援学級の児童と関わることで、今までの実習では得ることのできなかった学びを得ることができました。
今回の実習では5年生と関わり、2クラスに交互に入りました。実習の回を重ね、子どもたちとの関わりが深まっていくうちにそれぞれのクラスの色やクラスに所属する児童の得意苦手がだんだんと見えてくるようになりました。色や得意苦手が見えてくることによって自分が子どもたちにどんな声を掛けるべきか考えたり、子どもたちの学習上のつまずきを予想し、積極的に支援に入ることに繋げることができました。2クラスに共通して漢字や算数に対する苦手意識が強いように感じ、国語の授業や文章を書く活動がある時には、音読の時に読みのサポートに入ったり、漢字の書き間違いを細かく確認したりするよう心がけ、算数では計算後の見直しの指導が必要であると実感することができました。また、特別支援学級の児童との関わりは今回の実習が初めてで、はじめはどのように接すると良いのか全く分かりませんでした。しかし、支援学級の先生方や児童と関わっていくうちに、待つことの大切さを学ぶことができました。児童のペースに合わせ、気持ちに寄り添うことで信頼関係の構築ができ、信頼関係を築くことがその後の指導に繋がると分かり、児童の行動を受け止めることの大切さを学ぶことができました。
2.“教師のあるべき姿を学ぶ”について
先生方は児童の指導をする上で大声を出して叱ったりすることなく、「自分がどんな気持ちになったのか」「何がいけなかったのか」「どうすればよいのか」を、一方的にではなく対象の児童と一緒に考える指導の仕方をされていました。怒ってしまいたくなるような場面でもその気持ちを一度グッとこらえて温かく寄り添うように声を掛けている様子を見て、叱るのが教師なのではなく、一緒に考えるのが教師なのだと感じました。「○○さんが手を挙げてくれて嬉しかった」や「今の○○さんのこんなところが素敵だった」のように、児童に寄り添い、肯定的な言葉がけをすることによって、児童の意欲向上に繋がったり、信頼関係の構築にもなることに気がつき、私も児童に寄り添うことができる温かい教師になりたい、と強く考えました。
3.“コミュニケーションを積極的に行う”について
西城山小学校の児童たちは廊下ですれ違うと必ず挨拶をしてくれました。私のことを知っている5年生の子どもたちもそうでない子どもたちも元気に声を掛けてくれて、挨拶の大切さを再確認するとともに、苦手意識のあったコミュニケーションを積極的にとるきっかけができました。実習に入った5年生との挨拶を通して、いつも大きな声で挨拶をしてくれる子どもが元気がない様子だったり、体調が悪そうな時があったりして、挨拶の習慣によって児童の変化に気づくことができるのではないかと考えました。挨拶以外でも積極的に話しかけてくれる児童が多かったため、私からも積極的に話しかけるようにすると、児童の得意な教科や苦手な教科、特技や悩みを知ることができ、日頃のコミュニケーションから、一人一人にあった支援や指導の方法を考えられそうだと感じました。児童たちとだけでなく、先生方とのコミュニケーションも積極的に行うように心がけ、挨拶はもちろん、疑問があれば質問をするようにしました
。クラスのことや支援方法などを教えていただくことができ、今後教職に就いたときにも、組織的な教育を行うために職員間のコミュニケーションを大切にしなければならないと考えました。
西城山小学校での実習は、たくさんの学びを得ることができ、とても充実したものでした。児童たちとの関わりを通して、今後控えている試験に向けたやる気をもらうことができました。この実習での経験をこれから活かしたいと思います。西城山小学校の先生方、子どもたち、保護者や地域の方々には本当にお世話になりました。ありがとうございました。 |
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