蓄積型体験学習支援システム

蓄積型体験学習詳細

oAu39さんの記録 2023年6月8日(木)
体験分野 学習支援実習 活動の名称 学習支援 実施施設・機関等 長崎市立 諏訪小学校
実施日 2023年5月10日~2023年6月8日 実施時間 実施回数:9回  実施時間:20時間

活動内容の概要
・授業中のサポート(丸付け、個別指導など)
・休み時間や昼休みにおける児童とのふれあい(給食指導、遊び、下校指導)
・運動会のサポート
活動の総括
1.”適切な支援ができるようになる”について
今回の実習において、児童にとってより良い学びの支援をしていくためにどのような方法が適切で効果的なのか、授業において学習を支援する際の教師の言葉かけや行動に注目をして学ぶという目標を立てて参加した。実習期間中1年生の学習支援に入り、国語や算数、生活科、体育、図工などの授業を見ることができた。国語の授業においては、主にひらがなの学習と長音・促音の学習に取り組んでいた。ひらがなの学習では、マスを4つの部屋に分けて各字の形の特徴をつかませて練習させたり、書き順を意識して練習させたりなどしていた。プリントを使って各自練習している時間に、私は教室内を回り丸付けや訂正を行った。その際、どこまで丸とするかという基準が難しいと感じたが、担任の先生が行われている訂正を見ることでその基準を捉えることができた。長音・促音の学習では、長音と促音の単語を音読する際に手の叩き方を変えて、リズムを捉えるようにさせていた。最初はリズムをあまりつかむことができていなかった児童も、繰り返し練習することによって長音と促音のリズムをつかんでいたため、手を叩いてリズムをつかむという活動は、長音と促音を理解するにおいてとても効果的であると感じた。算数の授業においては、足し算の学習に取り組んでいた。算数のノートを初めて導入する際の授業であったため、児童のノートと同じ形態のミニ黒板を使ってノートの取り方や赤・青鉛筆の用い方などから詳しく説明していた。口頭による説明だけではなくミニ黒板を使うことによって、児童が目で確認することができ、より理解することができた板。また足し算の学習において、ブロックを実際に手で動かすことによって児童が考えやすくなっていた。生活科の授業においては、植物の観察と記録に取り組んでいた。植物の観察では、まず児童全体をテレビ画面に映している先生の鉢に注目させ、葉の色や形、大きさ、特徴などがどのように変化しているかを考えさせるような問いかけをして、植物の成長に児童自身が気づくことができるようにしていた。その後、気づいたことをもとに記録用紙に絵を描かせる活動をしていた。体育の授業においては、運動会に向けたダンスの練習に取り組んでいた。先生がステージ上に立ち、パートごとに振り付けを教えて繰り返し練習させることによって、児童は振り付けを覚えて通しで踊ることができるようになっていた。正しい振り付けで大きく踊ったり、笑顔で踊ったりできている児童を全体の前で褒めることによって、本人は自信をもって踊ることができるようになると共に、他の児童においてもがんばりたいという意欲を引き出していた。どの授業においても、児童の興味関心を引き出すためのキーワードを用いていたり、児童自身に気づかせるための声掛けがとても重要であると感じた。
2.”積極的に関わる”について
今回の実習において、子どもたちからのアクションを待つだけではなく、自分から関わろうとする姿勢をもつという目標を持ち参加した。実習期間中、授業時間だけではなく、休み時間や昼休み、給食時間などの様々な時間で児童と関わることができた。授業時間では、教室内を回りながら児童の取り組む様子を見たり、丸付けや訂正をしたりすると共に、声掛けをしながら学習の支援に取り組むことができた。休み時間や昼休みには、学級の児童全員と関わることができるように話したり、遊んだりすることを通して、1人1人の特性を少しずつ理解することができたと感じた。児童の中には、積極的に話しかけることが苦手な児童もいるため、そのような児童に対しては他の児童以上に自分から話しかけたり関わったりすることによって、心を開いてもらえるようにする必要があると実感した。給食時間では、食べる姿勢や食器の持ち方などに注目して支援を行った。苦手な食べ物がありなかなか進まなかったり、時間に間に合わない児童に対しては、声掛けをしてこれだけは食べるという目標をもってもらうことで、徐々に苦手なものを食べれるようになったり、時間内に間に合うようになったりするのではないかと感じた。給食指導の中でも、様々な点に目を向けて、指導していく必要があると学んだ。
3.”行事(運動会)の支援方法・行動について学ぶ”について
今回の実習において、運動会全体をどのように進めていくのか、クラスや学年の動き、どのような役割を持ち他の先生とどう協力するのかについて学ぶという目標を持ち参加した。運動会で私は主に、1年生の競技における誘導、他学年の競技の際の待ち時間指導に加えて、タブレットを使用して1年生の写真を撮影するという活動を行った。1年生競技の誘導については、全員そろっているか確認することと正しい並び順に並んでいるか確認することが重要であると感じた。他学年競技中の待ち時間指導については、トイレに行きたい児童がいるかを確認して対応したり、水分補給を促し熱中症予防をしたり、競技鑑賞の姿勢や応援姿勢など様々なことに目を配ることが必要であると分かった。タブレットを使用しての1年生の写真撮影については、写真という目に見える形で児童の活動の記録をすることで、より良い振り返りや反省を行うことができるため大切であると感じた。運動会全体を進めるにあたって、先生同士が役割分担をして連携して取り組んでいることを学んだ。また、全学年共通して配慮すべき指導と、学年ごとに異なる配慮すべき指導があると分かった。

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