蓄積型体験学習支援システム

蓄積型体験学習詳細

Ar73jさんの記録 2023年12月5日(火)
体験分野 その他の実習 活動の名称 野外体験実習 実施施設・機関等 伊良林小学校(野外体験)
実施日 2023年10月25日~2023年10月27日 実施時間 実施回数:1回  実施時間:15時間

活動内容の概要
〇児童との活動
・竹箸作り ・すり身体験 ・ナイトウォーク ・焼きそば作り ・スコアオリエンテーリング ・長崎市恐竜博物館見学

〇役割
・バスの荷物の出し入れ ・麦茶作り ・配膳手伝い ・各部屋の見回り ・スコアオリエンテーリングのポイントでの安全管理 ・部屋の清掃点検
活動の総括
1、「宿泊体験での指導、支援を学ぶ」について
宿泊体験という学校外での活動で大切にすべきことを学ぶことができた。1つ目は、包丁や小刀などの刃物や調理時の火、危険な動植物、野外での体調管理など様々な児童の安全管理である。危険なものを扱う際には、全体で安全指導を行うが、その指導が児童全員には届かないことがあるため、安全に活動できているか見回ることが重要だと学んだ。また、出来ていない時は「なぜ危ないのか」という理由をよく説明し、児童自身が自分の安全を守れるようにすることも大切だと学んだ。2つ目は、子どもたちの成長を見守るということである。実際に、竹箸作りで友達に上手く削るコツを教えてあげている姿、すり身体験でみんなが1回はすれるように譲り合う姿、焼きそば作りの片付けで最後まで励まし合って合格をもらう姿など、班で協働する児童の姿をたくさん見ることができた。時には仲間同士で衝突をする場面もあったが、こうした協働から児童の成長が生まれているのだと感じた。児童が協働する瞬間は、教師が介入しすぎずに自身の力だけで頑張らせることも児童の成長にとって重要だとも学んだ。

2、「先生方の動きかけや児童の行動を観察する」について
担任の先生をはじめ、引率されている先生方が子どもたちと一緒に過ごす姿を見て、児童との関わり方を学ぶことができた。児童との関わり方で重要だと感じたことは、教師としてのメリハリを持つことである。3日間の中で、くつ箱の整頓や黙食など普段の学校生活でやっていることに関する指導をしていた場面が印象的であった。その時に「皆さんならできると先生は知っていますよ」という児童に対する期待や信頼が伝わるような声掛けをしていた。こうした声掛けが、児童の「やらないと怒られるから」というマイナスな気持ちではなく、「私たちならできる」というプラスの気持ちからの行動を引き出しているのだと感じ、指導をするときもそのポジティブな声掛けが大切であると学ぶことができた。

3、「児童と積極的に関わる」について
子どもたちと関わる中で、児童一人ひとりの目線になって考えることが大切であると感じることができた。3日間の中でどの児童とも関われるように心がけ、自分から来てくれる児童もいるが自分からは話しかけてこない児童に対しても積極的に声をかけ、関わることができたと感じる。そうした関わりから、その子のことを少しずづ知ることができ、その知ることが普段の学校生活や指導に生かされるのだと学んだ。また、「班の友達と喧嘩してしまった」というような相談を児童にされることが数回あった。私は、その気持ちを受け止め、「自分がこの後どうすればよいか」というのをその児童と一緒に考えて行動を後押しすることを心がけた。児童がこうした話をしてくれること自体、6月に関わることができた時から続いて、児童との信頼関係を感じることができた。これらのことから教師として、その子の目線になって考え、その子を知ることを大切にしていきたいと感じた。

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