蓄積型体験学習支援システム

蓄積型体験学習詳細

ewu9Bさんの記録 2023年10月1日(日)
体験分野 その他の実習 活動の名称 野外体験実習 実施施設・機関等 大園小学校(野外体験)
実施日 2023年9月27日~2023年9月29日 実施時間 実施回数:3回  実施時間:15時間

活動内容の概要
・ペーロン体験
・天体観測
・動物オリエンテーリング
・竹箸づくり
・まきわり
・炊事活動
・イニシアティブゲーム
・シャッフルボード
・博物館見学
・食事指導
・入浴指導
活動の総括
1.”適切に安全な支援を行うことができるようになる”について
 実習期間中、児童が危険に冒される可能性のある場面に多く出会いました。その際、先生方がどのように支援・連携をされ、適切に安全な支援を行っているのかを理解することが出来ました。
 特に竹箸づくりでは、ある児童が一時的に行方不明になるという場面がありました。そうした状況においても、先生方は常に冷静で、かつ学年主任の先生が誰がどこを探すのかを迅速に決定されていました。その姿を見て、問題が発生した際に2つ重要なことがあると学びました。1つ目は、問題が起きた際に教師が決して慌ててはいけないということです。教師が慌ててしまうと適切な対応を取ることが困難になります。そして、教師が冷静さを欠く態度を取ってしまうと関係のない児童に大きな不安を与えることにも繋がります。2つ目は、問題が発生した際のフローチャートを作成・共有しておくことです。今回、先生方がスムーズに対応できたのは誰が指示を出し、誰が直接対応するかを事前に決めていたからでした。特に校外での学習では予想外の出来事も発生する為、教師自身が危機管理意識を高く持ち、落ち着いて対応できるようにフローチャートを作成・共有しておくことが重要になると感じました。
 
2.”校外学習特有の支援ができるようになる”について
 実習期間中、施設内外で様々な活動に参加をしました。先生方の児童の安全管理を行っている姿や児童の主体性を高める声掛けしている様子を見る事で、子どものみで行わせる部分と教師が支援を行う部分をどのように適切に判断するかについて理解することが出来ました。
 特に炊事活動では、児童の安全管理と児童の主体性・社会性育成のための声掛けの方法について多く学ぶことが出来ました。炊事活動では児童が火や刃物を取り扱うため、怪我のリスクが高い活動の1つでした。その為、最初私は児童に様々な助言を与え、少しでもケガのリスクを低くしようとしていました。しかし、徐々に児童が主体的に行動しようとしなくなっている事に気づきました。その際、他の先生方の支援の様子を観察していると基本的に何も助言をせず、本当に危険な時に限り声をかけていました。たとえ児童らが口論になっていたとしてもすぐに声をかけず少し離れた位置で観察をしていました。この事から、児童の可能性を信じ、教師はあくまでも「支援者」としての役割を徹する事で、児童の主体性・社会性を高める事ができると理解しました。

 大園小学校での野外体験実習は非常に充実しており、校外での実習という非常に貴重な経験をさせて頂きました。今回の実習で得た学びは必ず今後の実習等で活用していきます。大園小学校の先生方、児童、保護者、関係者の方々には大変お世話になりました。ありがとうございました。

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