蓄積型体験学習支援システム

蓄積型体験学習詳細

40g5wさんの記録 2023年9月26日(火)
体験分野 学習支援実習 活動の名称 学習支援実習 実施施設・機関等 長与町立 長与南小学校
実施日 2023年5月19日~2023年9月21日 実施時間 実施回数:9回  実施時間:40時間

活動内容の概要
・運動会の設営・片づけ
・運動会の運営サポート(用具係の補助)
・授業中のサポート(まる付け、個別的な支援など)
・体位測定の補助(記録等)
・授業中や休み時間の児童との触れ合い
活動の総括
➀「適切な児童理解ができるようになり、児童一人一人について寄り添うことができるようになる。」について
 正直今回の実習でこれはとても難しかった。授業ごとに入る学級が違ったからである。しかし、担任の先生に話を聞いたり、授業中に児童の様子を観察したり児童と実際に関わることで少しずつ児童理解を深めることができた。特に最終日の前日に1時間4-1に入り、最終日はずっと4-1に入っていたので、4-1の児童については他の学級の児童に比べ、児童理解を深めることができたと思う。すぐにやる気がなくなってしまう児童には元気づけたり、興味を持たせるような声掛けを意識し、逆にノートに気になることをびっしりとメモしていた児童には「社会科見学で全部質問できるか分からないから優先順位をつけたらいいんじゃない?」などと声をかけることができた。学級の中には本当に様々な児童がいたので、何か目標に向かっていくときに同じように声をかけるのではなく一人一人に応じたアプローチが重要だと再確認できたし、わずかではあったが自分で考えて実行することができた。

②「授業における様々なアクティブ・ラーニングについて学ぶ。」について
 中・高学年の国語の授業で、話し合いの授業を観る機会が計3回あった。どの授業にも共通していたのが、話し合いの時に重要になる話し方・聞き方について丁寧に確認していた点と話し合いを行う前に個人で考える時間を設けていた点である。児童が考えを深めることができるようにするために、対話の時に重要になるポイントを確認しておくことが大切であると感じた。また、個人の意見をしっかり持った上で話し合いをすることで元々の自分の考えをより深めることができると思った。そして3年生の授業では考えを付箋に書いてそれをグループで共有し、グループ分けするという活動を行っていた。付箋に書くことで、長く文章を書くことが苦手な児童や考え込んでしまって意見が出せなくなってしまう児童でも気軽に自分の考えを書くことができていたし、それを自分たちでグループ分けすることで、考えをまとめる力が付くのではないかと思い、勉強になった。
 他にも1年生の担任の先生で、算数の授業での学びが学校生活の場で実際に活かされている場面で「こういう風に5人ずつで数えると早いね。」などと児童に言っていたので、学習していることが日常に役立つことを児童に感じさせることも大切であると思った。
 
③「教師の指示の出し方について学ぶ。」について
 私が教師になったら真似したいと思ったことが大きく3つある。
 1つ目はなかなか集中しない児童に指示を出す時は、名前を呼ぶということである。全然話を聞いていない児童でも先生が名前を呼ぶと顔が上がる児童がいたのでこれは有効なのではないかと考えた。
 2つ目は黒板に書くということである。2学期から担任になって学級の立て直しに尽力していた先生がいらっしゃった。その先生は授業でやること口頭で説明すると同時に黒板にも書いていた。こうすることで全員が確実に理解できるようになるし、児童が自分で考えて行動できるようになるのではないかと思った。
 3つ目は、一つずつ指示を出していくということである。1年生の担任の先生は、体位測定の際に<着替える・靴下を脱いで道具バッグの中に入れる・椅子を入れて廊下に並ぶ>という指示を一つずつ出して、児童が達成したら次の指示を出すようにしていた。低学年のうちはまだ多くの情報を整理できないので一回で一つの指示に留めることが児童にとって分かりやすい指示だと学んだ。

 この3つの観点の他に私が長与南小学校で学ぶことができたのは、同僚との連携である。長与南小学校は支援が必要であったり、授業中に皆の輪から離れてしまったりする児童が多くいた。そういった児童に一人だけで対応することは大変なのでサポートの先生がついていたが、教室を離れる際には必ず担任の先生にどうするか声をかけてから行っていた。またレインボー学級から通常の学級に行く際(逆も然り)には児童の様子などを伝え合ったりしていた。校務を円滑に行うという目的だけでなく、児童が安心して学校生活を送るためにも教師同士の連携が大切であるということを実感することができた。

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