 |
蓄積型体験学習詳細
体験分野 学習支援実習 |
活動の名称 学習支援 |
実施施設・機関等 長崎市教育研究所 適応指導教室 |
実施日 2023年6月5日~2023年7月14日 |
実施時間 実施回数:9回 実施時間:42.5時間 |
活動内容の概要
| |
・自習中のサポート(個別指導、声かけ)
・休み時間やレクレーション、昼休みにおける児童とのふれあい |
活動の総括
| |
1.適応教室を知る
適応教室では、通常の学校の時間割と異なり朝の会の後にクリエイトタイムというレクレーションの時間があった。子どもたちが遊びを通して教室に慣れたり、新しい仲間と関わったりすることができる時間であった。適応教室の雰囲気はすごく穏やかであり、過ごしやすい空間であった。子どもたちの様子は、おとなしい子どもばかりではなく、積極的にコミュニケーションをとることができたり、活発に遊んだりする子どもがいたりと様々であった。自習の時間は主に個人で学習する時間であるが、勉強を強制するわけではなく、読書や絵を描くなど自分の好きな活動をすることも可能であった。学校としての「ひかり」ではなく、一人ひとりの主体性を尊重していた。
2.子どもたちを知る
小学3年生から中学3年生まで、幅広い子どもたちが在籍していた。日々新しい子どもたちが教室に来るため、深く知ることはできなかった。しかし、クリエイトタイムや休み時間、体育を通して子どもたちの様子を見たり、近くで一緒に活動することで少しは知ることができたと思う。高校から再スタートするために、学校とリモートでつながり授業を懸命に受ける生徒や、教室では静かだが体育では思い切り体を動かす児童、絵を描くことが大好きで絵の話になると生き生きと話す生徒など様々であった。素直で優しい子どもたちばかりであった。
3.信頼関係を築く
9日間という短い期間で子どもたちと信頼関係を築くことは難しかった。最初は積極的に話しかけたが、全然距離を縮めることはできなかった。しかし、「ひかり」には、クリエイトタイムや体育、休み時間など子どもたちと一緒に活動できる時間がたくさんあった。遊びを通して会話が少しずつ増えたり、楽しさや面白さを共有することで自然に距離が縮まったことが実感できた。自習の時間では、わからなかった問題が解けた達成感を一緒に感じた。休み時間では、好きなアイドルの話や学校の話で盛り上がった。体育の時間では子どもたちの輪に入り、一緒に活動した。一人ひとりと深く関わることはできなかったが、日々の活動を通して自ら私に話しかけててくれたり、自分のことを話してくれた。信頼関係を築くには、たくさんこどもたちと関わり、一緒に全力で遊んだり一緒に問題に悩んだりすることが大事だと分かった。
私は将来教師の道には進まないが、この実習で学んだこと、「ひかり」で出会った子どもたちのことを忘れずにいたい。来年からは市役所職員として、様々な悩みを抱える子どもたちを地域全体で支えていくために、実習で学んだことや感じたことを生かしていきたい。 |
←戻る
|
|
トップページへ戻る
|
|