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蓄積型体験学習詳細
体験分野 学習支援実習 |
活動の名称 蓄積型体験学習 |
実施施設・機関等 長崎市立 高島幼稚園 |
実施日 2023年6月23日~2023年7月5日 |
実施時間 実施回数:3回 実施時間:21時間 |
活動内容の概要
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・朝の準備
・制作
・朝のお集まり
・自由遊び
・帰りのお集まり
・お弁当
・反省会 |
活動の総括
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1 「信頼関係を築き上げる」について
実習期間中、主に5歳児の子の学習支援に入っていたが4歳児さんや3歳児の子とも触れあうことが出来た。実習に訪れたのが、3回ということもあり毎回名前を憶えてもらうことや、子どもたちの警戒心をほぐす所から始まっていた。しかし、少人数で1人1人と深く関わり合えたことで、短期間ではあったがそれぞれの性格やどのような子なのかを理解することもできて、どんどん名前も憶えてもらい、「先生きて」と子供たち自身から声をかけてもらえるまでになり小さなことではあるが、信頼関係を築けたのではないかと感じる。
また、先生方と子供たちの様子を観察していると、子供たちが何かする時や、何かできた時には先生の方を向いて「見て」と伝えたそうとしており、さらには気づいてもらった時にはとても嬉しそうにしていることが多々あった。このことから、子どもたちがどれほど先生方を信頼しているか、保育者として子どもの些細なサインに気付くことの重要性を学んだ。
2 「適切な対応の仕方を学ぶ」について
先生方の子どもたちに対する声掛けの様子や、子どもたち自身の様子を観察していたことによって、保育者としてどこまで支援するのかを少し理解できたように感じる。実習に行く前まで、片付けや着替えなど保育者として支援する部分も多いのだろうと考えていたが、実際には先生方は朝・帰りの準備などの際には近くで見守りながら「○○はもうできたかな?、○○ちゃんタオルもかけてきてね」というように寄り添う声掛けを行って、子どもたち自身で出来ることはそれぞれで行うように自主性を育てていた。また、子どもたち同士で喧嘩してしまう場面では、まず何があったのか聞き状況を整理したうえで、それぞれに何が嫌だったのか?を聞き、「これが嫌だったみたいだよ」と2人の喧嘩の仲介役として間に入ったり、「自分たちで解決できる、お互い自分の思いを伝えていいんだよ」とそれぞれの思いを主張することの大切さを教えていた。このことから、保育者として何ができるのかを学ぶことが出来た。
3 「園児たちの観察」について
子供たちは、何をするにも積極的なうえ全力であり、さらにはそれぞれが友達思いだなと感じた。朝・帰りの準備はもちろん遊びの後の片付けまでも「片づけの時間だ」と気づき、進んで取り組んでいる姿が見られた。また、友達と喧嘩してしまっても、「ごめんね」「ありがとう」としっかり思いを伝えられていたり、発表会の練習で緊張して泣き出してしまう場面があっても「大丈夫?」と互いに寄り添ったり、緊張しながらも発表を頑張ったりしていた。
また、製作で様々なものを作っている時には他のものに見立てて、実際にないものを生み出したり、自由遊びの中でもおもちゃをダンベルに見立てて遊んでみたり、ごっこ遊びをしている時にもとても想像力が高く、「そういう遊び方もあるのか」と子どもたちから学ぶことも多かった。
また、これも地域一体で優しく見守り、伸び伸びと過ごすことが出来る環境あってこそだと感じ、環境構成の重要性も改めて学んだ。 |
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