蓄積型体験学習支援システム

蓄積型体験学習詳細

松井優希さんの記録 2023年11月12日(日)
体験分野 学習支援実習 活動の名称 学習支援 実施施設・機関等 長崎市立 畝刈小学校
実施日 2023年5月28日~2023年9月15日 実施時間 実施回数:6回  実施時間:41時間

活動内容の概要
・授業のサポートについて
 授業内のサポートで気をつけたことは子どもの学びの機会を奪わないこと、自分で出来るという経験ができるようにすることだ。初日は初対面ということもあり、どこまで支援していいのかを模索しながらの支援だった。それでも子どもが自分で出来そうな部分や問題に向き合う姿を見ながら支援の仕方を変えていった。日数を重ねるごとに何が苦手で授業での様子はどうなのかが大まかに分かってくるので今はどの子についた方がいいのか、どこでつまずいているのかなど全体を見ながら支援に入ることができるようになっていった。その時、どのように声かけを行うべきなのか、きちんと子どもの目線に合わせて話すことができているのかなどを意識して支援を行った。子どもたちも何度か顔を合わせるうちに自分から分からない所を聞きに来てくれるようになったのでその時、分からないところを全部教えるのではなく、自分で出来そうな部分は解いてみるよう促したり、お手本を見せたりと子どもが自分で出来るという経験をすることができるようにということも考えながら動いた。上手くいかない部分もあったが自分なりに支援の工夫をすることができたのではないかと考える。
・休み時間での過ごし方
 昼休みなどの休み時間ではできる限り子どもたちと関わることを意識した。一緒に外で遊んだり、子ども自身のことを聞いたりととにかく子どもと関わる時間にした。子どもたちから話しかけてくれることも多く、「先生、一緒に遊ぼう!」と誘ってくれたりと子どもも積極的に実習生と交流しようとしてくれたことがとても嬉しかった。休み時間では授業では見ることができない子どもの姿を多く見ることができた。また、普段はどんな風に遊んでいて、どの子と仲がいいのかなども見ることができるので充実した時間だった。一緒に過ごす中で子どもの悩みや何を考えているのかなどが垣間見える瞬間もあったので遊びも大切な時間であり、積極的に一緒に過ごすべき時間だと学ぶことができた。
活動の総括
1.児童とのコミュニケーションを積極的に行う
 実習期間中、自分なりに児童とのコミュニケーションをとることができたのではないかと考える。児童が自分から分からないと言ったり、遊びに誘ってくれたり、次はここに来てよと言ってくれたりと短い時間でがあったがそれでも児童と過ごした時間はとても充実していた。これも緊張を乗り越えて自分から話しかけていった成果ではないかと考える。

2.児童に合った学習支援を行う
 児童それぞれに苦手なものや授業態度の違いがあるので全体を見ながら今どこにつくべきなのかを考えながらそれぞれに支援を行うことを心掛けた。また、どこまで言って良いのかという見極めも困難ではあったがやりがいがあるなと実感することができた。

3.自分自身も楽しむ
 実習期間中、本当に楽しむことができた。今思い返しても楽しい思い出ばかりがよみがえってくる。それだけ先生方、子どもたちと過ごす時間が楽しく、授業の支援にも毎回楽しく入ることができた。小学校で「先生」と呼んでもラうのはもしかしたら最後かもしれないのでこれだけたくさんの児童と楽しく関わることができ本当に良かった。

4.自分が先生と呼ばれる立場であることを忘れない
 児童と楽しみながらも授業では先生という立場であることを忘れないように言葉遣いや身だしなみに気をつけながら関わることを意識した。少し年齢が近いということもあり、高学年は割とフレンドリーに接してきたが授業と休み時間での切り替えを行い、きちんと先生と呼んでもらえるように心がけた。終わった今では自分なりにこうありたいという先生としての姿を見せることができたのではないかと考える。

5.どこまで支援が必要なのかを見極める
 支援はただ教えるだけではなく子どもがその問題に対してできるを実感できるようにすることも必要だと考える。実習期間では図工や家庭科など実技の授業に入ることも多く、できるできないが割とはっきりしていた。そこでやり方を教えるだけでいいのか、お手本を見せたほうがいいのか、一緒にやった方がいいのかなどを考え、その場面や児童に合わせた仕方を意識しながら支援を行った。やりすぎてしまったなと感じる場面もあったが日を重ねるごとにどこまでやるのかという調節をすることができるようになっていったので以前よりも見極めが上手になったのではないかと考える。

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