 |
蓄積型体験学習詳細
体験分野 学習支援実習 |
活動の名称 学習支援実習 |
実施施設・機関等 時津町立 時津東小学校 |
実施日 2023年5月19日~2023年9月19日 |
実施時間 実施回数:6回 実施時間:25時間 |
活動内容の概要
| |
・運動会の設営、準備(テント、コーンの設置、本番での写真係)
・授業中のサポート(児童の質問に答える、分からない問題へのサポート、丸つけ)
・休み時間、昼休みにおける児童との触れ合い(鬼ごっこ) |
活動の総括
| |
1,”小学校教育での学習について学ぶ”について
クラスで話し合いを行う時間があったときに進行役の人がクラスをまとめ、先生のアドバイスをもらいながら子どもたちだけで話し合いを進めることができていました。意見を言うときは手を挙げて理由まで発表することができていて、自分の考えやその理由を持ち、一人一人が主体的に参加することに力を入れていると感じました。また友達が発表したことに対してクラス全体が「わかりました」「同じです」「付け加えます」「他にもあります」などとしっかり反応していました。先生は「今の反応いいね、○○さんありがとうね」とほめ言葉をかけていて、これがクラス全体に広がって良い環境が作られているのだと感じました。高学年になったら自分の考えを持ってそれを友達に伝えたり、友達の意見を聞いて取り入れみんなでより良い考えを生み出すことができると思います。また発表が苦手な子も自分の意見を言う機会を作り周りの子が受け止めてくれることで、自信を持って発言できるようになると思いました。このような話し合いを通してクラスがまとまり、さらにこれから社会で求められるコミュニケーション能力が培われるのだと思いました。
2,”多様な教師の仕事を学ぶ”について
理科の授業では観察をするときに事前に教師が実験で使う材料を準備して、子どもたちがすぐに観察に取り組めるようにしていました。授業の進め方や時間配分を考えて子どもたちの学びが深まるような授業構成を考えることが大切なのだと感じました。教師の仕事は授業だけではなく、授業準備はもちろん、行事の設営や運営、宿題の丸つけ、子どもたちとの触れ合いなどたくさんの業務があります。5月には運動会の設営に参加させていただきました。コーンの設置、テント張りなど暑い中での体力が要る作業でした。また前日に雨が降りテントに雨がたまっていたので雨をバケツで毎回抜きました。運動会が無事に開催できたのもこのような先生方の作業があったからなのだと感じ、教師の仕事の裏側を体験できました。クラスに入ったときには課題点検をさせていただきました。細かいところまで点検をしながらどういう部分でつまずいているかを把握することも大切であり、地道で大変な作業だと感じました。先生は少しの空いた時間を活用して課題点検をしており、あまり時間がない中で行うのは大変だと感じました。課題を提出する場所、やり直して提出する場所、配る場所を決めており、子どもたちが各自で提出できたり気が付いた子が配れるような工夫がされていました。また先生は昼休みのクラスの遊びにも来ていて、忙しい中でも子どもたちと触れ合っていました。休み時間を通して子どもとの関係も深まると思うし、子どもたちも先生が一緒に遊んでくれることはとても嬉しいことだと思います。授業では先生が子どもたちに疑問形で問いかけ、子どもが考えて意見を言う場面が多かったです。子どもたちが考えやすいような導入をしたり、子どもから出た意見から授業を広げていました。子どものつぶやきにも反応していたので、子どものつぶやきを生かした主体的な授業を行うことが大切だと感じました。
3,”積極的に子どもと関わり多様な子どもの理解を深める”について
特別な支援を必要とする子が在籍する通級学級にも参加させていただきました。情緒のクラスでは子どもの個性やその日の体調や機嫌に合わせて授業を進めていました。このクラスの子どもたちは自分の特性について自分で調べて理解しているという話を聞いて、自分の特性について調べたり得意、不得意を理解できているのはすごいことだと感じました。知的のクラスでは先生がお手本になって子どもたちがひらがなを書けるようになるまで一人一人丁寧に教えていました。子どもの特性を理解し、それに応じた関わりをすることが大切だと思いました。そのためには家族の理解も大切であり、学校と家庭が密に連絡を取り合って支援していく必要があると思いました。また入学前に幼小で連携を取り園生活での子どもの様子を伝えて、その子に合った適切な支援を受けることができるようにすることも大切だと感じました。
5年生のクラスの算数の授業でプリント課題の取り組みに参加しました。一人でもくもくと、二人組、三・四人組のグループで、先生と様々な形態に分かれて学習を進めていました。一人で集中したい子もいれば、お互いに教え合うほうがより良い学びにつながる子もいると思います。一人一人の個性や学習の理解度も違うので、自分に合った方法で課題に取り組めるような環境を作ることが大切だと感じました。問題がわからない子に教えたときに考えを導くためのヒントを与えることで「そういうことか!」という反応があったときには嬉しく思いました。 |
←戻る
|
|
トップページへ戻る
|
|