蓄積型体験学習支援システム

蓄積型体験学習詳細

9j902さんの記録 2023年10月1日(日)
体験分野 学習支援実習 活動の名称 学習支援 実施施設・機関等 長崎市教育研究所 適応指導教室
実施日 2023年7月12日~2023年9月27日 実施時間 実施回数:9回  実施時間:40.5時間

活動内容の概要
・子どもたちと一緒に遊ぶ(クリエイトタイム、昼休み)
・質問対応(個別学習タイム)
・子どもたちと一緒に運動をする(昼休み、ふれあいタイム)
・部活動見学(美術部)
活動の総括
1.「個に寄り添った支援ができるようになる。」について
 個に寄り添った支援とは何だろうかと考えながら実習を行った。その中で気づいたのは、個人によって、そしてその日によって子どもたちへの対応を試行錯誤する必要があるということである。積極的に話しかけることで、子ども自身も話をしてくれて、徐々に心を開いてくれる子どももいれば、私が自己開示をし、一方的に話をしていくいちに、徐々に子どもも話してくれるようになる子どもももいた。また、話をしてくれるだけが心を許してくれているということではなく、一緒に遊んでいる際に笑顔になってくれたり、嬉しそうにしてくれているだけでも、十分子どもたちの支えになることができたのではないかと感じた。

2.「信頼関係を築く。」について
 子どもたちと関わるうちに、自然と信頼関係が少しでも築けていたのではないかと思う。それを実感したのは、私が教室にいることが普通になっていたことである。最初のうちは、「あの先生は誰だろう」という視線や、私に対してどう関わればよいか戸惑っている様子も見られた。しかしながら、実習を重ねていくうちに、私が教室にいることが当たり前となり、何のためらいもなく一緒に遊び、話すことができるようになっていた。最初のころから積み重ねてきた、声かけや関わりが生きたのではないかと感じている。

3.「積極的に子どもたちに関わる。」について
 1にも記述したように、子どもたちと積極的に関わることができた。時には、「待つ」ということをすると、子どもたちの方から「先生も遊ぶ?」という声かけや私に話しかけてくれたりしたので、嬉しかったし、子どもたちのコミュニケーション能力を引き出すことができたように感じた。


最後に、「ひかり」での実習を通して気づいたことがある。それは、誰一人として同じ子どもはいないということである。私は、日常の中で見かける知らない子どもたちに対して「可愛い」とは思わないが、今回のように関わった子どもたちが喜んでいる様子や楽しんでいる様子、成長している姿をみて「可愛い」と思った。それは、子ども1人1人が違う存在で、関わったからこそ見えたものだと思う。この体験から、子どもと関わる中で、1人1人の良さや成長に気づいたときに私自身も嬉しくなるのだなと気づくことができた。
また、「ひかり」という場所は子どもたちにとって大切な居場所であると気づいた。私は来年から高校の教員になるが、高校生にはこのような教室はほとんどないように思う。しかしながら、ただ話を引き出そうとしたり、自己開示をしたりということ以外に、子どもたちと一緒に遊んだり、製作活動をしたりということを積み重ねることで少しずつ信頼関係を築けるということがわかったため、ホームルーム活動や教育相談等で、それを生かしていけたらと思った。

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