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蓄積型体験学習詳細
体験分野 学習支援実習 |
活動の名称 学習支援実習 |
実施施設・機関等 長崎市立 銭座小学校 |
実施日 2023年5月19日~2023年6月5日 |
実施時間 実施回数:5回 実施時間:21時間 |
活動内容の概要
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・授業中のサポート
・休み時間、昼休みでの児童とのふれあい
・運動会の運営 |
活動の総括
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1.「知識をもとに経験する」について
私は今回、特別支援学級に入ることになったため、大学の講義で学んだことを実習で実際に経験し、先生方がどのように対応されているのかを知ることが目標であった。中には、実際に授業に参加し、児童と接することで初めて知ることができたこともあった。まずは、特性として、落ち着きが無かったり、感情のコントロールができないという点である。これに関しては、大学の講義で学習したことがあり知っていたが、実際にそのような状況に遭遇すると、どのように対処していいのか全く分からず、私は児童をなだめるしか出来なかったが、先生は時には厳しくしたり、そっとしておいたりするなど、状況に合わせて対応されていた。印象的だったのは、4年1組で一緒に授業を受けている際に、ほし組の児童の一人が気持ちが不安定になってしまった時、周囲にいる児童が声をかけていた点であった。先生の取り組みだけでなく、児童同士での関わりも見ることができお互いに影響を与え合っているのだと分かった。初めて知ったことは、自立という時間があることである。体の機能と自分の思い込みの乖離が激しく、自分認知が困難だということや、授業時の姿勢にもつながるため、中学校に上がる前の小学校の段階でつけておきたい力だと教えていただいた。
2.「児童と積極的に関わる」について
私は、実習期間を通して、自身の担当するクラスだけでなく、他のクラスの児童とも積極的に接して関わりを持つことができたと思う。私は障害をもっている人と話したことがほとんどなかったため、どのように児童と関わったらいいのか不安であった。しかし、児童の目線に立ち、表情豊かに話をするなどして、休み時間にはお話がたくさんできたと思う。また、授業中のサポートの学習の際には、「さすがだね。」「すごいね。」などと、ポジティブな言葉をかけるよう意識した。特性から、何度も同じ話を繰り返す児童もいたり、自分からはあまり積極的には話さない子もいたりして、児童一人一人の個性に合わせて対応するのは難しく、今後の実習での課題であるなと感じた。また、担当のクラスだけでなく、授業で関わった他のクラスの児童とも接することができたり、廊下ですれ違う際にはいろいろな学年の児童とあいさつを交わしたりすることもできた。児童と信頼関係を築くにはまずは自分から相手に歩み寄ろうとする姿勢が大切だと、実際に児童と関わって強く思った。
今回の実習では短い間だったが、多くのことを学ばせていただいた。私は中学校教育コースに所属しており、中学校と高校の免許を取得する予定だが、今回の実習を通して、中学校や高校の教師を目指すうえで、子どもたちが小学校でどのような学びをしてきたのかを知ることは必要だと感じた。また、児童との関わりを通して、人との信頼関係を目指すのは、どの校種であっても大切なことだと思った。
銭座小学校の先生方、児童の皆さんには本当にお世話になりました。ありがとうございました。 |
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