蓄積型体験学習支援システム

蓄積型体験学習詳細

1dnsAさんの記録 2023年6月27日(火)
体験分野 学習支援実習 活動の名称 学習支援実習 実施施設・機関等 長与町立 長与南小学校
実施日 2023年6月27日~2023年6月27日 実施時間 実施回数:6回  実施時間:25時間

活動内容の概要
・学習のサポート方法を学ぶ(学習支援・特別支援学級)
・授業外の子どもとの関わりを学ぶ(朝の会・掃除・休み時間・運動会
                          ・丸つけ・授業準備)
・子どもの安全を守るための行動を学ぶ(集会・体育の授業・休み時間・運動会)
活動の総括
1子どもの学習環境について
 実習に入らせてもらった全てのクラスに共通することがあった。1つ目は黒板がある方の壁の棚には目隠しをしていたことだ。子どもたちの関心が異なることに向かないように、できるだけ環境は整えておくことが大切だと感じた。2つ目は授業に必要のあるものしか机の上に置かないという点だ。鉛筆1本と消しゴム、赤ペン、ノート、教科書以外のものは全て引き出しに片づけておく。これにより子どもの集中が移るものが少なくなる。また机の上が片付いており物を机から落とすことも少なくなるだろう。3つ目はタブレットの使い方についてだ。授業時間が余ったときに、先生方は子どもたちにタブレットで復習をするように促していた。タブレットには算数と漢字のアプリが入っており、子どもたちはそれを使って個人で復習に取り組んでいた。タブレットを活用することで、演習がすぐに終わる子どもは、自分でどんどん学習を進めることができ、演習が苦手な子どもに対して教師が個別に指導する時間を確保することが可能になると思った。

2授業外の教師の仕事について
 教師の仕事は授業だけではない。授業準備はもちろん、子どもたちが学校にいる時間帯に子どもたちの課題を点検することも大切な仕事だ。私は課題の点検と授業準備、運動会の片付け等の教師の裏側の仕事を体験させてもらったが、どれも地道な作業でとても大変だった。課題点検では漢字のミスがないか細かい部分まで点検し、コメントを残す。ただ提出してあるか点検するよりも時間はかかるが、その時間が子どもの成長を助けることができると考えるとその時間が苦ではなくなった。運動会の片付けは子どもの下校後も続いた。教師だけではなく保護者の方々も長い時間学校に残り片付けを手伝ってくださった。校長先生は「つながる」ことの大切さを様々な場面で語られていた。学校が普段から「つながる」ことを大切にしているため、保護者や地域の方々からたくさんのサポートをもらうことで活発な学校になるのだと感じた。

3朝の会、掃除、休み時間を通しての子どもとの関わり
 朝の会や掃除、休み時間も学習の一環だ。朝の会は小学1年生から中学3年生まで毎日行われる子どもたち主体の活動だ。朝の会は教師が発言することはほとんどない。子どもたちは朝の会や帰りの会を通して、進行する力や自主性を身に付けているのだと感じた。
 掃除時間、先生は子どもたちと一緒に掃除をしながら子どもの掃除する姿勢を注意したり、細かい箇所まで掃除している子どもを褒めたりしていた。子どもたちは注意されるより褒められた方がうれしいだろう。集団生活の中で、他者から多くのことを学び自身を磨き上げているのだと思った。
 休み時間、全員の子どもの様子を把握することは難しい。そのため目の届かない場所でトラブルが発生することがあった。先生は訴えてきた子どもだけでなく、訴えられた子どもの話も聞き指導していた。双方の主張や傍観した子どもの話からトラブルの実態を把握することで、適切に指導することが可能だと思った。

4一人一人のニーズに合わせた授業づくりについて
 タブレットの活用により、一人一人に適切な学習支援を行う時間を確保することが可能だ。また1クラスの人数も少なく、クラスの子どもたち全員に目を届けることができる。特別支援学級は5クラスあり、1つの学習内容につき1人の先生が付いていた。一人一人の子どもの状況に合わせて、指導方法を変えることは理想的な授業スタイルだと考える。特別支援学級はもちろん、普通学級でも演習の時間にこのような指導を行うことができるのだと感じた。
 子どもたちのノートから、子どもの考えや感じたことを読み取ることが可能だ。子どもの文字や消しゴムのあと、計算のあとから感じ取り、子どもにとって適切な指導方法を模索していきたい。

5子どもの安全・いのちについて
子どもたちの安全を守るには、子どもの様子や環境に注意をすることが大切だ。子どもたちが危険な行動をしたり良くない言動をしたとき、先生方は声のトーンを変え注意・指導をしていた。声色一つで、場の雰囲気が変わる。声掛けも大切だが、雰囲気を操ることができるようになることも大切なのだと感じた。
 校長先生の話し方が印象に残っている。集会の際の校長先生の話の時間に、校長先生は一方的に話すのではなく、子どもたち一人一人が真剣に「いのち」と向き合うことができるように子どもが考えることのできるような話をしていた。子どもたちに届けたいことを心に伝えるために、様々な話し方を身に付けたいと思った。

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