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蓄積型体験学習詳細
体験分野 学習支援実習 |
活動の名称 学習支援実習 |
実施施設・機関等 長崎市教育研究所 適応指導教室 |
実施日 2023年6月15日~2023年9月26日 |
実施時間 実施回数:7回 実施時間:21時間 |
活動内容の概要
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・授業中のサポート(分からないところのサポートなど)
・教師の業務の補助(学習材の準備等)
・子どもの見守り(体育館での運動など)
・子どもと関わること |
活動の総括
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1.通常の学校との差異を見つけ、言語化する について
適応指導教室は通常学級に比べての相違点が多く見受けられた。ひとつめは子ども一人に対する教師の数である。適応指導教室の教師は通常の教師に加え、定年を迎えた元校長先生などから構成されている。一日に来る児童生徒の数が10-20人ほどに対して、教師が3-5人いる構成となっていた。これは一クラスに対し一人または二人で対応する通常学級とは違い、より綿密な対応が行われていることが分かった。ふたつめは学習内容で、適応指導教室には小学生から中学生が一つの教室に集まるので、一律に授業を受けるのではなく、各個人でプリント等を持ち寄り、各自で学習に取り組む。他の時間は同じ教室に通う人とボードゲームをしたり、体育館で体を動かしたりとただ座学をするだけでなく、他人と交流・協力したり、純粋に学校を楽しむ活動が取り入れられていることが分かった。その他登校頻度の選択や通級との連携など、違いが随所に見られた。
2.児童生徒とコミュニケーションを取ること について
最初は、適応指導教室という通常と違う環境・子どもたちに気負いすぎたが故に、満足にコミュニケーションを取ることができなかった。しかし、ふれあいタイムの中で子どもたちとスポーツで関わる上で、最初は最低限の声かけだけだった交流が、お互いを褒め合ったり、何気ない日常の会話ができるようになるまでに発展した。そのとき、私と子どもたちは、私の思う「教師」と「子ども」の関わり方ではなく、友達のような関わりであったので、無理に大人として振る舞いすぎる必要はなく、両方が心を開くことが大切であると分かった。
3.教師の業務を学び、身につける
実習生としての活動は、子どもたちとの交流が多かったように思える。自習中に子どもに付き添い、分からないところのサポートを行ったり、ふれあいタイムにて子どもたちと一緒に遊び、怪我や疲れ、一緒に遊びたい人について声をかけたりと、実習を通して子どもと会話をすることが主にあった。適応指導教室の性質上、そこに通う子どもたちは学級や教師を含めた他人に抵抗があるかもしれない。そのため、教師が進んでコミュニケーションを取ること、活動の後押しをすることで学級に対する抵抗感をなるべく和らげることが目的になるのかなと考えた。その他、機材の準備など必要な作業についても学ぶことができた。 |
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