 |
蓄積型体験学習詳細
体験分野 学習支援実習 |
活動の名称 学習支援実習 |
実施施設・機関等 長崎大学教育学部 附属中学校 |
実施日 2023年7月6日~2023年7月6日 |
実施時間 実施回数:5回 実施時間:20時間 |
活動内容の概要
| |
・授業での教師や生徒の行動観察,必要な時の声掛けなどの授業への参加
・理科準備室の整理整頓
・実験の準備,片付け
・外部講師による講話への参加 |
活動の総括
| |
1.理科教員として必要な知識。技術を知る
附属中学校での授業では、AAR学習が1番印象に残っている。生徒が単元の目標を立て、それに向かっての学習計画を作り、自分たちで学習を進めるという、生徒主体の授業の典型的な例であったと思った。AAR学習以外の授業でも、教員からの一方的な授業ではなく、生徒同士で意見の共有や情報の共有など生徒が主体となる授業を行っていた。そういった授業を行っていく中で、教員としてどのような声掛けを行っていけばよいか学ぶことができた。例えば,本時で必要となるようなキーワードを引き出すような声掛けであったり,逆に生徒からの発言が多く飛び交う中で,どの発言を拾って広げていくかを知ることができた。さらに,個人での取り組みの時間に手が止まっている生徒を見かけて,周りとの共同作業を許可するタイミングであったり,その個人にきっかけを与えるアドバイスを行ったり,きっかけを作るような質問をしていた。例えば,「実験結果のグラフを見てどうして直線になるのか。」という問いかけをして,生徒からの返答に対して「それが考察になるのではないか」というアドバイスをしていた。あくまで教員は生徒にきっかけを与えるだけであって,生徒に与えすぎないということも一つの技術であると学んだ。こういった声掛けは教員として非常に大切で必要な技術であると思う。
理科室の整理整頓や実験準備・後片付けを行ってみて,薬品の管理に対する知識が足りないということを実感した。どの薬品はそのまま捨ててよいのか,どの薬品は廃液処理を行わなければならないのか学習する必要があると思った。また附属中学校は比較的教材が充実しているということであったが,勤務校の理科室の状況を把握することが大前提であり,それらの管理をすることが大切であると思った。
2.生徒と教員の授業中や休み時間の言動の観察
授業中の教師の発言は1.にて記述した内容のとおりである。
生徒からの発言としては生徒同士の発言が活発であり,特に知識のある生徒が他の生徒に教えるという場面を観察できた。また班活動の中では,積極的に発言する生徒もいればなかなか発言できないでいる生徒もいた。しかし質問されると答える生徒が多かったため,班活動を通して全員が取り組み,目標に向かって計画を立てながら学習していこうという姿を観察することができた。生徒同士の会話を認めると少し教室が騒がしくなったり,気になったりするが,そこは生徒を信頼して会話を認めることで生徒主体の授業にすることができるし,何より生徒同士で理解が深まるということは大切なことであると思った。
3.教員として求められる生徒の模範となれるような行動をする
附属中学校の生徒は自分からよく挨拶をしてくれた。私は挨拶や返事は社会で他人と協力しながら生活していく上で非常に大切になってくると思うから、生徒よりも先に気持ちのいい挨拶をしたり、先生方から指示をいただいた時も、生徒が見ているという意識を持って返事をした。模範となれるような行動をとることができたのではないかと思う。 |
←戻る
|
|
トップページへ戻る
|
|