蓄積型体験学習詳細
体験分野 学習支援実習 |
活動の名称 全校生徒3人の池島小中学校での学習支援実習 |
実施施設・機関等 長崎市立 池島中学校 |
実施日 2023年11月24日~2024年2月8日 |
実施時間 実施回数:5回 実施時間:40.5時間 |
活動内容の概要
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・授業中のサポート
・休み時間や昼休みにおける児童とのふれあい
・池島まつりの準備、運営補助 |
活動の総括
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1.少人数だからこその「良さ」を学ぶ について
池島小中学校の実態をこの目で見ることを通して、離島・へき地部の小規模校だからこその良さを実感することができた。はじめに、池島では島民全員で子どもを育てている姿を見た。池島まつりの総合発表では、島民ほぼ全員が身に来ていたり、島民にとって「島の希望の光」のような存在であることがわかった。また、授業でも1対1で手厚い授業が行われていたり、朝の会では昨日寝た時間や朝ごはん何を食べたかまで尋ねる健康観察が行われていたり、一人一人に時間をかけて向き合っている様子が見られた。実際に、池島に転校してきて、不登校ではなくなったという話も聞いた。
2.少人数だからこその「難しさ」を学ぶ について
上記のような利点もあるが、利点と欠点は背中合わせであることを何度も感じた。例えば、1対1の授業でその子に合わせた授業が展開されている代わりに、協働的な学びや多様な考えに触れる学びをつくることが難しい環境だった。理科の実験も全部ひとりで行っていたり、英語もコミュニケーションを取る相手は先生しかいなかった。このような環境で、指導要領にある目標を達成するには通常学級にはない工夫が必要であるが、3年単位で先生が入れ替わるため、なかなか難しい現状があることが分かった。また、免外の教科を教える必要もあるため、少人数と言えど、教師の負担は大きいと感じた。
3.少人数だからこその「関わり」を学ぶ について
しかし、池島小中学校では上記のような課題を克服するために様々な工夫がされていた。例えば、道徳や体育など人数を要する科目は空きコマの先生が配置されていたことだ。養護教諭の先生なども参加していた。また、多様な経験を体験することができるために、外部講師などを積極的に招いていた。他にも、1対1の授業で気を抜く暇がない45分間だからこそ、休憩の時間を意識的にとるなどの些細な工夫も行われていた。 |
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