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蓄積型体験学習詳細
vCi4qさんの記録 |
2023年10月18日(水) |
体験分野 学習支援実習 |
活動の名称 学習支援 |
実施施設・機関等 諫早市立 真崎小学校 |
実施日 2023年9月19日~2023年10月15日 |
実施時間 実施回数:4回 実施時間:25時間 |
活動内容の概要
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・授業中のサポート(丸付け、進度の遅れている児童に声掛け)
・休み時間における児童とのコミュニケーション
・給食指導
・放課後の事務作業(提出物の確認)
・運動会のサポート |
活動の総括
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1.「適切な指導方法や教材に注目して観察する」について
今回の真崎小学校の実習で、附属小学校で見ることのなかった様々な授業方法を先生方がされている場面を見ることができました。
まず、クラスには両サイドの窓にたくさんの紙がつるされていました。様々な教科の今まで授業で学習した内容を振り返ることができるようになっており、授業の初めに窓の方を向いてみんなで声を出して復習をする時間がありました。算数の授業では最大公約数の求め方を考えている時、ふと前回学習した公倍数の求め方を振り返る時にその紙をみて思い出す時間がありました。貼っておくと、児童もすぐに目視で振り返ることができて良いと思いました。さらに理科の授業で児童が使うノートを大きく印刷し、黒板に貼って児童同様穴うめ形式で板書をしていて、すべて記述するよりも先生の書く時間を減らすことができて良いなと思いました。
また、一人一台端末を用いて授業を行っている場面が非常に多く、その使い方も参考になりました。
理科の授業では、あさがおの実験を行おうと外に出ましたが雨が降ってきたため、教室に戻り、パソコンで、実験で行おうとしていたことの動画視聴に変更して授業を進めることができていました。また様々な教科で、教科書にはQRコードがついていて、QRコードから動画を視聴したり音声をきいたりする場面が見られました。GIGAスクール構想の取り組みから、私たちが使っていた文字や写真が並ぶ教科書よりもQRコードを用いて自分のパソコンで学習できるような教材をあえて先生方は選んでいるのではないかと考えました。さらに、パソコンを使ってテレビに投影する授業が多く、先生方のすべての授業における教材準備の負担を減らすことに繋がっているのではないかと思いました。
最も私が驚いた一人一台端末の使用方法は、算数の授業で毎回児童各々でノートを写真に撮り、めあてと振り返り、ノートの写真を貼ってパソコンで提出することです。パソコン一台で児童もすぐその単元で学んだことを振り返ることもでき、さらに先生もパソコンを使って、児童がノートをしっかりとれているか、どのくらい理解できているか知ることができてとても画期的だと思いました。
今回の実習で多くの指導方法と教材を知ることができたので、取り入れることができるようなものを取り入れ、授業づくりの参考にしたいと思いました。
2.「広い視野を持ち、子どもたちの一つ一つの行動に着目する」について
授業中、児童を後ろから観察していると分からないことがあると児童自ら手をあげて、聞いてくれる児童もいる一方で、なかなか聞くことにためらっている児童も多くいました。授業の内容を理解できていない児童やついていくことができていない児童は手が動いておらず、ぼーっと同じところを見つめているような姿が見られました。私から「ここはどういうことかわかる?」と声をかけると首を横に振ってどこでつまずいているのか教えてくれました。その後は自分で頭を使って考えて、周りと考えを共有するということができていました。約30人いる児童すべてが授業者の授業に同じようについていくことができることは難しく、一人一人の学習のスピードがあることを理解することができました。また、授業中だけでなく朝の準備や給食時間の準備が遅れているような児童もいました。その児童に対しても、先生は「○○さん準備しようか」という様に一回目は優しく声をかけている姿がありました。このように授業だけでなく、学校の中の生活に上手く体が慣れていない児童を先生を把握して生活されているのだろうと実感しました。
3.「子どもとコミュニケーションを積極的に図る」について
初日から、私が配属された5年生のクラスの児童は実習生の私に興味があり、たくさん話しかけてくれました。その中でも少し内向的な児童もいて、移動教室をしているときに一人で歩いている児童に声をかけてみると、話すことに恥ずかしさがあるようではありましたが、自分のことを話すときはとても生き生きとしていて、楽しそうだと感じました。話しかけることに難しさを感じる児童には、先生側から話すというアプローチをしてあげることで、児童とすぐに打ち解けることができることを実感することができました。また、児童とコミュニケーションをとっていく中で、名前を呼んであげるととても嬉しそうにしている児童が多くいました。名前を約30人、すぐに覚えることは大変ではありますが、児童からの気持ちを考えた時、「先生に覚えられている!」という気持ちや「私のこと知ってくれているんだな」という気持ちになり、児童との信頼関係を築くことに繋がるのではないかと思いました。来年の実習ではすぐに名前を覚えて、一人一人の児童と向き合っていけるようにしたいと思いました。
真崎小学校での実習はとても充実したもので、様々なことを得ることができました。この実習での経験を今後に生かしたいと思います。真崎小学校の先生方、子どもたち、保護者や地域の方々には本当にお世話になりました。
ありがとうございました。 |
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