蓄積型体験学習支援システム

蓄積型体験学習詳細

f47A1さんの記録 2023年11月28日(火)
体験分野 離島実習 活動の名称 離島実習 実施施設・機関等 五島市立 岐宿小学校
実施日 2023年11月13日~2023年11月17日 実施時間 実施回数:5回  実施時間:40時間

活動内容の概要
・授業中のサポート(宿題・テスト・授業中の課題の丸つけ、理解に少し時間のかかる児童への個別指導、指示を聞いていない児童への注意)
・休み時間や昼休みにおける児童との触れ合い(給食指導、外遊び、清掃指導)
・岐宿っ子祭りの準備(教室内の飾りつけ、掃除、看板設置)
・その他(2年生の芋ほりの準備、他学年の児童との交流)
活動の総括
1.“子どもたちに対しての適切な接し方を心がける”について
実習初日は、子どもたちにとって初めての実習生ということもあり、私に話しかけてくれる子は少なかった。また1週間というとても短い期間であるため、少しでも早く子どもたちと距離が縮まるようにと私は皆の名前をすぐに覚えるようにした。2日目から皆を名前で呼ぶと子どもたちからも「郷先生!」と積極的に声を変えてくれるようになった。しかし反省としては、実習前半は教師というよりはお兄ちゃんというような、学童のバイトで子どもたちと関わるような接し方をしてしまった。そのため、後半は教師としての自覚を持ち、1つ1つの所作や発言などを気にかけるようにした。授業中も注意するところはしっかりと注意し、昼休みなどは全力で一緒に遊ぶなどメリハリをつけた。

2.“離島ならではの教育を考える”について
授業中に感じたことは、やはり附属小の子どもたちと違い「できない」が当たり前であった。クラスの中で問題などをしっかり解けていた子は16人中半分もいないくらいだった。そのため、練習問題などを解くときは担任は丸つけを行っているが、正解した児童からミニ先生として他の児童への丸つけなどを行っていた。児童同士での教え合いをとても感じることができた。また、岐宿小は来校者数がとても多く、地域の方々とのかかわりも積極的に行っていた。岐宿っ子祭りでは全校児童以上の数の保護者を含めた地域の方々が来校され、一緒にかるたや昔遊びをしたり、伝統料理を作ったりしていた。お互いに笑い合い、学校は地域を大切にし、地域は学校を大切にする。学校だけでなく、家庭や地域も一緒に子どもたちの教育を支えており、これは離島ならではの教育だと強く感じた。

3.“離島の学校の教師の授業の工夫を考える”について
2の観点で「できない」が当たり前と述べたが、そのできないをうまく活用していた姿がよく見られた。ある児童が間違えた内容を上手に拾い上げ、「○○さんのおかげで次からは間違えないですんだね」と全体に声をかけていた。これは児童にとっての価値づけにつながると思う。また教室内が間違えてもいいんだという環境になっており、児童も間違えた答えでも積極的に発表していた姿が見受けられた。教師の環境づくりがとても良い影響を子どもたちに与えていると思った。

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