蓄積型体験学習支援システム

蓄積型体験学習詳細

yeAm4さんの記録 2023年9月23日(土)
体験分野 その他の実習 活動の名称 野外体験実習 実施施設・機関等 時津町立 時津東小学校(野外体験)
実施日 2023年9月21日~2023年9月22日 実施時間 実施回数:2回  実施時間:10時間

活動内容の概要
・バス乗車時の荷物の積込
・沢登り(声掛け、安全を見守る、きつそうにしている子への援助、危ない子への注意)
・シーツ、枕カバー配り
・ナイトウォーク
・野外炊事(安全に活動できるための声掛け、火おこし、包丁の使い方、焼きそば作り、片付けの指導)
活動の総括
1,”子どもたちと積極的に関わる”について
 学習支援実習で五年三組の子どもたちと触れ合っていたこともあり、野外体験実習では子どもたちのほうから話しかけてくれることも多かったです。沢登りでは「先生めっちゃ冷たい!ここ深いよ!」などと児童から笑顔で話しかけてくれました。足場が悪いところや水量が多いところなどでは手をつないだり声を掛けたりしました。活動を通して児童とたくさん話をしたり触れ合う中で信頼関係を築けるのではないかと感じました。野外炊事では担当した8班の子たちと多く関わることができました。子どもたちが取り組むのを見守りながらも、危ない場面では注意するように声を掛けながら火おこしや焼きそば作りをしました。子どもたちのできたことや素敵なところをたくさん見つけて肯定的な言葉を掛けるようにしました。子どもたちの嬉しそうな表情や楽しそうな姿を見ることができ、私自身もすごく嬉しく思いました。

2,”臨機応変に対応する”について
 沢登りでは要支援児童の様子を見ながら、全体的に目を配り声を掛けました。先頭に担任の先生がいて途中で後ろの班が子どもだけになってしまいそうだったので、子どもたちだけにならないように前後に気を配りながら活動することを意識しました。また事前に特に気にかける必要がある子を伺っていたので、その子たちの様子にも注意して活動しました。班行動をせずに先に行こうとしていたので、「班でまとまるよ」と声を掛け続けました。なかなか言うことを守ってくれなくて難しさを感じました。ケガや命に関わることもあるので早くから声を掛け、協力することや友達を思いやる気持ちなど班で活動することの大切さを伝えられたらよかったなと思いました。当日は天気が雨予報だったので先生方は時間やコースの変更、調整などを朝から行っていました。安全性を確かめながら子どもたちのことを思った先生方の行動が、子どもたちの良い経験と学びにつながったのだと感じました。

3,”子どもの成長につながる支援を行う”について
 子どもが主体性を持って自分で考えて行動することが大切なので、どの程度声を掛けたり介入するべきか悩むときもありました。沢登りでは子どもたち同士で助け合える場面は見守り、援助が必要な場所では手を貸すようにしました。きつそうな表情をしている子には声を掛け、体調はどうかを確認して気にかけるようにしました。児童同士での助け合いや協力が相手を思いやる気持ちを持ち、一緒に頑張ることで仲間との絆を深めることにつながるのだと学びました。野外炊事では火や包丁を使うため安全が第一だったので、見守りながらも積極的に声を掛けるようにしました。薪割りのときに「先生どうしたらいいんですか?」と聞かれたので「さっきどういう風に習った?」と投げかけたら、子どもが自分で考えたり、理解している友達が教えたりして薪割りをしていました。すぐに教えたり手を貸したりするのではなく、教師が声掛けを工夫することで子どもが自分たちで行動する力をつけることにつながると感じました。班のみんなで考え協力し合い早く火おこしができたので、みんなで喜び合えてよかったです。それぞれが自分の役割を果たしながら友達の仕事も手伝っていて、みんなで美味しい焼きそばを作ることができ、達成感を味合うことができたと思います。

 前日から大雨が予報されていたけど無事に予定通りに実施でき、子どもたちは良い経験や思い出になったと思います。子どもたちの宿泊学習が安全に楽しく過ごせたのは話し合いから下見や準備、当日の指導や配慮、安全の確保など先生方のおかげだと感じました。教師の立場に立ってみて、どうしたら指示を聞いてくれるのか考えたり、子どもの安全を守るために常に広い視野を持って行動することが大切だと実感しました。実習を通してきついことや大変なことがたくさんあり、教師の言動には責任が生じると思いました。でも日々の中で子どもの笑顔や成長を見ることができたときに嬉しさを感じ、教師の仕事としてのやりがいがあるのだと感じることができました。この野外体験実習を通して私自身も成長でき、他の実習とはまた違った学びをすることができました。

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