蓄積型体験学習支援システム

蓄積型体験学習詳細

oAu39さんの記録 2023年11月12日(日)
体験分野 その他の実習 活動の名称 野外体験実習 実施施設・機関等 伊良林小学校(野外体験)
実施日 2023年10月25日~2023年10月27日 実施時間 実施回数:1回  実施時間:15時間

活動内容の概要
〈子どもたちとの活動・触れ合い〉
・竹箸づくり ・すり身体験 ・ナイトウォーク ・焼きそば作り ・スコアオリエンテーリング ・長崎市恐竜博物館見学

〈仕事・役割〉
・お茶作り ・食事準備(配膳など) ・各部屋の見回り、声掛け ・ポイントに立つ(スコアオリエンテーリング) ・打ち合わせ
活動の総括
1.「野外体験における支援ができるようになる」について
 野外体験では、竹箸づくりやすり身体験、ナイトウォーク、焼きそば作り、スコアオリエンテーリングなど様々な活動を行った。野外体験における活動は班単位で取り組むことが中心となるため、子どもたち一人一人が班の一員として、メンバーと協力しながら活動に参加するという意識をもって取り組むことができるようにする働きかけや声掛けを行っていくことが大切であると感じた。そのような働きかけや声掛けは、活動を始める前の説明の際に行ったり、活動中の見回りの際に行ったりなどしていた。そうすることで、子どもたちは活動中にどのように行動するか考えながら取り組むことができたり、自分だけではなく周りにも目を向けて行動したりすることができるようになると考えた。また、各活動の後に振り返る時間を設定し、良かった点と良くなかった点について子どもたちに伝え、指導を行っていた。その指導を経て、子どもたちは自分の行動を見直し、より良くしていこうと行動する様子が見られた。今回の野外体験では、それぞれの活動がスムーズに進んだため、何度か時間変更をすることがあった。その際に、先生方全員で集まり、どのような時間設定で次の活動を進めていくかについて話し合いをして変更する予定の確認を行っていた。状況や時間の変化に対して、教員同士で話し合いながら臨機応変に対応していくことがとても重要であると感じた。また、教師間での打ち合わせは子どもたちの就寝後にも行われた。打ち合わせでは、1日を通しての出来事や子どもたちの様子を報告するとともに、気になったことや改善点などがないかについても話し合いを行った。その話し合いを通して、次の日の活動をどのように進めるか、だれがどのように行動するかという具体的な内容についても決定していた。野外体験において、教師間で情報を共有し、話し合いながら活動の際の支援、指導の在り方を決定していくことはとても大切なことであると理解した。

2.「安全管理、危険性の回避について理解する」について
 野外体験では、日頃あまり使う機会がない道具を使用したり、慣れない活動に取り組んだりする。そのため、教師が安全管理や危険性の回避を行うとともに、子どもたち自身が安全を意識して行動することができるような働きかけや声掛けを行っていく必要があると理解した。今回の野外体験では、竹箸づくりにおいて小型のナイフを使ったり、焼きそば作りにおいて包丁や火を使ったりした。それらの活動を行うにあたって、まずは日吉の職員さんの説明を必ず聞いた後に、先生が注意事項を再び確認することで、子どもたちが適切な使い方について理解することができるようにしていた。また、班単位で活動するナイトウォークやスコアオリエンテーリングにおいては、ポイントごとに先生が待機し、各班の活動の様子を確認し、様子を連絡し合いながら情報共有を行っていた。不安な班については、その班に帯同する先生を前日の打ち合わせにおいて決めておくことで、よりスムーズに活動を進めることができるようにしていた。班活動を行う前に、必ず班全員で共に行動すること、疲れている人や歩くスピードが遅い人に合わせることを決まりとして子どもたちに伝えていた。そうすることで、班で行動することを意識したり、自分の事だけではなく他の人のことを配慮したりしながら活動することができるようになっていた。

3.「子どもたちと積極的に関わり、信頼関係を築く」について
 今回の野外体験実習では3日間を通して伊良林小学校の5年生と関わることになるが、3日間だけしかないと考えるのではなく、3日間だからこそ子どもたちと積極的にコミュニケーションを取り、信頼関係を築くことができるような働きかけを行っていこうという気持ちで実習に臨んだ。大学生という立場から友達感覚を子どもたちに持たせることがないようにするため、自分は先生であるという意識をもって子どもたちと接するように心がけた。先生として子どもたちと接するために必要なことは、メリハリであると感じた。活動を通して楽しむべきところは共に楽しみながら、様子を見ながら指導すべき点は必ず指導するといった姿勢が大切であると理解した。また、子どもたちは1人1人様々な個性を持っているため、一人一人にどのように関わっていくのか、向き合っていくのかについて考えることが重要であると感じた。たくさん話をしてくれる子だけに多く関わるのではなく、可能な限り全員の子どもたちに対して同じくらい関わっていけるような働きかけをしていきたいと思った。そのような姿勢を持って子どもたちと関わることで、信頼関係を少しずつ築くことにつながるのではないかと考えた。

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