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蓄積型体験学習詳細
体験分野 学習支援実習 |
活動の名称 学習支援実習 |
実施施設・機関等 諫早市立 真崎小学校 |
実施日 2024年9月6日~2024年9月19日 |
実施時間 実施回数:5回 実施時間:40時間 |
活動内容の概要
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・授業中のサポート(机間指導を行い、支援が必要な指導への声かけ)
・休み時間や、昼休みの児童と触れ合い
・給食の引率 |
活動の総括
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1.適切な支援の仕方を知る
机間指導に関して担当教諭に伺ったのは、成績評価で△の児童を、〇にしたいということを意識しているということだった。ただ◎の児童を、〇の児童に合わせるとそこで思考が止まってしまうので、みんなが同じである必要はなく、1人1人の児童に合わせた支援の重要性を改めて感じた。また国語の授業を参観する中で、自分の意見が書けない児童への支援について考えることができた。物語文を中心に自分の意見を書く場面が多く求められる。どのようにしたらよいかわからず固まっている児童がいたため、何度か問いかけを変えながらアプローチをおこなったが反応はなかった。この児童はそっとしておくことで、その後自分のペースで輪に戻ってくることができるという風に伺った。物語文の場合だと、本文から気持ちを読み取れるようなところを探すような支援をおこなったり、たまには自分で考えていることを中断させないようにそっと見守るようにしたり、児童に合わせた支援をおこなっていきたい。
2.学級運営の工夫を身に着ける
指導に関しては、怪我や、命に関わることには、厳しく指導するべきことはこれまでの経験を通して学習していた。厳しく指導することを際立たせるためには、普段の生活の中で厳しく指導するべきところでないところと区別する必要があると感じた。子ども達との関係作りや、必要な指導が届きやすくなるためにも、自分の中で指導を行う際の基準をぶらさないようにしたい。そして子ども達へどのようになって欲しいから指導をするということが大切だということである。子どもの実情として個々の実力が高いがチームワークという点で見ると足りていない現状があるというお話を聞いていた。チームワークを意識した声掛けがなされていた時、児童もチーム対抗という言葉や、助け合いという言葉で得意な人が苦手な人に教えている場面が見られた。教師の一言一言の声掛けが、児童に大きな影響を与えることを実感した瞬間だった。どのような児童になって欲しいのか、意識して子ども達と関わっていきたい。
3.各教科の授業の基本的な流れを作れるようにする
めあてやまとめは各自で決め、ジャムボードに記入していた。ICTを活用することで意見の共有が容易になったり、授業のめあてや学びの方法が選択できるような個別最適な学びで学びへの意欲が高まったりするような工夫を、自分の授業実践に取り入れていきたいなと感じた。特に印象に残っている工夫は、文章を書くのが苦手な子どもへの配慮で、電子黒板に文章の枠組みを提示しそれに対応して書くことができるようになっていた。全員にワークシートを配布するのではなく、前に提示することで発達段階に応じて、自分でできる子は自分で文章を考えることもできるようになっていた。また言葉かけに関しては、道徳の時間に意見を班で交流し、代表者が発表する時に「他の人の意見と、自分の意見を比べながら聞いてね」という声をかけていらっしゃった。指示をしてから聞くことで何となく聞いてしまうということにならないようにされていて、発表の時だけではなく音楽の鑑賞の時間や、範読聴取の時間など何を意識して聞けばいいのかということを児童がわかるようにしておきたい。 |
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