蓄積型体験学習支援システム

蓄積型体験学習詳細

4p0kqさんの記録 2024年12月19日(木)
体験分野 学習支援実習 活動の名称 学習支援実習 実施施設・機関等 長崎市立 長崎中学校
実施日 2024年5月10日~2024年12月19日 実施時間 実施回数:10回  実施時間:40時間

活動内容の概要
・運動会の準備
・野外活動の引率(平和記念公園・原爆遺構、出島・グラバー園)
・駐車場整備(おおとり祭)
・生徒への学習支援
・授業観察(社会)
活動の総括
1.”学校行事での適切な支援等ができるようになる”について
 私が運動会本番に行けなかったために、今回させていただいた実習で学校行事に直接かかわることはなかった。しかしながら、1年生の野外活動の引率を2回経験させていただいた。非日常という意味では学校行事と近しいものがあるため、ここでは野外体験について述べる。
 今までは引率される側を経験してきたため、今回学校外、施設外での引率を初めて経験した。経験して印象に残っていることが2点ある。
 1点目は、常に次の行動などについて考えながら引率を行っていたことである。学校外での実習であるので、生徒以外にも人がいる場を引率するために生徒に危険が及ばないか考える、生徒が全員いるか逐一確認する、今後のスケジュールを考えるなど多くのことに気を配っていた。また、それだけでなく、生徒共に楽しむときには楽しんでいて、主免実習や副免実習で経験していたよりもやることが非常に多かったことが印象に残っている。
 2点目は、教員同士で連携していることである。引率で生徒が休憩をとっている時間や、解説板を読んでいるときなどは、教員同士が自然と集まり、今後の日程について話し合う機会が多く見られた。この野外活動が決まった時点で十分に話し合い、日程を決めていたと思うが、必ずしもそれ通りに動くとは限らない。また、そのときの生徒の様子や場所の状態などで引率で必要なことが変わるのだと思う。
 1点目、2点目を通して臨機応変に対応していると感じた。臨機応変に対応するためにその場を把握すること、その日の流れを把握することが必要になってくるのだろうと感じた。

2.”生徒が充実した学校生活を送るための環境づくりをできるようになる”について
 今回の実習では、改めて生徒が安心して学校生活を送れるように教員が色々な仕事をしていると実感した。運動会の準備では、生徒に指示を出しながら準備を進めており、どの先生も常に動いており、さっきこっちにいたら今はあっちにいるということが何度もあった。これは最終的な状況とそれに至るまでの流れ、自分が果たすべき役割を把握しているからこそできることではないかと思った。このことから、先のことについて見通しを持つことの大切さを実感した。
 おおとり祭に関しては、駐車場の案内を行った。自分が生徒の時にはただ文化祭があるだけだと思っていたが、文化祭だけでなく、それにかかわる様々なことが教員の仕事になるのだと思った。

3.”生徒との間に信頼関係を築く”について
 信頼関係を築いてくためには受け身になるのではなく、こちらから話しかけたり、行動したりすることが大切になってくると感じた。実習の後半は、特定の生徒の支援に入り、話す時間も長かったので、ある程度信頼関係を築くことができたのではないかと思う。しかしながら、そのほかの生徒との間にはなかなか話す機会がなく、信頼関係を築けたとは言い難い。もっと自分から話しかるべきであったと思った。

4.”社会科教育についての指導ができるようになる”について
 今回はなかなか社会の授業そのものを学ぶということはなかったが、生徒への支援の時や最終日の教頭先生の授業など何回か見させていただく機会があった。長崎中学校では単元内自由進度学習を行っており、今までの自分が経験したことのないような授業形態であった。生徒が自分の興味関心によりしたがって授業に参加することができるので、将来ぜひ取り組んでみたいと感じた。

5.”特別な支援を必要とする生徒への支援が出来るようになる”について
 最初の目標には記載がなかったが、実習の後半では、主に特定の生徒への支援を行った。今現在特別支援教育について学んでいるが、その現場での難しさと大切さを実感することとなった。私は特別支援教育について専門的に学んできたわけではないが、将来特別支援教育に中心的に取り組む立場になるかもしれないし、また、そうならずとも学校全体で支援をおこなうため、特別支援教育に携わることがあるだろうと思う。そのときに今回の経験が活きるのではないかと思う。個人に目を向けて、その人が必要としていることをその都度していきたいと感じた。

 今回の実習では、普段講義では中心的に扱わないようなことを含めて多くの経験をさせていただきました。今回の実習で得た経験を来年から活かしていきたいと思います。1年間、ありがとうございました。

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