蓄積型体験学習支援システム

蓄積型体験学習詳細

9xB8mさんの記録 2024年10月14日(月)
体験分野 学習支援実習 活動の名称 学習支援実習 実施施設・機関等 諫早市立 諫早幼稚園
実施日 2024年9月27日~2024年10月13日 実施時間 実施回数:4回  実施時間:25時間

活動内容の概要
・登園してくる園児の受け入れ
(登園してきた園児や付き添いの保護者の方への挨拶)
・外遊び、中遊び
(ブランコ、砂遊び、鬼ごっこ、折り紙、かくれんぼ、絵本等の遊びを一緒に楽しむ)
・昼食準備
(給食室に置いてある園児の牛乳とお弁当を教室まで持っていく)
・昼食
(園児たちの間に入って一緒に昼食を食べる、時間までに食べ終えられるように声掛け)
・活動補助
(折り紙製作において、園児たちができない部分の補助)
・帰りの準備の補助
(できるだけ1つのバックに荷物をまとめられるように手伝う)
・清掃
(園児たちが降園した後に教室の清掃)
・製作
(運動会で使う物や、折り紙で作る花束の製作)
・運動会
(会場設営や、競技ごとの道具準備、後片付け)
活動の総括
1.幼稚園実習における適切な支援ができるようになる
今回、学習支援実習を通して、4日間にわたって諌早幼稚園の年少、年中、年長の園児たちと関わりました。その中で、幼稚園という教育現場の中で、実際に先生方がどのように子どもたちと関わり、どのように問題に対処しているのかについて学ぶことができました。外遊びや中遊びなどを通して、子どもたちが「先生これ見て!」と声をかけてきてくれることが1日に何回もあります。そのようなときに先生方は、全力で子どもたちを褒め、共感し、「それどうやって作ったの?」などというように、子どもたちに対して興味を示す姿勢を見せていました。この様子を見て、「先生」「子ども」という関係ではなく、先生も園児たちと友達であるかのような距離感で会話をしているなと感じ、そのことが、先生方と園児の仲の良さに繋がっているのだなと感じました。私も最初は緊張していましたが、先生方のその姿を見て、子どもたちと同じ目線に立って向き合おうと思い、積極的に声をかけていく中で、子どもたちの方からもどんどん声をかけてきてくれるようになり、日を重ねるごとに会話も増えていきました。幼児教育において、「子どもと同じ目線に立つ」ということがとても重要なことであることを改めて感じました。また、遊びの中で、うんていから落ちてしまった子どもがいたときに、すぐに先生同士でどのような状況であったのかを報告しあって確認を取り、そのあとの子どもの様子を観察して、異変にすぐ気づき、子どもにも「どこが痛いのか」「曲げたら痛いのか」などを聞きながら、保護者の方にも状況を連絡する、という流れがありました。そのような先生同士での状況把握の連携がないと、けがをした子どもの異変には気付けなかったかもしれないし、保護者の方への連絡がないと、家に帰ってきた時にけがをしている子どもを見て保護者の方が不安になってしまうということもあるかもしれません。すぐに先生同士で状況把握を行い、素早く保護者の方に連絡を入れる、ということがとても大切なことなのだということを学びました。先生方の姿を見て、子どもたちとの関わり方を学んで実践に移すことができ、また、これから教育現場に出ていく上で必要となる適切な支援について学ぶことができました。

2.子どもたちと信頼関係を築く
初回の実習では、緊張してしまって、なかなか自分から子どもたちに関わっていくことができませんでした。しかし、2日目からは自分から積極的に子どもたちに話しかけることができ、それと同時に子どもたちの方からも「先生一緒に遊ぼう!」「先生これ見て!」とたくさんの声をかけてくれることが多くなりました。声をかけてもらえると私自身とても嬉しく、子どもたちも会話ができるということがとても楽しそうでした。日を重ねていくごとに、会話の数も増え、少しずつではありますが信頼関係を築くことができていったのではないかと感じます。子どもたちとの間に信頼関係が築かれていることで、毎日の園生活がお互い楽しくなるのはもちろん、子どもたちから子どもたち自身のことについてたくさん話してもらえて、その子のことを理解することにも繋がり、園生活における活動も円滑に進めることができるのだなと感じました。

3.幼稚園教育について知る
今回の実習を通して、幼児教育について知ることができました。少人数ということもあり、「年少、年中、年長の園児たちが1つの活動を共にする」という形態を初めて見たので、少人数教育という面においてもとても勉強になりました。先生方は常に子どもたちと同じ目線に立って会話をしており、そのことが子どもたちと信頼関係を築くことにおいてとても大切なものだということを知りました。また、遊びの中で子どもたちは想像力が豊かだなと感じる場面が多くありました。「ブランコ一緒にやろう!」と子どもたちから誘われて、後ろからブランコを押しているときに、「先生!今から私ロケットになって宇宙まで飛んでいきそう!」と発言していることがありました。また、落ちている葉っぱの色を見て、「先生これ綺麗だね!夢の中って感じがするね!」と発言している場面もありました。その様子を見て、子どもたちは想像力がとても豊かで、毎日の生活の中で想像力をたくさん働かせて過ごしているのだなと感じ、幼児教育には子どもたちのたくさんの想像力が溢れているのだと改めて思いました。子どもたちが持っている想像力をさらに引き出してあげられるような関わり方が、幼児教育において大切なものだと思いました。

諌早幼稚園での実習は4日間という短い時間でしたが、学ぶことがとても多く、充実した時間でした。今回の実習で学んだことを、3年次の教育実習にも活かし、さらに将来にも繋げていきたいです。諌早幼稚園の皆様には大変お世話になりました。本当にありがとうございました。

←戻る

トップページへ戻る

ID:
パスワード:

ガイド
ファイルダウンロード
  • 現在登録されておりません。
 一覧を見る
リンク

長崎大学教育学部教育実践総合研究棟事務室 〒852-8521 長崎市文教町1-14 TEL 095-819-2291 FAX 095-819-2292
Copyright© 2005 Faculty of Education,Nagasaki University.All Rights Reserved