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蓄積型体験学習詳細
体験分野 学習支援実習 |
活動の名称 学習支援 |
実施施設・機関等 長崎市立 三原小学校 |
実施日 2024年5月26日~2024年6月25日 |
実施時間 実施回数:6回 実施時間:40時間 |
活動内容の概要
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・丸付け、個別指導などの授業中のサポート
・休み時間の触れ合い |
活動の総括
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➀"児童の発達段階に合わせた支援"について
私は、この実習を通して、小学1年生は自分が予想していたよりもまだまだ幼いのだと感じた。
私が実習を開始したのが6月だったのだが、その時児童らは朝と帰りの会の進め方やフッ素うがいの方法、1分前着席についてなど、学校生活の基本となる部分を学んでいた。小学1年生は幼稚園・保育園からの接続期であるため、この時期に集団生活のルールを身に付け、学校に慣れ親しむことが非常に重要なのだと痛感した。
また、児童らは入学してからまだ2カ月しかたっていないため、教師が声掛けを積極的にする必要があるのだと感じた。特に、トイレ指導について、子どもたちの中にはまだ自分の体の状態把握やコントロールがうまくできない子もいるのだと学んだ。橋本先生は、活動の合間に必ずトイレに行くように呼びかけていたので、入学当初は特に教師が働きかけることが重要なのだと感じた。
➁"小学校の国語の授業について理解を深める"について
国語の授業では、主に平仮名の使い分けと『おおきなかぶ』の学習をした。平仮名の使い分けの授業では、「は」と「わ」などの同じ音の使い分けを学習していたのだが、その判断がまだ苦手な児童が多いと感じた。また、拗音に対して苦手意識を持つ児童が多く見られたので、日々の宿題で数をこなすことで理解が深まるのだと考えた。
また、『おおきなかぶ』の学習では、朗読劇を行っていたのだが、私はそれを見た時に衝撃を受けた。橋本先生のサポートはもちろんあったが、子どもたちは物語を覚えていた上に、自分のセリフに身振り手振りや抑揚をつけて話すなどの工夫を施していた。このことから、書く活動に苦手意識を持つ児童が多く見られたのに対し、話す・読む活動には抵抗なく取り組んでいる児童が多いのだと感じた。また、それは就学前から話したり読んだりする機会が多かったのに対し、書くことについては慣れ親しむ機会が少なかったからだと考える。教師になった際は、児童の実態に合わせて授業ペースを調整したり、宿題を選定することが重要なのだと感じた。
➂"先生方の子どもへの多様な関わり方に着目する"について
橋本先生は、テストや宿題で児童が間違えた際、その場でやり直しをすることを徹底されていた。そうすることで、子どもたちがどこでつまずいたのかを教師自身も把握できるし、子どもたちの間違った認識もすぐに訂正でき、その結果、勉強が苦手な児童を取りこぼすことがなくなると考えた。
また、登校渋りの児童に対し、橋本先生は、休み時間に声をかけに行ったり、授業中に登校してきた時は自身が大きな声で挨拶をしたりしていた。そのように、教室に入る際の抵抗感を減らすことで、児童も登校渋りが緩和されるのではないかと思う。今回の実習を通して、様々な家庭の事情、困り感を抱える児童に対し、その子に合わせた指導を取ることが必要なのだと改めて感じることができた。 |
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