蓄積型体験学習支援システム

蓄積型体験学習詳細

ena54さんの記録 2024年11月20日(水)
体験分野 その他の実習 活動の名称 野外体験実習 実施施設・機関等 西城山小学校(野外体験)
実施日 2024年9月25日~2024年9月27日 実施時間 実施回数:1回  実施時間:15時間

活動内容の概要
(一日目)
・午後から学校へ>>日吉自然の家に移動
・すり身体験
・夕べの集い
・夕飯
・校長先生による星空観測

(二日目)
・朝の集い
・カレー作り
・オリエンテーリング
・夕べの集い
・ナイトウォーク/ 星空観測

(三日目)
・朝の集い
・退所式
・恐竜博物館の見学、昼食
・解散式
活動の総括
1.難聴児との交流について
今回配当になった五年一組には、両耳に補聴器をつけている児童がいて、その子がいる班に入って一緒にカレー作りを行った。一緒に活動していく上で難聴学級の先生とたくさんそのことについて、話をすることができた。自身が最近特に興味を持っている分野が、聴覚障害児の指導なので、将来働く現場で聴覚障害児と関わりたいという希望があるので今回の交流はとても有意義な時間となった。まず、先生など全体に話をする人がロジャーを基本的に身につけて話をしていて、特にマイク型のものは初めて見た。また、話しかける時には近くによると聞き取れている様子だったが、やはりたくさんの人がいる場所では反応が薄く、あまり聞き取れていないようだった。授業で習ったように、補聴器をつけることですべてを聞き取れるようになるわけではなくて、多少聞こえが良くなる機械なんだと改めての反応を見て実感した。特に関心したこととして、その難聴学級の先生が言うには、その児童は全く手話を使わないということが挙げられる。確かに、他の児童とも、基本的に口頭でのやり取りだった。それは保護者さんのこれまでの育児の方針として口話ですると決めていたこともあるそうだが、聞いた話では長崎県では聴覚障害児(聾学校の児童・生徒さんも)の教育方法で手話というより口話という特色があるそうで、興味深かった。私自身は熊本県出身で、熊本県の聾学校では主に手話での教育がなされているので、県によって異なる教育の特色についてもっと知りたいと感じた。そして改めて、今回実習でお世話になった西城山小学校では、難聴学級が設置されていることに驚いた。その難聴学級が設置されたのも数年前のことだと聞いて、子どもたちのニーズにこたえた教育がなされている学校なんだと感じた。そして、今回お世話になった難聴学級の先生は資格をお持ちではなかったという話を聞いて、現場の厳しさも感じた。自分は大学生のうちに難聴学級についても知識や考え方を身につけたいと思った。

2.すり身体験での社長さんの指導について
私がこの三日間で、最も印象に残ったことは、すり身体験だ。すり身体験は中崎水産の社長さんとスタッフさんによって行われた。そこで社長さんの指導する姿を見て感じたことは、子どもたちに全力で関わっていて、今回の集団宿泊学習での大きなテーマである、「団体行動」の大事さを丁寧に熱意を込めて伝えていたところが印象的だった。特に、社長さんが大事なことを言うから注目してほしいときに、静かに人差し指を上げていたのに対して、子どもたちは気づかずにおしゃべりを続けているということがみられていたが、そこで社長さんは、なんで気づかずにおしゃべりをしているのが良くないのか、そしてその行動がまねく危険などをしっかりと伝えていて、子どもたちが理解できるように説明していることがとてもいいなと思った。確かに、何でその行動が良くないのかや、その行動の意味を伝えないと、意味が分からずただただ一方的に怒られているように伝わってしまったり、逆に反発心や不安な気持ちにさせてしまうことがあるので、その目的と理由を明確に伝えることは大事にしたいと感じた。また、社長さんの指導を見て、最初の方はまだできている事よりもできていないことが多く、このままじゃだめだよという話が続いていたが、活動中は子どもたちの安全を見守り、一緒に楽しみ、最後にはよく頑張りをほめていて、厳しさもありながら、最後は褒めてあげるというところに、その教育に愛を感じた。自分も教師になったら、時に厳しい、子どもたちにとって苦しいこと、乗り越えてほしいことがあっても、その子の頑張りをよく褒めて、全力でその子と関わっていくことを軸に持っておきたいと思った。
外部の方をお呼びして指導していただくというような刺激的な経験・機会をつくることも、大事なことなのだと感じた。

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