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蓄積型体験学習詳細
体験分野 学習支援実習 |
活動の名称 学習支援 |
実施施設・機関等 長崎市立 飽浦小学校 |
実施日 2024年5月24日~2024年7月5日 |
実施時間 実施回数:5回 実施時間:20時間 |
活動内容の概要
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・運動会のサポート(会場設営・当日の係活動・会場撤去等)
・授業中の観察、サポート(丸付け・個別指導や机間指導・発表準備中のアドバイス等)
・休み時間や給食時間における児童との交流 |
活動の総括
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1「先生方の言動を観察し学ぶ」について
授業を観察させていただき、児童の能力や様子に合わせた個別の声掛けやサポートが印象的であった。算数が苦手な児童は前の席に移動させ教師が働きかけやすいように工夫されていた。また、テストの採点後に返却する際に児童に応じた声掛けが行われていた。先生の言葉によって嬉しそうに席に戻る児童の様子が印象的であった。点数だけを見るのではなく、その子の頑張りの過程に目を向けた声掛けが重要であり、褒めるという行為は児童の頑張ってよかったという思いや今後のやる気につながる大切な行為であると改めて感じた。
また、授業中や先生のお話中におしゃべりを続けている児童などには最初から叱るのではなく、「待つ」という行為が効果的に行われていた。「待つ」というのは難しいと感じるが、かなり効果的であり、指導の上で必要になってくると思う。
2「授業以外の先生方の仕事を学びたい」について
運動会に参加させていただき、水分を取るように定期的に声掛けを行う姿が見られた。先生は休む時間はほとんどなく、広い視野で児童を見守っている印象であった。教師が1番に声を出して応援し、一緒に喜んであげることは簡単なことのようで最も重要なのではと感じた。
また、教室掲示については既習事項をまとめたものを窓に貼っているのが印象的であった。児童がいつでも視覚的に学びを振り返ることができ、授業前の振り返りの時間においても効果的であると感じた。背面黒板には児童が書いた絵や思い出の写真が飾られているのも印象的であった。
3「小規模学校の様子を学びたい」について
小規模校ということもあり、学年隔てなく仲が良い印象であった。昼休みも学年に関係なく一緒に遊んでいた。先生方も全先生で全児童を見守るという印象が強かった。また、クラスの人数が少ないこともあり、個別指導がしやすいと感じた。手が止まっている児童への声掛けやサポートがやりやすい環境であると感じた。行事等人数が少ない分、一人一人の役割が大きく、児童の活躍の場が多いことも小規模校の良いところであると感じた。
4「ICTの活用について知りたい」について
今回の実習でICTの活用をたくさん見ることができた。1番に驚いたのが夏休みの宿題である。キュビナで児童は日ごろから課題が出されている。夏休みはこのキュビナを用いて課題が出されていたのだが、従来のみんな一緒の課題とは異なり、児童の苦手に合わせて児童自身が問題を選択することができる個別指導化された課題設定が行われていた。一人一人能力は異なり、理解のスピードも異なることは当たり前であり、授業について行けない児童もいるに違いない。そのような児童にとってこのような課題は夏休み明けに授業に追いつくための大切な時間となる。授業では個別指導は難しい。だからこそ、自分のスピードで学び直すことができる課題は効果的であると感じた。また、自分を分析し、自分で課題を設定するという過程においても価値があると思う。すべての教科で活用できればいいなと感じた。
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