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蓄積型体験学習詳細
体験分野 学習支援実習 |
活動の名称 学習支援実習 |
実施施設・機関等 長与町立 長与南小学校 |
実施日 2024年5月31日~2024年6月28日 |
実施時間 実施回数:5回 実施時間:40時間 |
活動内容の概要
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・授業中の学習支援(机間巡視、必要に応じて1対1の支援)
・特に各クラス音楽科の授業の補助
・環境整備(水泳や調理実習の授業) |
活動の総括
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1.「子ども一人ひとりに合った適切な声かけ、学習支援を行う」について
今回は6年生3クラスをすべて回らせていただき、1クラス内の子どもだけでなく多くの子どもと関わることができました。5回の実習を通して子どもたちとコミュニケーションを自然にとれるようになり、こちらから机間巡視をして目に留まった子どもに声をかけることもあれば、授業中でも子どもたちから声をかけてくれたり質問にきてくれたりして、短い期間ではあったけれど信頼関係を築くことができて良かったと思いました。特に今回は、音楽科のゼミナールに所属しているというお話をさせていただいたところ、毎週3クラスすべての音楽の授業に入らせていただくことができました。学習支援を行うにあたり、楽器を習っている、音楽が得意だという理由からすぐにできる子もいるけれど、リコーダー、鍵盤ハーモニカなどの奏法や運指、リズム、歌の音程など分からないことや課題がそれぞれにあるということがすぐに分かりました。そこで音楽の授業に関しては、できる限りその時間中に、また何週かかけてその子の「分からない」「できない」を「分かる」「できる」に変えられるよう意識して支援することができました。ですが、実際授業中にすべての子どもに1人ずつ細やかな指導を行うことは難しいと思われるので、できる子や分かる子をミニ先生として教えてもらうなど、子ども同士のやり取りも大切にしていくことが必要だと感じました。
2.「様々な視点で授業を観察する」について
今回の実習では、授業者目線で「子どもに何を学んでほしいか、どのように進めるか」、子ども目線で「どう考えるか、どう見えるか」、第三者目線で「授業者と子どもたちのやり取りはどうなっているか」など様々な視点で授業を観察するよう意識しました。昨年経験した主免実習を思い出し、板書や問いかけ、導入など授業を展開していくために必要な要素を自分でも考えながら観察することができました。特に音楽の授業に入らせていただくことが多かったのですが、専科の先生ではなく担任の先生が音楽の授業を行っていたため、観察から、そして先生方のお話から、どの教科でも共通することではあるけれど、音楽科のような特殊な教科は特に、専門的な知識や技能を身につけて指導を行うという点で難しさがあるのだと分かりました。また、総合の長与町の魅力調べや国語のインタビューなど、グループで活動する授業も多くあったため、子どもの意見を聞きながら班員の一人になったつもりで一緒に考え、意見やアドバイスを出せるよう意識しました。子どもの目線で授業に参加して一緒に考える時には、目線の高さを合わせることで見え方や子どもの様子に同じ高さから注目したり、子どもと話す時になるべく同じ立場で話ができるようにしたりと、自分なりに工夫することができました。
3.「デジタル教材がどのように活用されているか知る」について
クロームブックではなくタブレット端末を1人1台所持しており、インタビューの録音をする、作ったものの写真や動画を撮る、練習問題を解くなど、授業や家庭学習の様々な場面で活用されていました。また、学級にある大きなテレビも液晶がタッチパネルになっており、デジタル教科書を用いて授業を進めたり、デジタル教科書や機能の一つである黒板の画面に直接書き込みをしたりと、自分が小学生の頃にはなかったようなことができるようになっているのを直接見て感じました。学習のツールの一つとしてデジタル教材やタブレット端末を使うことで、子どもたちも楽しく主体的に学習に取り組めていたし、教師側も教科書の問題への書き込みや連絡帳などが楽になっているのではないかと思いました。GIGAスクール構想、一人一台端末など教育のデジタル化が進み、これからさらに進んでいくことが考えられるので、デジタル教材を効果的に活用しながら学びの質を高めていくことが重要なのだと感じました。 |
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