蓄積型体験学習支援システム

蓄積型体験学習詳細

pCg8mさんの記録 2024年11月17日(日)
体験分野 学習支援実習 活動の名称 学習支援実習 実施施設・機関等 長与町立 高田中学校
実施日 2024年5月14日~2024年11月13日 実施時間 実施回数:7回  実施時間:40時間

活動内容の概要
・授業中のサポート(個別指導、TT)
・学校行事の参観、補助(スポーツデー、学校祭、稲刈り、NICE、調理実習)
・休み時間における生徒との関わり
活動の総括
1."子どもの発達段階に応じた適切な関わり方ができるようになる"について
 先生方の生徒に対する関わり方を見ている中で、どの場面でもなるべく生徒に考えさせたり、生徒から何か行動してくるのを待っていたり、生徒の主体性を大事にしている印象を受けました。例えば合唱コンクールの練習では、実行委員を中心に生徒たちが積極的に合唱の練習を行う場面がたくさん見られ、先生方はその様子を側でじっと見守られていました。中学生という時期は心と体の成長が著しく、思春期を迎える年頃にあると思います。そんな生徒たちの「こうしたい」「こうなりたい」という意思や考えを尊重し、一人一人の成長を見守っていくために、口をはさみたくなる気持ちを押さえて待つ姿勢を試み、生徒たちが自分たちで考え、自らの意思で行動する機会を大事にすることも必要であると学びました。

2."生徒の興味を引き出す授業づくりについて学ぶ"について
 実習期間中は英語のみならず、技術や家庭科などたくさんの授業を参観させていただき、どの授業でも生き生きと明るい表情で活動に取り組む生徒たちの姿が印象的でした。そのような生徒たちの姿を目にすることができたのは、先生方の手で授業の中にちりばめられているたくさんの工夫があったからだと感じています。例えば英語の授業ではカルタなどのゲームやペア・グループワークを通して、友達と楽しみながら英語に触れる活動が多く取り入れられており、生徒が主体的に英語を学ぼうとする姿勢が形成されていました。また、家庭科の調理実習では、ただおにぎりを作るだけではなく、先生方に喜んでもらえるようなおにぎりを作り、実際に手紙を添えて手渡すという目的・場面・状況を設定することで、生徒の意欲を引き出すことにつながっていました。私も今後授業をするときには、子どもが授業のねらいを自分事として捉え、主体的に学べるような工夫を考えていきたいと思います。

3."地域と連携した教育活動について知る"について
 今回の実習では学校行事に携わる機会が多かったことで、高田中学校には地域と連携した行事や授業がたくさんあることを実感し、地域の方々との連携によって、生徒の学びが支えられていることを感じることができました。特にNICEでは、長与町の教育委員会の方と長与町に勤務しているALTの先生方が協働して、生徒が英語学習に積極的に取り組める活動を行っており、英語がコミュニケーションツールの一種であることを生徒に実感させるきっかけとなっていました。活動を通して、様々な人との交流を介し、地域とのつながりを深めるために、地域との連携は必要不可欠であり、学校にとって地域は子どもの学びをサポートする役割を担っていることを学びました。


高田中学校では、優しくて温厚な生徒や先生方に恵まれ、毎回の実習をとても楽しく過ごさせていただきました。今でも高田中学校で過ごした日々がふと思い出され、楽しかった記憶が蘇ります。この実習で学んだことを、来年からの教員生活に生かしていきたいと思います。
教育実習から長きにわたり、大変お世話になりました。ありがとうございました。

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